唐ごのみ
―国宝 雪松図と中国の書画―

三井記念美術館

  • 開催期間:2024年11月23日(土・祝)~2025年1月19日(日)
  • クリップ数:29 件
  • 感想・評価:9 件
唐ごのみ ―国宝 雪松図と中国の書画― 三井記念美術館-1
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石鼓文 中権本(宋拓) 戦国時代・前5~前4世紀 三井記念美術館蔵
国宝 雪松図屏風(左隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
国宝 雪松図屏風(右隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵
海鶴蟠桃図 伝呂紀筆 明時代・16~17世紀 三井記念美術館蔵
藤花独猫図 沈南蘋筆 清時代・18世紀 三井記念美術館蔵
竹虎図 伝顔輝筆 16世紀 三井記念美術館蔵
重要文化財 古林清茂墨跡(与無夢一清語) 元時代・泰定4年(1327) 三井記念美術館蔵
六祖破経図 梁楷筆 南宋時代・13世紀 三井記念美術館蔵
牡丹図 伝黄筌筆 明時代 三井記念美術館蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

江戸に店を構え、京を本拠地とした豪商の三井家は、自らがパトロンとして支援した円山応挙やその弟子の絵画を多く蔵していました。三井記念美術館の絵画コレクションの筆頭である円山応挙筆「雪松図屏風」(国宝)は、京を代表する画家の名作として、幕末維新・震災・大戦の戦禍と幾多の困難を潜り抜けて、今日まで守り伝えられています。

そうした日本の絵画にくわえ、北三井家を筆頭とした各家においては、茶の湯の美意識に則った墨跡や、中国の宋~元代の画家の名を冠した絵画もまた、歴代にわたって珍重されました。また、近代の新町三井家においては、9代当主・高堅が中国の古拓本の名品を盛んに収集し、それらは現在、聴氷閣コレクションとして世界的に知られています。本展では、それらの北三井家・新町三井家旧蔵品を中心として、雪松図屏風と同様に、歴代にわたり珍重された中国の絵画や書および、それらに倣って日本で描かれた作品を紹介します。

くわえて、一部の作品については、江戸時代に記された鑑定書など、付属する資料と併せて展示します。作品の美しさと同時に、その作品がどのように受容されたかという「鑑賞の歴史」をも含めて、雪松図屏風とともに守り伝えられた数々の書画へ、思いを馳せていただければ幸いです。

なお、本展は東京国立博物館、台東区立書道博物館にて開催される展覧会「拓本のたのしみ」との連携展示となります。本展で展示されない同館蔵の古拓本の一部については、2025年1月4日~ 3月16日の日程で、台東区立書道博物館にて展示される予定です。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年11月23日(土・祝)~2025年1月19日(日)
会場 三井記念美術館 Google Map
住所 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日
年末年始 12月27日(金)~ 1月3日(金)
1月14日(火)
※但し1月13日は開館
観覧料 一般 1,200円(1,000円)
大学・高校生 700円(600円)
中学生以下 無料
  • ※70歳以上の方は1,000円(要証明)
    ※20名様以上の団体の方は( )内割引料金となります
    ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券の提示で、2回目以降は( )内割引料金となります
    ※障害者手帳を提示の方、およびその介護者1名は無料です(ミライロIDも可)
TEL050–5541–8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.mitsui-museum.jp/

三井記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三井記念美術館 三井記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

楽しい拓本

今年はいろいろあって全然展示が回れていないので
何か新年にふさわしい展示を・・・!と
いうところでラス日を慌てて観に行ってきました

毎年恒例の国宝 雪松図に今年は拓本のコレクション

書は自分の好みを原語化しづらい(あと根本的に読めない(苦笑))ので
何がいい悪いとは言いづらいのだけど、

拓本は観てると字の形やバランス筆運びが
普通の書画よりもなぜか目に入ってきやすい感じがして昔から好きだ

今回はたくさんの子拓本が鑑賞できて
そこでうっかり満足してしまったのはちょっと失敗だった(笑)

他にも見ごたえのある書画が展示されてたのにね
しかしもっと早く見に行くべきだったなあ

4.0

三井家のお宝。

見るは見るのですが、正直書は「わからんな…」と字や掛軸の雰囲気で見る位しかできないんですけど、今回は箱や来歴資料も展示されていて、どのように大事にされてきたものなのかを知ってほしいという、企画した方の想いが感じられて、ちょっと胸熱になりました。

かつ、書道博物館とトーハクとのコラボとして(チラシには小さく書いてあり目立たないので、もっと態度大きくていいと思う。書道博物館のHPに三井記念美の名前すらないのは如何かと…)、入ったら拓本攻めが来ます。
自分はさっぱりわからな過ぎる分野なので汗かきましたが、先にトーハクの拓本展示を見ていたので、色々比べつつ「こういうところが魅力なのかしら…?」などと自分なりに見れたかな、と思います。
やはり解説はトーハクとか書道博物館とかの方が多いでしょうから、気になる方はそちらが先だと少し楽?かも。

好きな方には怒られそうですが、実は数年前に初めて見た時に雪松図屏風の魅力がさっぱりわからず、「わ〜きれい〜!」「すご〜い!」などとざわつく人達の中で、「…全くピンとこない…」と全身冷汗だらだらで、三十分位こちらの絵と対峙したことがありまして…
それ以来なるべく毎年ご対面して、この絵から色々教わっているところです。
感覚や見えてくるものはその時々で本当に変わりますね。
連れのアート大先輩にその話をしたら「確かにこの絵は応挙っぽくないのよね」と言われ、ああ確かに、と思いました。
今年もそうやって今の自分の目や感覚をを確認させて頂きました。
と言いながら、生姜や烏賊になごむんだけどね…(笑)

また来年も宜しくお願い致します!

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uchikoさん、karachanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

3.0

今年は沈南蘋を目当てに。

書画には興味がないのでスルーを決め込んでいたんですが、沈南蘋作品が4幅出ると知り、会期終盤に行ってきました。

まずは作品の状態が良くてびっくりしました。
沈南蘋作品は経年セピア加工みたいなものが多く、これまで度々ガッカリさせられてきましたが、今回は当たりです。花びらの色も葉脈もハッキリと見えて大満足です。
11幅対の中から選ばれた4幅の題材は猫、雄鶏、雛、虎とバラエティーに富んでいるものの、その表情は微妙に可愛くない(笑)
猫は瞳孔が細すぎて白目しか見えないし、雛はバッタを頭から食べてるし、虎は威嚇した猫にしか見えない。それに比べて花々の美しいこと!シャクヤクと藤の花の色使いは絶品です。
よくある十二ヶ月ものと違って揃いの意図はわからないものの、比較しながら見るのが楽しい作品でした。残りの7幅も展示してほしいなぁ。

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morinousagisanさん

4.0

お正月の雪松図

初詣気分で、三の丸尚蔵館からのはしご。
松の内明けての平日夕刻の訪問でしたので館内は空いてました。

お目当ての円山応挙《雪松図屏風》の前のシートに腰かけ、幸せなひととき。
墨色・金色・白色の三色ですが、白色は紙の白地の塗り残しということでして。近寄ってよくよく見ても、松葉を描く墨の線は白地の上を勢いよく走っている。それでどうして、こんなに新雪のふっくら感を、塗り残しで醸し出せているのか。結局よく解明できず、応挙は天才なのよ、と実にユルい納得。

今回は、三井の持つ中国書画の銘品と雪松図のコラボ企画。
最後の展示室では、江戸時代中期の第十代松江藩主・松平不昧による旧蔵「雲集名物」のうち後世に三井家が入手した5点。作品とともに、不昧が自ら施した箱書、箱を包む裂ケース、題箋などのこだわりの「作品の次第」も作品に並列展示されていて、実に興味深い。

また、本展のスタートは王義之他の墨拓本の数々。
全く不勉強・不案内なジャンルですが、何だかささりました。特に、紀元前4~5世紀時代、始皇帝が篆書を統一する前の字形の石鼓文とか。拓本、これは蒐集欲をさぞかし刺激するものだったのでしょう。
ちょうど3月中旬まで上野の東博&台東区書道博物館で「拓本のたのしみ」展をやっていることもあり、そちらにも興味がわいてきました。

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さいさん、エイミーさん、morinousagisanさん、黒豆さん

4.0

リアルな雪

12月22日(日)11時に入館。
週末でしたが、空いていて、ゆったりと鑑賞することができました。

建物の前は何度も通ったことがあるものの、三井記念美術館を訪れたのは今回が初めてでした。目的は、円山応挙の『雪松図屏風』。

思わず触りたくなってしまいそうな、リアルな雪の質感に驚き!
白、黒、金の3色の世界なのに、まるで自分も雪の中にたたずんでいるような、そんな錯覚を味わいました。
さらに驚いたのは、雪の白は描いたものではなく、紙の白地を残して表現されたものであるということ。あの雪のこんもり感、一体どのようにしたら出せるのでしょう。

どの作品にも、作品名の横に「この作品を一言で表すと?」というお題に対する答えのような言葉が添えられていて(赤字で書かれています)、これがまたよかったです。クスっと笑えるものや、なるほどなぁと思わずうなってしまうものなど、作品を違った視点で見るきっかけにもなり、楽しませてもらいました。

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黒豆さん、morinousagisanさん、serigraphieさん

3.0

年の瀬 年明け

上手いなぁ 味があるなぁと 感嘆はするものの 書に関しては如何せん勉強不足の上
それほど興味はなく すぐさま展示室4へ

<雪松図屛風>を見れば 年の瀬だなぁとか年明けだなぁと毎回思います 
少し離れて見ると より一層素晴らしい 三井さんの至宝ですね
沈南蘋の4幅 7室の<白梅図>などが良かったです

次回の円空展が楽しみです
 

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Rikashさん、黒豆さん

4.0

何度でも

メインの応挙の雪松図屏風は何度で見ても最高。なんだかんだで毎年のように見に来ています。全体のバランスといい、見ていて飽きません。美術品の来歴や、付属品なども展示があるので、こういう展示の仕方好きです。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、Rikashさん、kage0512さん、Camdenさん

5.0

圧倒されました 国宝雪松図

あさイチ入館のせいか、静かにゆっくりと鑑賞することができて良かったです。
東京·ミュージアム ぐるっとパス2024も併せて利用できて、お得でした。
雪松図屏風は、ソファに腰かけ、こころにその情景の気が浸透するまでゆったりと
鑑賞できて、とても落ち着いたときを過ごすことができました。
ほかにも顔真卿、王羲之の書も拝見でき、見ごたえがありました。

THANKS!をクリックしたユーザー
Rikashさん、kage0512さん、karachanさん

3.0

唐物尽くし

国宝雪松図、中国絵画、古拓本などを紹介する唐物尽くしの展覧会でした。
現在の鑑定では「伝」が付いていたり、時代が下る作品も少なくないですが
収集当時は格の高い作品として扱われたことは次第(付属品)からも伺えます。
牧谿が多く出ていたり、初公開作品が多数なのも見どころです。
雪松図のみ写真撮影可能。空いています。

2025年度のスケジュールも公開されました。
来年秋の円山応挙展が特に人気になりそう。
新発見の若冲との合作屏風も出るとか。期待したいです。

THANKS!をクリックしたユーザー
kage0512さん、Rikashさん、Camdenさん、シンディさん、karachanさん、他2人

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石鼓文 中権本(宋拓) 戦国時代・前5~前4世紀 三井記念美術館蔵

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国宝 雪松図屏風(右隻) 円山応挙筆  江戸時代・18世紀 三井記念美術館蔵

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