5.0
迫力のある作品ばかり
休日に伺いましたが、ウェイティング無しで入館できました。有名な作品や由緒ある作品が並んでいます。若冲ファンは行くべきでしょう。
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本展は、今年11月に開館30年を迎える三の丸尚蔵館が、令和という新たな時代に、装いを新たに「皇居三の丸尚蔵館」として開館することを記念して開催するものです。
約8ヵ月にわたって開催する本展では、「皇室のみやび」をテーマに、皇居三の丸尚蔵館を代表する多種多彩な収蔵品を4期に分けて展示します。
第1期では、国宝・小野道風《屏風土代》、国宝・《蒙古襲来絵詞》など、近年指定された国宝4件を公開します。第2期では、重要文化財・海野勝珉《蘭陵王置物》、横山大観《日出処日本》といった、近代日本のすぐれた美術工芸品のほか、明治・大正・昭和の天皇皇后ゆかりの品々を紹介します。第3期では、国宝・藤原定家《更級日記》など、近世までに京都御所や宮家などに伝えられてきた品々を、そして第4期では、国宝・狩野永徳《唐獅子図屏風》、国宝・伊藤若冲《動植綵絵》といった、皇室にもたらされた数々の名品を公開します。
これらは、いずれも皇室に受け継がれてきた貴重な品々です。本展を通じて、長い歴史と伝統の中で培われてきた皇室と文化の関わり、そしてその美に触れていただければ幸いです。
会期 |
2023年11月3日(金・祝)~2024年6月23日(日)
|
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会場 | 皇居三の丸尚蔵館 Google Map |
展示室 | 第1期:展示室2、第2期~第4期:展示室1・2 |
住所 | 東京都千代田区千代田1-8 皇居東御苑内 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 (ただし月曜が祝日または休日の場合は開館し、翌平日休館) 12月25日(月)~2024年1月3日(水)および展示替え期間・その他事情により、臨時に休館する場合があります |
観覧料 | 一般 1,000円 大学生 500円
|
URL | https://pr-shozokan.nich.go.jp/miyabi/ |
5.0
休日に伺いましたが、ウェイティング無しで入館できました。有名な作品や由緒ある作品が並んでいます。若冲ファンは行くべきでしょう。
4.0
三の丸尚蔵館開館記念の第四期に行きました。
展示品数は2室に14点のみ、うち国宝3点。快晴の土曜日の午前11時の入館でしたが、予約制なので人は多い(外国人も実に多数)が混雑ではない。1000円でなんという贅沢。
予約時間に並んで入館するシステムなので、自然と第一室から見てゆく流れになりそこは人が多い。目玉の国宝《唐獅子図屏風》は第二室なのですが寧ろ人が少なく、先にそちらに行きました。大きいとは知ってましたが本当に大きい、大迫力です。東博のレプリカを観てはやや大味な印象を抱いたのですが、実物にお目にかかり、これは問答無用の存在。結局、三の丸尚蔵館の設立はこの狩野永徳の代表作を人々が観られるように、がど真ん中ではと感じました。
伊藤若冲の国宝《動植綵絵》の4点も、酒井抱一の《花鳥十二ケ月図》の4点も、堂々の展示。もう一つの国宝《春日権現験記絵》巻一は14世紀初の作にて流石にやや劣化はあるものの、字も絵も鮮やかで活きている。更には、18世紀江戸時代の蛍絵の硯箱、素晴らしいライティングで見せていただいた七宝花瓶、これらは本当に日本の宝物ですね。
少数精鋭の選りすぐりの作品群のパワーです。正規の開館に大いに期待が膨らみます。
館内で正規開館に向けてのアンケートブースがあり真面目に記入して提出したら、唐獅子図屏風の絵葉書を頂きました。これ、欲しかったのでうれしかったです。
5.0
存在は知っていたけれど、初訪問の美術館、こんなに近くにあったとは。
大手町駅から数分だと知り、出勤前に寄ってみた。
目的は唐獅子屏風。
狩野永徳の描いた右隻は16世紀、孫の狩野常信の左隻は17世紀のもの。
勢いがあって強い一方で、くるくると描かれた獅子の毛の柔らかさが優しい。
あとは若冲の鶏や、鳳凰の作品ともご対面。
京都の相国寺の展示を思い出しながら鑑賞した。
どちらも国宝
春日権現験記絵、こちらもメインの展示だったようだったが
見逃してしまったかもしれない。鎌倉時代の最高傑作であるというこちらも国宝。
展示数が少なめで、皇居周辺のお散歩中にふらりと寄れそうな場所。
予約はオンラインのみなので事前に予約しておけば
優雅な時間が過ごせる
4.0
絵は素晴らしいのだが、なぜ撮影可なのだろうか。
皆が我も我もとスマホをかざして撮影しようとするので、後ろで見る者には、そのスマホの明るい画面が動植綵絵の画中をあちこちと遊泳するし、また赤い小さな光も突然ガラスに反射してピカピカ。とてもじゃないが落ち着いた気分で見ることはできなかった。
しかし皆さん若冲がそんなにお好きなら、画集ぐらいは持ってるだろうに、実物を目の前にしてなぜ撮影なんかに必死になるのだろう。
いくら許可されているからと言って、迷惑になるとの意識もマナーも全然なさそうなのは、ちょっとねえ。
次回はぜひ全面的な撮影不可でお願いします。
4.0
皇居三の丸尚蔵館がリニューアルオープンしてから、ずっと気になっていました。それは、本物の伊藤若冲の動植綵絵が見られるからです。4期に分かれて、その動植綵絵が見られるのが、1期、2期、4期でしたが、東京に行けるタイミングが3期で、動植綵絵が見られず残念!
ただ、それに引けを取らない3期の目玉「伝 狩野永徳の源氏物語図屏風」を楽しみに伺いました。色彩豊かで、大きな人物表現、これが狩野永徳の描く源氏絵かと見入ってしまいました。選択される場面は、右隻は「蜻蛉」「常夏」などで、左隻に「若紫」一択、ここでも「若紫」の取り扱いの大きさに、当時から人気の場面であることを感じました。同志社女子大学の吉海先生に教えて頂いた「若紫」と言えば、籠から逃げた「すずめ」の存在ですが、それに赤いヒモがついているかどうかの確認です。「伝 狩野永徳の源氏物語図屏風」に描かれた「若紫」のすずめには、赤いヒモはついていませんでした。
一部リニューアルオープンということで、第1、第2展示室のみでちょっと物足りない感じでしたが、完全オープンが楽しみです。
4.0
久々の三の丸尚蔵館
まだ増築途中で二部屋のみでの展示だったけど
其れでも非常に濃い、バラエティに富んだ品々が展示されていて非常に面白かった
まず目を引いたのは御料馬友鶴号置物
どうどうとした体格と動きを感じさせる姿勢
そして鵞鳥卵蒔絵盃
可愛い形だなあと思ったら解説に卵の殻とあって思わず二度見
所謂「皇室ゆかりの品」といわれると
なにかお宝的なものを連想してしまいそうだけど、
ルーペや枕時計といった日用品、身の回りの愛用品も展示され
「皇室」というものをより身近に感じることができる
4期ある展示の一期目を見逃してしまったのでどうしようかなと思ったのだけど、
やはりたまにはチェックしてみるものだなあ
5.0
私が行った際には「書」の展示で小野道風の「屏風土代」が展示されていた。小野道風は書道で高い能力を持つ三跡の一人で、肉筆を見ることができるのはとても稀なこと。一般的に展覧会では絵画に人が群がるが、書は空いているので貴重なものを拝見できて大変ありがたかった。
3.0
第一期の後期に訪問です。
絶賛改築増築中の三の丸尚蔵館のプレオープン開館。10点に満たない展示品数ですが、視界に入る全部国宝です。
正方形な展示スペース壁面3面に厳選の国宝が展示されています。全て写真撮影可能なのが嬉しいです。
日本史の教科書でさんざん見た【蒙古襲来絵詞】。
鎌倉武士とは明らかに趣きも風貌も異なるモンゴルの遊牧民との船上の戦い絵巻実物を見る事ができて、思わずパシャパシャ撮影。
そして先月訪問した『やまと絵展』でも触れたような、これぞ”やまと絵”と言いたい【春日権現験記絵】。
御神境にまつわる不思議な記録は、日本のお伽噺を絵巻物で見ている感覚。
保存状態がとても良くて、冬の春日山、神鏡のありかを示す虹がなんだかメルヘンですw
みんな大好きな若冲の【動植綵絵】は、30幅の内、1/8の4幅展示。
相変わらず生物図鑑に差し替えしたくなる羽毛の繊維1本1本まで精密な鶴やニワトリ、海中の魚介たち。
余りの正確な細密ぶりにじーっと見つめていたら貝の中にスカシカシパンらしきものを見つけました。ここにきて新たな発見がまたあるとは・・・
何度も見てますが、何度もガン見してしまう若冲の圧倒的な描写は感嘆しかでません。
素晴らしいのですが、これまで鑑賞された皆様もチラホラご意見あるように、デメリットは小刻みな出品と展示替えと入場の煩雑さです。
11月3日からスタートし、4期に区分されてはいますが1期でも前・後期と分かれているので、実質展示は8回の模様替え。
なんというか、箱根駅伝並みな分割ぶり。当然ながら有料ですし、皇居の門を潜るのは荷物検査で足止めを喰らうので時間が掛かります。
一般入場料金も1000円ですから、全ての展示替えに都度行くと中々の出費。。。
お目当てを厳選して予約、かつ皇居は広いので歩きやすい靴を推奨します。
まぁ己に自信があるのか、ピンヒールの鑑賞者もいらっしゃいましたが基本的に砂利は歩きにくいのでお勧めしません。
そして展示数の少なさは、スペース後半部分を占める【特別展示 ご即位5年・ご成婚30年令和の御代を迎えて】の内容が補って余りあるので、そちらのじっくり鑑賞お勧めします。
後半抜きでのみやび展だけの評価であれば、作品数と入場融通を鑑みて★マイナス2かな・・・
三の丸尚蔵館がリニューアルし「皇居三の丸尚蔵館」として開館する事を記念して開催されている、開館記念展『皇室のみやびー受け継ぐ美ー』第1期「三の丸尚蔵館の国宝」前期と特別展示『御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えてー天…readmore
皇居三の丸尚蔵館が開館すると聞き、すぐに予約してオープン二日目に伺いました。
目当てはもちろん、国宝・動植綵絵。
第一期で展示された作品は全4幅。
『南天雄鶏図』のびっしりと鈴なりになる南天を背景に雄々しく佇む雄鶏。黒い羽根は…readmore
4.0
今月、開館30年を迎えたという「三の丸尚蔵館」。収蔵品も来館者も増えたことから、本格的展示施設とするために、長い工事の休館を経て、今まだプレオープンながら、新たな出発となる開館記念特別展「皇室のみやび―受け継ぐ美」が4期に分けて、11/3から始まりました。館の名前も、頭に「皇居」が付くのだとか。また、これまで宮内庁が管理・運営してきた施設でしたが、文化庁の所管で全国に4つある国立博物館などを運営する「国立文化財機構」に移管される形になり、学芸員などもそちらからということだそうで、私たち一般人には一番大きいのは有料化されたということでしょう。一応、仕方のないことですが、ちょっと今までのように気軽に行くわけにはいかないですね。特にずっとではないかも知れませんが、今回の記念特別展のように完全事前日時指定予約制となると、やはりなかなか気軽には行かれなくなります。本オープンの時には、地上3階、地下1階の建物となり、収蔵スペースはこれまでの凡そ4倍の4000㎡程度に、展示スペースは、およそ8倍の1300㎡程度になり、カフェなども併設されるとか。立派なものです。ともあれとてもとても楽しみです。
今展のHP目録から、4期いったいどこで観るかを検討しましたが、かつては東御苑の散策と合わせ、割合気軽に三の丸尚蔵館を訪ねていたので、極新しいもの以外、結構いろいろな所蔵品を観させて頂いて来てはいました。ここはちょっぴり意地を張ってしまい、観たい作品よりまずは第一期の前期は観ようと思ってしまいました。予定調整に少々躓きましたが、何とか滑り込みました。全日時指定はあっても、時間前にはなかなかの列が出来ました。私もそうなのですが、余裕をもって早めに来た人も、金曜なので東御苑が休園日で、時間まで尚蔵館の列に並んで待つしかなかったせいもあるのでしょうか。一応内部鑑賞時での混雑はありませんでした。展示室はとてもゆったり、適度な明るさで、展示ケースも反射の少ないガラスが使われている? とても見易かったです。入館前、チケット日時確認が三回、係の方がバッグに手を入れての手荷物検査も一度ありました。まあ、必要なことだとは思います。第一展示室は写真撮影可です。第二展示室『御即位5年・御成婚30年記念 令和の御代を迎えて―天皇皇后両陛下が歩まれた30年』の展示の方は写真NGです。若冲《動植綵絵》につい… Read More
3.0
プレオープンしましたね。
展示室1は入って右側から春日権現験記数場面、蒙古襲来絵詞数場面、動植綵絵4幅、屏風土代半分
といった超豪華なミニ展示な様相です。
展示室2は両陛下ゆかりの品々を紹介。展示室1の倍くらい広い。
あんまり大きな声ではいえないけれど展示室は逆が良かったかな。
展示室1は全て写真撮影可能。動植綵絵が大人気。小野道風の書はみんなチラ見。好きなんだけどなぁ。
既に予約チケットは完売しているようです。
予約時間に行っても入場は小分けにしているのですぐには入れません。
入場可能時間の10~15分経過してからが良さそうです。
館内で改めてQRコードチェック。オペレーションはもう一つかな。
今後は出品作によっては行こうかなと思います。
4.0
まず、展示作品数は少ないです。10点もないですからね。
物足りないと感じるかもしれませんが、その分じっくり見られる(というか、じっくり見たくなる)ので、これはこれでいいと思います。
個人的には今年見たものが全部つながった展示内容になっていて、いい振り返りができました。春に日本橋高島屋で見た「新しい時代とともにー天皇皇后両陛下の歩み展」、10月に永青文庫で見た「蒙古襲来絵詞」、京都の相国寺承天閣で見た「動植綵絵」、石川で見た「皇室と石川展」、先週訪れた奈良の春日大社と興福寺…。「私が見てきたもの、知ってたの?」というくらい被ってました(笑)
中でも「蒙古襲来絵詞」が見られたのは嬉しかったです。永青文庫の展示とは巻が違うけれど、模本を見てから原本を見たことで退色の様子がよくわかりました。絵柄の一つ一つが大きめなのも、物語が理解しやすいポイントなのかもしれません。ほんとに素敵な絵巻です。
いろんな美術館がいろんなお宝を持っていますが、やはり皇室のお宝は別格ですね。貴重な品々をどんどん見せてほしいので、三の丸尚蔵館がリニューアルされて入場料を徴収する形で整備されたのは喜ばしいです。
4.0
第一期前期は「春日権現験記絵」と「蒙古襲来絵詞」の巻絵の一部、若冲の「動植綵絵」4幅、蒔絵の箱と小野道風の書だけだ。
どれも見応えあれど、如何せん、皆一部だけという勿体ぶった展示の為消化不良この上ない。
長期に渡りほんの少しずつという手法なので何度か通うことになる。
目当てのものが有るなら出品リストを確認することを勧める。
ここまでの品は撮影可の為、かなり混み合う。
次の部屋、一期は今上天皇の御成婚と御即位の際のご衣裳やお祝いの品など皇室ならではの品が並ぶ。現代の名工による素晴らしい作品は上記の品々にまけない力強さが感じられる。
日時完全予約制で向かったら大手門前の手荷物検査の行列が凄くて焦った。休日は注意。
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