超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA

三井記念美術館

  • 開催期間:2023年9月12日(火)~2023年11月26日(日)
  • クリップ数:54 件
  • 感想・評価:5 件
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-2
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-3
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-4
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-5
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-6
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-7
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-8
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-9
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-10
《吸水》(部分) 福田 亨 2022年
《『一刻』スルメに茶碗》前原冬樹 2022年
《月光》大竹亮峯 2020年
《Visible 01 境界》本郷真也 2021年
《百千金字塔香合》池田晃将 2022年
《Amrita》稲崎栄利子 2023年
《あなたと私の間に》青木美歌 2017年
《羽根蒔絵香合》白山松哉 清水三年坂美術館蔵
《柿》安藤緑山 清水三年坂美術館蔵
《草花図花瓶》並河靖之 清水三年坂美術館蔵
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1
超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA 三井記念美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

三井記念美術館を皮切りに2014年から2015年にかけて全国を巡回した「超絶技巧!明治工芸の粋」展、2017年から2-19に全国巡回した「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」展で、多くの人々を魅了した「超絶技巧」シリーズの第3弾。

本展では、金属、木、陶磁、漆、ガラス、紙など様々な素材を用い、孤独な環境の中、自らに信じられないほどの負荷をかけ、アスリートのような鍛錬を実践している現代作家17名の作品、64点を紹介します。いずれも単に技巧を駆使するだけでなく、「超絶技巧プラスα」の美意識と並外れたインテリジェンスに裏打ちされた作品をセレクトしました。

また超絶技巧のルーツでもある七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸57点もあわせて展覧します。明治工芸のDNAを受け継ぎながら、それらを凌駕するような、誰にも真似できないことに挑戦し続ける作家たちの渾身の作品を、ぜひその目でお確かめください。

◆ 出品現代作家(五十音順)
青木美歌(ガラス)、池田晃将(漆工)、稲崎栄利子(陶磁)、岩崎 努(木彫)、大竹亮峯(木彫)、蝸牛あや(刺繍)、小坂 学(ペーパークラフト)、長谷川清吉(金工)、彦十蒔絵 若宮隆志(漆工)、樋渡 賢(漆工)、福田 亨(木彫)、本郷真也(金工)、前原冬樹(木彫)、松本 涼(木彫)、盛田亜耶(切り絵)、山口英紀(水墨画)、吉田泰一郎(金工)

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年9月12日(火)~2023年11月26日(日)
  • ※会期中、一部展示替えを行います
会場 三井記念美術館 Google Map
住所 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 、9 月19日(火)、10月10日(火)
※但し9月18日、10月9日は開館
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学・高校生 1,000円(900円)
中学生以下 無料
  • ※70歳以上の方は1,200円(要証明)
    ※20名様以上の団体の方は( )内割引料金
    ※リピーター割引:会期中一般券、学生券の半券のご提示で、2回目以降は( )内割引料金となります
    ※障害者手帳をご呈示いただいた方、およびその介護者1名は無料です(ミライロID も可)
TEL03-5777-8600 (ハローダイヤル)
URLhttp://www.mitsui-museum.jp/

三井記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三井記念美術館 三井記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

人の手技によるという驚きと感動 感覚の混乱

「超絶技巧」シリーズ第3弾ということだが、初めての鑑賞。宮川香山の《褐釉蟹貼付台鉢》のようなものを想像していたが、それ以上だった。会場入ってすぐの福田亨《吸水》。一切色付けしていないということもさりながら、蝶が吸っている水滴は、台座となっている木の周囲を削って残したもの(???)とか。否応なく期待が高まる。その後も池田晃将《百千金字塔香合》、前原冬樹《グローブとボール》、長谷川清吉《銀製 梱包材》等々。すべて超絶で、素材と表現されたものとのずれから感覚が混乱するものも多数。鑑賞者も段々興奮してくるのか、展示が進むほど声も大きくざわついていき、監視員が忙しく「静かに」のプレートを示して回っている。最後の方に、昨年亡くなった青木美歌の《あなたと私の間に》が展示され、繊細さに心打たれるとともに厳粛な気持ちとなって鑑賞を終える。人の手技によるという驚きと感動。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、morinousagisanさん

REPORT

見逃せない「令和期の超絶技巧」。スマホを充電して展示室へ!

三井記念美術館 の「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」を見た。
展示では、現代と明治期、両時代の天才技工作家たちによる「時空を超えた競演!」を大集結。全てが「まさか!」と思う素材からなることに、イチイチ驚いていた。
「超絶…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん
  • VIEW43
  • THANKS1
  • BY moca

5.0

もはや技巧ではない!

朝日新聞の夕刊で紹介されていたので、「どれどれ」と出かけて行って、ウッヒョーの一言!なぜに、何故にここまで作り込むの?素敵?すぎる!花器にお水を入れると開くという月下美人も素晴らしかったけど、猫好きの私を捉えたのは、三毛猫と鯛の頭!いやーん、これ欲しい!三毛猫の目が凄すぎ!

5.0

伝統の技に様々な素材と新しい技を重ねて、新たな表現領域を探求する現代作家たちの超絶技巧

今展では、金属、木、陶磁、漆、ガラス、紙など様々な素材を用い、自らに信じられないほどの負荷をかけ、アスリートのような鍛錬を実践している現代アーティストたち17名の作品、64点が紹介されています。いずれも単に技巧を駆使するだけでなく、「超絶技巧プラスα」の美意識と並外れたインテリジェンスに裏打ちされた作品がセレクトされていました。また「超絶技巧」のルーツでもある七宝、金工、漆工、木彫、陶磁、刺繍絵画などの明治工芸57点もあわせて展示されていました。明治工芸の優れたDNAを受け継ぎながら、それらを凌駕するような、誰にも真似できないことに挑戦し続ける作家たちの渾身の作品たちは、何れも素晴らしく驚きと感動を禁じ得ません。単眼鏡を覗きつつどうなっているのかと作品のケースをぐるぐる回って観てしまいます。
最近「超絶技巧」という言葉、元々音楽でよく使われていた言葉を、美術でもずいぶんと頻繁に耳にするようになった気がします。私としてはこの傾向は嬉しい限りです。美術館で「超絶技巧」と言えば京都の清水三年坂美術館さんですよね。2010年泉屋博古館分館時代の「幕末 明治の超絶技巧 世界を驚嘆させた金属工芸」は三年坂美術館さんの所蔵品中心でした。三井さんとしては2014年「超絶技巧!明治工芸の粋」展、2017年「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」展に次ぐ今回は、「超絶技巧」シリーズの第3弾になります。その他も、現代の技では、2014年Bunkamuraで今回も展示されている前原冬樹の展覧会があったり、雅叙園百段階段で「神の手ニッポン」展Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが催されていましたし、そごう美術館さんでも大森暁生展や切り絵展やらの「超絶技巧」系のような展覧会がありましたね。高島屋さんでも今年刺繍絵画の「超絶技巧」展がありました。そんな風にどんどん注目されている現代の「超絶技巧」。今、三井さんのお隣三越本店で、日本伝統工芸展が開催されていますが、そちらの作品なども皆、伝統と経験を礎に、ものすごい努力の下、新しい挑戦を繰り返し編み出された渾身の作品で、もはや「超絶技巧」と言っていい作品たちも多いと私は思うのですが‥。ともあれ今展では究極の神業「超絶技巧」をじっくり楽しませて頂きました。今展変わったところで池田晃将の作品は目を引きます。この春に国立工芸館での「ポケモン×工芸化展」で紹介されていて知りま… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、uchikoさん、micco3216さん

5.0

現代工芸のレベルの高さに圧倒された

若い現在の工芸家達の渾身の作品にただただ圧倒されました。
明治工芸の素晴らしさは知っていましたがそれを超える現代作家達の技術の素晴らしさ、精神力を感じました。
その後、三越で現代工芸家の作品も見てきましたが、芸術作品のレベルの高さに感激しました。明治工芸の代表的な工芸家の作品もあり、大変興味深い企画展でした。
特に大竹亮峯氏の「月光」は凄かったです!

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都中央区で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

《吸水》(部分) 福田 亨 2022年

《『一刻』スルメに茶碗》前原冬樹 2022年

《月光》大竹亮峯 2020年

《Visible 01 境界》本郷真也 2021年

《百千金字塔香合》池田晃将 2022年

《Amrita》稲崎栄利子 2023年

《あなたと私の間に》青木美歌 2017年

《羽根蒔絵香合》白山松哉 清水三年坂美術館蔵

《柿》安藤緑山 清水三年坂美術館蔵

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE