超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA
三井記念美術館|東京都
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見逃せない「令和期の超絶技巧」。スマホを充電して展示室へ!
三井記念美術館 の「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」を見た。
展示では、現代と明治期、両時代の天才技工作家たちによる「時空を超えた競演!」を大集結。全てが「まさか!」と思う素材からなることに、イチイチ驚いていた。
「超絶技巧」といえば、明治期の天才作家!という印象だったが、現代作家も極めて同等。見応え抜群。それと、展示室内、作品の撮影が可能なものも多数ありました。スマホ充電して展示室へ!
・前原冬樹「《一刻》スルメに茶碗」(2022):関東大震災 も #東京大空襲 も乗り越えた「江戸期のスルメ」にしか見えない作品。
・彦十蒔絵 若宮隆志(漆工)「「ネジが外れている」モンキー、工具箱、ねじ」(2023):工具箱と道具が置かれているだけにしか見えない展示空間。使用している感じや錆びている感じを漆で表現
・長谷川清吉(金工)「真鍮製 爪楊枝」(2023):金ピカ茶室に置きたい作品。勝手乍ら秀吉好み!と想像。
・福田亨(木彫)「吸水」(2022):大好きな砂糖水をみつけて喜ぶ蝶(←勝手な解釈)。蝶が木彫と知り、ビックリ。
・稲崎栄利子(陶磁)「Amrita」(2023):リボン付きのカワイイ袋…と思いきや、陶磁作品!と。制作過程を細かく説明してもらわないと納得不可能。
・大竹亮峯(木彫)「月光」(2020):甘い香りまでも漂いそうな雰囲気の大輪・月下美人を咲かせていた。木彫で「生と動」をここまで表現できるとは。
・青木美歌(ガラス)「あなたと私の間に」(2017):暗点の展示室6を使用。スポットライトをあてた作品の美しさに吸い込まれそうな展示。ガラス作品やのに「静かに循環している物体」のようにも見えてくる不思議。この空間から離れがたく、ともに居てたい気持ちに。
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