4.0
煌く磁器の美も素晴らしい
リヒテンシュタイン侯爵家が蒐集してきた素晴らしい絵画や陶磁器が並ぶ。
美しい宗教画も素晴らしいが、金属装飾された有田焼や景徳鎮などの磁器なども、目の保養にもなった。
そして、なによりも、ウィーン窯のコレクションも素晴らしく、特にホットチョコレート用のカップである「トランブルーズ」を見ることができるのにも感動。
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世界で唯一、侯爵家(君主)の家名が国名となっているリヒテンシュタイン。
スイスとオーストリアにはさまれた小国ながら、世界でも屈指の規模を誇る個人コレクションを有し、その華麗さが宝石箱にもたとえられ世界の注目を集めています。
本展は、侯爵家秘蔵のルーベンス、ヤン・ブリューゲル(父)、クラーナハ(父)を含む北方ルネサンス、バロック、ロココを中心とする油彩画と、ヨーロッパでも有数の貴族の趣向が色濃く反映された、ウィーン窯を中心とする優美な陶磁器、合わせて約130点で構成されます。
絵画と陶磁器の共演は、優雅さとくつろぎが調和する貴族の宮廷空間へ誘ってくれることでしょう。
【アートアジェンダニュース|内覧会レポート】
“明るく照らされた岩“を意味するヨーロッパの小国、リヒテンシュタインから届いた芸術の至宝。その質の高い作品の数々に胸を打たれる、必見の展覧会。芸術の粋にたっぷりと酔いしれたい。
会期 | 2019年10月12日(土)~2019年12月23日(月) |
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会場 | Bunkamura ザ・ミュージアム Google Map |
住所 | 東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura B1F |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
10月15日(火)、11月12日(火)、12月3日(火) のみ休館 |
観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 大学・高校生 1,000円(800円) 中学・小学生 700円(500円)
|
TEL | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_liechtenstein/ |
4.0
リヒテンシュタイン侯爵家が蒐集してきた素晴らしい絵画や陶磁器が並ぶ。
美しい宗教画も素晴らしいが、金属装飾された有田焼や景徳鎮などの磁器なども、目の保養にもなった。
そして、なによりも、ウィーン窯のコレクションも素晴らしく、特にホットチョコレート用のカップである「トランブルーズ」を見ることができるのにも感動。
4.0
ヨーロッパの小国にして、お金持ちのリヒテンシュタイン侯爵家の至宝展に行ってきました。開館直後だったため、比較的見学者は少な目で、スムーズに鑑賞することができました。
当時のお金持ちのお宝は、この時代においてもやっぱりお宝なわけで、目の保養をタップリとすることが出来ました。
グイドレーニのマグダラのマリアを見ることが出来て、良かったです。
4.0
クラーナハの「聖バルバラ」をお目当てに行ったのですが、本当に美しかったです。思いがけずグイド・レーニの「読書する福音書記者聖ヨハネ」を観られたのも、嬉しかったです。しばらく絵の前で佇んでいたら、年配のご婦人に「素晴らしい絵ですよね。私もこんな風に描きたいなと思っているの」と話しかけられ、驚きました。
景徳鎮に金の縁取りをつけてしまう感覚は、ヨーロッパ的なものなのだろうなと感じましたが、王室への献上品なら豪華にしなくてはということだったのでしょうか。。。花の静物画は写真撮影OKで嬉しかったです。
4.0
侯爵家の肖像画、宗教や神話をモチーフにした作品と続き、磁器、風景画、花をメインとした細密な静物画というキュレーション。
静物画は撮影OKだったので、思わずかぶり付きで撮影。
オールドローズのゴージャスで繊細な花弁の筆致は写真と見まがうばかりの素晴らしさでした。
【番外編】
「ゴリアデの首を持つダヴィデ」
(この展示会ではジロラモ・フォラボスコ作)
中学生くらいの頃美術室にあった写真集で見て(多分私が見たのは、カラバッジョ作)怖くなって、悪夢に出てきて縮みあがったのを思い出し苦笑いでした。
また出逢ってしまった…こちらの作品の方がダヴィデがマイルド。
4.0
名前は知っているけどよく知らない国「リヒテンシュタイン」の侯爵家のコレクション展です。侯爵といっても、君主だそうですから、美しいものがいっぱいです。初めのコーナーには肖像画や宗教画が並んでいました。でも、よかったのは、中盤以降の展示です。景徳鎮や有田の磁器に金細工を施して西洋風に変更した飾り物、とてもおもしろいと思いました。また、会場の終わりのコーナーに展示してある風景画は細密で美しいものでした。ヴォルト・ミュラーの絵が気に入りました。撮影OKのスペースも広く、日本の美術館も国際レベルに近づきつつあると感じました。
4.0
ものすごーく豪華な貴族の邸宅の壁に掛かっていそうな、ゴージャスな絵画がたくさんあったのが印象的でした。キラキラと装飾的な額縁に収まった肖像画(超絶技巧によりとても立体的で、本物より本物らしい!)や、手を伸ばしたくなるような超リアルな花や鳥や果物、陶磁器などの生物画。そのリアルさは、写真撮影オッケーのエリアで撮った写真を拡大して見ても、ただただ鮮やかで美しいです。キラキラトーンは控え目の風景画や宗教画もあって、とても満足です。
5.0
一族の肖像画は無論、歴史に名を遺す多くの画家をも網羅。
最終展示室が写真撮影可。見事な静物画と豪華絢爛❓なお茶の一揃えの展示室。
常時、美術館に展示されているものとは違い、展示品への理解を深めるには音声ガイドを利用するのも良いかと。
4.0
正に宝石箱のように、絵画から陶磁器まで眩い品の数々を堪能出来ました。土曜日の午前中に行きましたがそれほど混雑もなく、ゆっくり見られました。ミュージアムショップはお洒落なグッズや関連本が充実しています。葉書があまりなかったのが残念。
4.0
土曜日のお昼前に入場しましたが、割合にすいていて、どの作品も間近からゆっくり拝見できました。
肖像画の子供(王女様)は天使のよう。
クラーナハは緋色がとても鮮やかで印象的。
絵画だけでなく額縁も豪華です。こちらもぜひ注目。
絵画以外もウィーン窯の磁器がずらっと並び、色とりどりの花や神話の絵柄が豪華でした。
最後の部屋の静物画と磁器は撮影可でしたので、カメラをお忘れなく。花の静物画はPCの壁紙にしようかと思ってます。
ショップは「花」モチーフの小物が多く、頭がチューリップ型になってる待ち針が!
ハプスブルグ帝国関係なので、ハプスブルグ家関係や王室をテーマにした本が並んでました。
4.0
なぜ美術品を蒐集されたのかから解説され背景を知った上で鑑賞すると静物画も一味違って観えました。最後の撮影可エリアで美しい花々を写真に収められました
5.0
油絵で人物も花の絵、風景など写実的で大変美しかった。また1600年代の作品が多かったと思いますが、400年も前ですが保存状態がとてもよかった。侯爵家の家訓、美しい美術品を集めることにこそお金を使うべき、ということがわかる展覧会です。
5.0
世界で唯一、君主の家名が国名になっているだけあって、どの作品も美しく素晴らしいものばかり。ハプスブルク家との繋がりがあると言うのも頷けます。
肖像画、宗教画、歴史画とお腹イッパイになりかけた所に細かい絵付けの食器類の数々。中国の景徳鎮や日本の有田焼などもあり、少しホッと出来るかと思いきや、景徳鎮の壺に金属の装飾をほどこされたものなどがあり、どれだけゴージャスにすれば良いのかと…。
風景画や静物画も美しく、どの作品も溜息が出る程です。
とにかくどの作品も豪華で美しく、まさに至宝の数々だと思います。
花の静物画の展示ブースでは写真撮影も出来るので、思わず沢山の写真を撮ってしまいました。沢山の花の絵に囲まれて、まるで花畑にいる様な気分になります。
こちらの美術館ではいつもの事ですが、展示室内はかなり気温が低く設定されています。ブランケットの貸し出しもしていますが、作品をゆっくり鑑賞するためにも羽織る物を持って行く事をおすすめします。
5.0
とにかく、素晴らしいものが多すぎます。
展示点数としてはさほどおおい感じはしませんが、美しいものが多い!特に素晴らしい絵付けの食器類は目を見張る素晴らしさでした。日本の伊万里などもあり、歴史の中で日本文化との交流も感じることができて、なんとなく身近に感じる部分もあります。
ハプスブルグ家とのつながりも開設されており、西洋美術館と合わせて楽しみたい展覧会です。
5.0
開幕早々、鑑賞してきました。リヒテンシュタインという国の存在は、知りませんでしたが、こんなに豪華な絵画や陶磁器などの作品を3万点もコレクションしているというのは、興味深いです。ハプスブルク家に仕えていた家系だそうで、いまでも侯爵家として暮らしている方々の身近にある芸術作品ということで、貴族の暮らしを想像しながら楽しめました。
個人的には、ルーベンス・クラーナハ・グイドレーニといった大好きな画家らの素晴らしい作品が見られて、嬉しかったことと、東洋の陶磁器が金具の取っ手などがつけられて西洋風にアレンジされている珍しい作品を観られたこと、意外にも花をテーマにした作品が沢山あるなど、美しい作品が多く、期待していた以上の素晴らしい展覧会でした。
3.0
Bunkamuraは貴族っぽい展覧会が多い印象です。
例によって馴染みの薄い宗教画歴史画がメインです。
クラーナハが観られたのは嬉しい。サーフェリーもありました。
カラヴァッジョ風のグイド・レーニも良かったです。
やはり印象派に較べてコッテリしていますね。
実質初日の先週日曜に伺いました。
空いていると思いきや結構賑わっています。
閉館近くはかなり空いてきたので夜間開館が良いかもしれません。
最終展示室が写真撮影OKです。
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