4.0
素描は下絵にあらず
最初のコーナーで木炭やチョークなどの画材の展示があり、また、イタリア、フランスなど国ごとの章立てによりそれぞれの雰囲気を感じることができました。美術史を学ぶのにちょうどいい展示でした。これらがもともとは個人コレクションから始まっていることも素晴らしいと思いました。ただ、照明が暗い&色のトーンがあまりないせいで、老眼にはつらかったです(笑)。
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スウェーデンの首都ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館は、世界規模でみても質、量ともに充実したコレクションとして知られています。その素描コレクションより、ルネサンスからバロックまでの名品を選りすぐって紹介する展覧会を開催します。
素描は環境の変化や光、振動の影響を受けやすいため、通常、海外で所蔵されている素描作品を日本で公開することは難しく、世界最高峰であるスウェーデン国立美術館の素描コレクションが約80点もまとまって来日するのはこれが初めての機会となります。
デューラーやルーベンス、レンブラントら巨匠の作品をはじめ、芸術家の技量と構想力のすべてが注ぎ込まれている素描の魅力をご堪能ください。
| 会期 | 2025年7月1日(火)~2025年9月28日(日) |
|---|---|
| 会場 |
国立西洋美術館
|
| 住所 | 東京都台東区上野公園7番7号 |
| 時間 |
|
| 休館日 |
月曜日、7月22日(火)、9月16日(火) ※ただし、7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)、8月12日(火)、9月15日(月・祝)、9月22日(月)は開館 |
| 観覧料 | 一般 2,000円(1,800円) 大学生 1,300円(1,200円) 高校生 1,000円(900円)
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://drawings2025.jp |
| SNS |
4.0
最初のコーナーで木炭やチョークなどの画材の展示があり、また、イタリア、フランスなど国ごとの章立てによりそれぞれの雰囲気を感じることができました。美術史を学ぶのにちょうどいい展示でした。これらがもともとは個人コレクションから始まっていることも素晴らしいと思いました。ただ、照明が暗い&色のトーンがあまりないせいで、老眼にはつらかったです(笑)。
3.0
随分前に国立西洋美術館で「アルブレヒト・デューラー版画・素描展」を観ました。「素描」だからと思っていた以上に良かったので、今回も色々口コミを読んでちょっと楽しみに出かけました。会場は思った通り、国立西洋の特別展としてはとても空いていて、ゆっくり鑑賞出来ました。素描のため普段よりさらに落とされた照度の中、小さめの作品が並び、細部を観たい鑑賞者は皆、作品の間近に立って顔を寄せて観ることが多くなります。「空いててよかった!!」です。年代ではなく国別の展示も、なんとなくお国柄傾向も感じられ、良かったと思いました。内容はまあまあ良かったのですが、感動作は2-3点と少な目。それに、思ったより量が少なかったので、もちろん事前に作品数は分かってはいたのですが、会場を廻ってびっくり、えっ! でした(笑)。それでも、なかなか得難い機会でした。なんだか久々に絵を描きたくなりました。常設は前回とあまり変わっていなかったし、小企画展も前回観たピカソ。まあ、また観ても良い内容でしたが。
4.0
絵の鑑賞をしていると、とても下手なのだが絵を描きたくなる。
その中でも、下書きや色を塗られる前の絵やデッサン画が好きなので、
ちょっと楽しみにしていた展示会。
説明にて、素描は温湿度の変化や光に対して静寂とのこと。
なので常設展に行った時は余計明るく感じた。
1番好きな作品は、
ルネ・ショヴォー
テッシン定価大広間の天井のためのデザイン
だった。
あんなに緻密に描かれ、左右非対称そうでどこか違う。
見てて飽きなくて、特にじっくり見てしまったほどだった。
作品点数もちょうど良く、見やすかった。
5.0
思ったより展示数は少なかったけど、意外な画家の適当なデッサン画に出会えたりと斬新でした。また写真撮影OKでしたので気に入った作品は撮影してる方が多かったです。
そして半券を持って行くと常設展示室にも無料で入れます。
今回はピカソ展もあり、こちらも数々の彼の作品が見られて充実した内容でありました。
一つ残念だったのはグッズ売り場。ポスターが欲しかったけど壁掛け用写真しかなかったです。
入場チケットは現金とクレカで購入できますが、クレカだとQRコード付きの薄いレシートっぽいのを渡されます。絵柄の紙製チケットが欲しい方は入場する際にスタッフさんに声掛けすると紙製のチケットに交換して貰えます。
4.0
素描の展覧会ってかなり渋いと思いました。ルネサンスあたりからバロックあたりって素描とても上手なんだなぁということがしっかり分かる展覧会でした。子どもでも楽しめる工夫もされていて、その点とても良かったです。下書きとはまた違う魅力で溢れていました。
5.0
素描、結構好きです。特に巨匠の素描は、さささっと描いた作品でもさすが!と思うことが多く、ただ、地味ですし、全部素描は途中でおなか一杯になるかも?と思いましたが、杞憂でした。
木炭やチョーク等の画材の展示、素描の歴史(流れ)と画家の紹介から始まり、イタリア・フランス・ドイツ・オランダと国別に展示。
人物画、風景、建造物、動物、風俗画といろいろなテーマ。
習作や下絵、ささっと描いたスケッチ風や細密な描写。
単色、淡い彩色。
最後までしっかり拝見しました。
レンブラントの「キリスト捕縛」は、実物見るとキリストの後光(というのかしら?)が半端なく。
写真撮影は、たぶんほぼ全部可でした。公式サイトにジュニアパンフレットが掲載されていて、これから行く方はさっと読んでいかれると良いと思います(帰宅してから気づきました)。
今回は久々に常設展もしっかり回りました。
小企画展は、ピカソの人物画。初期の作品から約30点。「女性の肖像(クラーナハ(子)に基づく)」が印象的。
常設展のコレクション・イン・フォーカスの一つに、「クールベとパリ・コミューン」があり、クールベの静物画にへぇぇ。
初展示や新収蔵作品、エマーユコレクション。
素描展の会場は、少し涼しいかな?くらいでしたが、常設展は冷房がガンガン入っていて、場所によっては薄手のカーディガンでも足りないくらいでした。
たくさん歩いて、西洋美術館を堪能しました。
3.0
ちょっとツウを気取って、あとは興味本位で鑑賞してきた。
素描、デッサンの位置付けを示してからスタートの展示で、
国ごとにも分けられ、入りやすくなっていた。
アルブレヒト・デューラー(1471-1528)、レンブラント(1606-1669)、
あとはほとんど初めての画家たちだったけれど
さすが、デューラー、レンブラントはジーッと見入ってしまった。
あとは、可愛くて印象に残る、子犬が眠っている絵
馬のデッサンも素敵
全て写真OKということで、最初にシャッターを切ったのが
蛙男の作品だった
柔らかくて、質感も素早い筆致も感じられる
それが素描の魅力だと思った
常設展にも寄る体力が残っていて、偶然にもピカソの特集が。
たくさん作品を残したと思うが、
お目にかかったことのないものも多くて新鮮だった
安定のモネ先生にもお目に書かれて
ポプラ並木の美しさに目が見開いてパワーをいただいた
4.0
細かい線描、小さい画角。約80点と数は少ない。華やかさとは縁遠い。
――こう書くと興ざめしそう。
でも、西洋美術史の中核であるルネサンス期からバロック期の流れを辿りながら、その背景にあった主題・フォルム・明暗・技法といった要素を確認するには、珠玉・垂涎の作品群です。ひとつひとつ、一人で正面に陣取りじっくりと、の鑑賞スタイル向け。
この時代の完成作品が大量に海を渡ることはないし、扱いの難しい素描とて。
今回のスウェーデン国立美術館の素描作品群も、西洋美術館との信頼関係を礎にして長年の構想を経て実現したとのこと。そもそも、同館が50万点を所蔵する18世紀の世界最古の美術館のひとつとは、知りませんでした。
本展での気づきや感想。
・最初の部屋の、画材の展示、パネル4枚による時代の流れの説明は、良いイントロダクション。
・伊/仏/独/蘭の4章立て。国ごとの特性を掴みやすい。
・私のハイライト:独の三人、デューラー、グリューネヴァルト、グリーンの三作品が並ぶ一角。当代随一の版画作家であり、完成度高い作品。デューラー作品には「AD」のロゴも。
・伊、カラッチの赤チョーク素描。モデルデッサン、写実のカラッチアカデミーの真髄。
・仏、ベランジュの優美な宮廷マニエリスムど真中の作品たち。このジャンルは、なかなか見る機会が少ないもの。ベランジェは、油絵作品は略々消失しており、20世紀に入って見直されている作家とか。知りませんでした。
・蘭、レンブラントの肖像素描。光線は左からで異なるが、フェルメールに通じるネーデルランドらしい市井人の風俗画表現が面白い。
ということで、美術史上の重要作家が名を連ねます。
西洋美術館での前回企画「どこみる展」に続いて、オールドマスター時代に思いを寄せるには、なかなか良い作品群です。
また、「どこ見る展」に出場した西美所蔵作品は、京都巡回中の数点を除いて2階常設展の定位置に戻っています。素描展の鑑賞後に訪れると、関連付けて鑑賞できます。
3.0
洋物はあまり見ないんですが、チラシが素敵だったのと、白描画が好きなので通じるものがあるかもと思って行ってみました。
結果は…、これだけ?
作品自体がコンパクトで、作品数も少ないこともあって、まさかのワンフロア展示!
ちょっと拍子抜けしましたが、珍しい筆致が見られたり、『蛙男』という面白い貼り絵作品があったり、いろいろ発見はありました。
作品をスケッチしている人が何人かいて、自分とは違う楽しみ方だなぁ、などと思ったりもしました。
特別展は小ぶりでしたが、常設展示室内で「ピカソの人物画」という小企画が面白かったので、合わせ技で満足度をカバーした感じです。
常設展示がある美術館はリカバリーが効くから便利(笑)
4.0
本当に素描だけの展覧会。「うどんはのどごし、絵画は素描」と言うようなちょっとツウの人向けかもしれない。私はツウではないのだが、ほぼ線だけでここまで表現できるのかと、改めて巨匠の技に感心した。
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東京都台東区で開催中の展覧会
ルネ・ショヴォー《テッシン邸大広間の天井のためのデザイン》1690年代 ペン、黒インク、筆、不透明水彩、透明水彩、金泥、紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum 2012
ジョヴァンニ・ダ・ウーディネ《空飛ぶ雀》水彩、赤チョークによるあたりづけ、紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum 2016
パルミジャニーノ(フランチェスコ・マッツォーラ)《聖ヨハネと男性聖人を伴う「長い首の聖母」のための習作、左に向かって歩く男性》ペン、褐色インク、灰色の淡彩、赤チョーク、紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum
フェデリコ・バロッチ《後ろから見た男性の頭部》黒と赤のチョーク、混色したチョーク、黒の枠線、青色の紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum 2016
アンニーバレ・カラッチ《画家ルイージ・カルディ、通称チゴリの肖像》1604 -09年頃 赤チョーク、褐色インクによる書き込み、黒インクによる枠線、紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum 2015
ニコロ・デッラバーテに帰属《蛙男》ペン、褐色インク、淡い褐色の淡彩、紙(本紙より切り抜いて別紙に貼り付け)
スウェーデン国立美術館蔵 ©Hans Thorwid/Nationalmuseum 2012
ジャック・ベランジュ《女庭師》ペン、褐色インク、青の淡彩、グラファイト、赤チョーク、部分的に尖筆による印付のための切込み、紙(本紙より切り抜いて別紙に貼り付け)
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum 2016
シモン・ヴ―エ《聖エリザベト》黒チョーク、白のハイライト、灰色の紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum
マティアス・グリューネヴァルト《髭のない老人の頭部》木炭、紙
スウェーデン国立美術館蔵 ©Cecilia Heisser/Nationalmuseum 2016