4.0
ドローイングが凄い!! ライトの魅力をギュッと押し込んだ感じの展覧会
パナソニック汐留さんは、こういう系の展覧会を、結構やってくれて、建築好きのとしては嬉しい限りです。今回はうっかりして要予約は土日のみと思っていました。3/1昼過ぎに行けば、3時間以上後の整理券といわれ、断念。ネットで一週間後の予約をとりました。流石にライトは超人気のようで、私の様な駆け込みの人も多いのでしょう、入場制限された展示室内もかなりの混雑。ライトのルーツ、ドローイング、図面、写真、模型、建築意匠上のパーツ類や家具・食器類、ととにかくライトの魅力をギュッと詰め込んだ感じでした。かなりのボリュームでした。細かく区切られたパーテーションの間を、皆が混雑を避けつつ巡るため、よりぐちゃぐちゃしてしまっていました。もともと展示スペースが小さい美術館です。この内容はかなり無理している感じでした。背の低い私には上方のドローイングなどが観辛くて閉口。ごく一部を除いて撮影禁止。貴重な資料であることは理解しますが、出版物に載っているものも多いですし、模型や、家具や、現在でも購入できる食器くらい良いのでは?? それからキャプションがとても多くて、混雑する中、想像以上に時間かかりました。ライトの構想の基となっている自然への思いやら、ケルトの日本の八百万信仰にも近いものをも感じられ、素敵な展覧会でした。でもできればこの展覧会は是非また、近美さんかオペラシティアートギャラリーあたりで、改めてやってほしいと思います。その時はもう少し住宅も、それに弟子たちの手掛けた作品なども紹介してほしいと思いました。できれば現存してもなかなか観ることの出来ない作品【海外は難しいかもですから国内の、ヨドコウ迎賓館(芦屋市)自由学園明日館(豊島区)旧林愛作邸(世田谷区)帝国ホテル中央玄関(明治村)】などの、8K映像もあったらいいな、などと勝手なことを言ってしまいます。