キース・ヘリング展 アートをストリートへ

森アーツセンターギャラリー

  • 開催期間:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
  • クリップ数:57 件
  • 感想・評価:8 件
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『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット 1985年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
《無題(サブウェイ・ドローイング)》 1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
《無題》 1983年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
《アンディ・マウス》 1986年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
《沈黙は死》 1989年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう! 1988年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
《イコンズ》 1990年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation
Photo by ©Makoto Murata
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

明るく、ポップなイメージで世界中から愛されているキース・ヘリング。

ヘリングは「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリート、つまり日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を子どもたちに託しました。ヘリングが駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージはいまなお響き続けています。

本展は6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品を通してヘリングのアートを体感いただく貴重な機会です。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けたヘリングのアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。

◆ キース・ヘリング(1958-1990)
アメリカ北東部ペンシルベニア州に生まれる。1980年代初頭にニューヨークの地下鉄駅構内で、使用されていない広告板を使ったサブウェイ・ドローイングと呼ばれるプロジェクトで脚光を浴びる。アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアと共にカルチャーシーンを牽引し、国際的に高い評価を受ける。日本を含む世界中での壁画制作やワークショップの開催、HIV・エイズ予防啓発運動や児童福祉活動を積極的に展開したことでも知られる。90年にエイズによる合併症により31歳で死去。

【FEATURE|内覧会レポート】
「アートはみんなのために」を実践し続けたキース・へリングからのメッセージ

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
会場 森アーツセンターギャラリー Google Map
住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52F
時間
  • 10:00〜19:00、金曜日・土曜日は20:00まで
    年末年始(12月31日~1月3日)は11:00~18:00 
    ※入場は閉館の30分前まで
休館日 会期中無休 
観覧料 一般、大学生・専門学校生 2,200円
中高生 1,700円
小学生 700円
  • ※事前予約制(日時指定券)を導入しています
    ※未就学児無料
    ※障がい者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、愛の手帳、被爆者健康手帳)の提示で、手帳保持者は1名まで当日料金の半額、介助者1名まで無料となります。チケットカウンター(六本木ヒルズ森タワー3階)にお越しください(当日分のみ)
    ※展覧会の内容・会期等が変更になる場合があります。最新情報は展覧会公式サイトをご確認ください
    ※本展には性的な表現を含む作品が出品されます
TEL050-5541-8600(9:00~20:00/ハローダイヤル)
URLhttps://kh2023-25.exhibit.jp/

森アーツセンターギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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巡回展TRAVELING EXHIBITION

キース・ヘリング展 アートをストリートへ 巡回情報
※巡回先は、全情報が載っていない場合もございます。最新の巡回先一覧は、展覧会公式サイトなどでご確認いただけますよう、お願いいたします。
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

良かった

行きたかったけど、チケットが高くて迷っていたんですが、意を決して行きました。
行って良かったです。
最後の部屋以外写真は撮れます。
サブウェイに描いてた絵とかもありました。

5.0

圧倒的な世界観と量。

実は80年代のカルチャーが嫌いです。
キース・へリングについてもよく知らず、作品をちゃんと見もせずに、「ユニクロのTシャツの人でしょ?」的な、あんまりナイスなイメージを持っていませんでした。
もう穴掘って入れ!って話で本気で反省しています。
でも何かこの人も展覧会も引っかかったんですよね。
で、足を運んで大正解でした。本当に行って良かった!

一つには、バンクシーに通じるような、思った以上にポップアートの王道を行く清々しさ、オープンマインドみたいなものに溢れてて感激しました。
二つ目は、前から感じてたことなんですけど、この平面性、ピクトグラム的な記号性には暴力的な一面があるんじゃないかなって。
つまり、一回みたら覚えてしまうような単純化した絵とかデザインて、見た人の頭の中からそう簡単に消せない。
「絶対忘れさせてやらない」みたいな、無意識な暴力性みたいなものをすごく感じてたんです。
それを充分わかった上でこの表現なんだろうな、と。そういう確信があったけど、行って見て間違いないと思いました。
その暴力性を逆手にとって、彼は平和運動やチャリティーなどにどんどんつぎ込んでいったわけで、そういう意味でも確信犯。

量もすごくて見どころ満載でしたが、自分がテンション上がったのは、ミーハー上等!でアンディ・マウスとレコードジャケットや音楽に関連するもの。
そして一番すごくて圧巻だったのは「ブループリント」という、オリジナルが散逸してしまった彼の初期の作品を、自ら作り直したという作品群です。
そこは特にセンシティブアラートがあったと思うんですけど、暗い室内に、「死んでると思われるピクトさんが大量に山積みになってて、その右上には両腕を縛り上げられて吊るされてるピクトさんがいて、ナイフのようなものを持っているようなピクトさんがいて・・・」とか、「座っていたピクトさんの頭が爆発して首のないピクトさんが残ってる」とか、「刺されてる!?」とか、おおよそ暴力的で漫画的な絵しかない。すごい空間になってました。
しかも絵もすごいが演出も凝っててすごい。
(そう、この企画展、演出も素晴らしかった!)
部屋が暗いからモノクロの斜めに吊るされている絵がぼわ~っと浮き上がっていて、もうその部屋に入ったら嫌でも目が釘付けに・・・。
この部屋だけで、もう本当に行った甲斐あったと思いまし… Read More

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5.0

色とりどりの中国陶磁

厳選された、重要文化財,重要美術品を含む中国陶磁の色鮮やかな名品を、静かに1点ずつじっくりと鑑賞できました。
天目茶碗が好きなので、展示があったのは嬉しかったです。
梅原龍三郎が、加彩女子に魅せられて描いた、唐美人図と関連書簡は、貴重な展示でした。
建物や敷地内も落ち着いた雰囲気で、隣の肥後細川庭園も散策し、大いに楽しむことができました。

4.0

どの年代でも楽しめる

森ビルでアンディ・ウォーホールやバスキアを見に行ったが、同じ森ビルでKeith Haring を見れるとは!

犬やベビーだらけで単調だったらちょっと…と思ったが、期待を裏切って楽しめる内容。山梨県の中村キースへリング美術館所蔵作品。ものすごい感動するわけではないが、きっと楽しめる。

閉幕迫る週末、お子さん連れが予想以上に多かった。

治安が最悪のころのNYにバスキアと同じ頃登場したキース・ヘリング。地下鉄の広告がガラ空きだったので、彼はチョークでどんどん絵を描いていったのだ。

犬、ベビー、連帯する妊婦、ピラミッドとUFOなど、トレードマークのようなアイコン。これらの意味は語られないので、見ている私たちが考えるしかない。もちろん、考えなくても、見て楽しむだけでよい。でも、コミュニケーションや人とのつながり、自分と違うものと結びつくことを表現したかったのかな、と感じる。

第6章「現在から未来へ」では、犬やUFOなど同じモチーフが急にネガティブに扱われていて、ちょっと残念。。さっきまで友好的だったUFOが攻撃してきたり、ライトセーバー持ったまま階段から落っこちたり。彼の気分や境遇がそんな感じだったのかな。

自分が敬愛するアンディウォーホールとミッキーマウスを合わせたアンディマウス、なぜかお金まみれで、表情がユーモラス。

即興はバスキアに似ているし、アイコンが再生産されていくのは草間彌生に似ているが、どちらとも異なる。ウォーホールに触発されてポップショップを始めたが、商業主義ありきではない。

バスキア・メイドインジャパン展を思い出すような、日本とのかかわりについての展示が最後の部屋にあり、硯で作った墨で描かれた作品など貴重!1988年の原宿は世界最先端だったんだな。。

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4.0

ポップでグラフィック、ゆえのメッセージのインパクト

可愛くてユーモラスでストリートポップなグラフィック…だけではないキース・ヘリングも堪能できる。
性的な悩み・葛藤も描き、アンディ・ウォーホルも鼠にしてしまい、アパルトヘイトもエイズ問題も核問題も同スタイルで一刀両断。キース・ヘリングの真骨頂を集めてあった。
立体あり、子供向け作品もあり、31歳の駆け抜けた足跡を知る術になる。
大型作品もあり充実している。150点と歌っていたけど、まだまだもっと観たいと思ってしまった。
いつものヒトガタが目に焼き付いて、非常口のピクトが作品に見えてしまったw。

1月5日(金)1時予約無しで入館。混雑無し。最後の日本との関わりの部屋以外撮影可。

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morinousagisanさん

4.0

元旦からキース・ヘリング展へ

元旦も開いているということで
行ってみようと予定を立てていました。
混雑していたら諦めようと考えていましたが
ゆるりとじっくり鑑賞できて
とても良い今年のART鑑賞始めとなりました。
誰かが来ていたTシャツで、何かのポスターで、雑誌の表紙で
よく見かけていた頃からポップアートの作者としての彼の名前は知っていたけど
作品を見進めて行く中で
その人生については全く知らなかったのだな、と。
社会問題を風刺する作品が数多くあり
今後の彼のARTに対して見方が変化した展覧会となりました。
見どころは自分の絵を多くの人に見て欲しくて描いた
サブウェイドローイング7点の展示です。
これはライブ感が伝わってきて感激しました。
彼を有名にした作品であり
残って保管されていることが奇跡的で必見です。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

蠢く性と生

どっかしら何かしらで観た記憶がある不思議なアート

あまりに気になっていたので小淵沢の中村キース・へリング美術館まで
足を延ばそうかどうしようか考えていたところに六本木での企画展!
これはぜひ行かねばと開催を楽しみにしていた

(行ったのが新年あけてすぐだったからか
人もやや少なめでゆっくりみれたのでとても良かった)

地下鉄の広告スペースの空きに展開されたストリートアートがやはり目を引く
これだけでもかなり見ごたえがあるのに
次から次へと新たなアートが現れる

個人的に面白いと感じたのは立体作品
たしかにこのような感じで間違いなく彼のイラストを
そのまま立体に起こしたかのような不思議な蠢きを感じる

単純化された人型の蠢きを愉しむもよし、
そこに込められたテーマを読み解くもよし
期待以上にキースへリングのアート世界を愉しめる展示だった

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micco3216さん、morinousagisanさん

5.0

ポップでかわいくて、それでいて社会的なメッセージが感じられる

キース・ヘリングの作品は、ポップでかわいくて、それでいて社会性のあるメッセージをさりげなく感じるもので、最近気になっていました。大規模な回顧展が開かれるということで、さっそく観に行って来ました。

会場内は、最後の展示コーナー以外は写真撮影OKです。

最初の展示は、地下鉄の掲示板に即興で描いたサブウェイ・ドローイング。地下鉄の雑踏の音を流す演出がされていて、ストリートアートとしての当時の雰囲気を感じられます。
明るくポップな作風の作品が多いのですが、31歳でエイズで亡くなる直前に描かれた生と死を意識していたことが感じられるものもあります。そしてアパルトヘイトや同性愛、エイズ、核兵器などへの社会的なメッセージが散りばめられています。

平日昼に行きましたが、観覧者は少なめで、ゆったりと観ることができました。
もっと若者を中心に賑わってもいいと思うのに・・・ちょっと残念です。
上野の「モネ 連作の情景」展なんか、ものすごい混雑なのに・・・どうして?

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micco3216さん、morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

『スウィート・サタデー・ナイト』のための舞台セット 1985年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

《無題(サブウェイ・ドローイング)》 1981-83年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

《無題》 1983年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

《アンディ・マウス》 1986年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

《沈黙は死》 1989年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

楽しさで頭をいっぱいにしよう!本を読もう! 1988年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

《イコンズ》 1990年 中村キース・ヘリング美術館蔵
Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

Photo by ©Makoto Murata

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