5.0
100年前のカワイイは今に通じる
モチーフの柄の配置と色合いといいドストライク!
可憐で、華やかで100年前のテキスタイルデザインが今でも全然色褪せてなく、むしろ旬なkawaiiで心ときめいてしまった。
当時のバーや住宅の内装のデザインも、レトロブームでむしろ新鮮に感じて今に通じます。
リチが来日して、京都や群馬に滞在していたと聞いて、同じ時代の京友禅や銘仙へのインスパイアと、リチの感性との融合を感じてしまいました。
七宝飾箱のデザインに魅了された。こんなの欲しいな〜〜
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上野リチ Felice Rix-Ueno(フェリーツェ・リックス=ウエノ, 1893-1967)
世紀末芸術の爛熟期にあったウィーンで生まれ、新しいデザインを生み出した20世紀初頭のウィーンで育つ。ウィーン工芸学校において、日本の文化・芸術の影響を受けたヨーゼフ・ホフマンらに学び、師が設立したウィーン工房のデザイナーとして活躍。
ヨーゼフ・ホフマンの下で働いていた日本人建築家、上野伊三郎と出会い結婚。日本では上野リチと名乗るようになる。伊三郎の故郷である京都に渡る。京都移住後、1930年まで、ウィーン工房のデザイナーとして、テキスタイルデザインを中心に活動。
七宝、織物など京都の伝統工芸の技術を取り入れながら、テキスタイル、身近な小物類、個人住宅や店舗のインテリアほか、幅広いデザインに携わる。第二次世界大戦後は美術大学などの高等教育機関において、教育者として後進を育成。
ウィーン工房時代にはじまり、京都移住後、いよいよ輝きを増すリチのデザインと夫伊三郎との協働まで、リチの仕事の全貌を追う、世界初の包括的な回顧展。
会期 |
2022年2月18日(金)~2022年5月15日(日)
|
---|---|
会場 | 三菱一号館美術館 Google Map |
住所 | 東京都千代田区丸の内2-6-2 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
|
休館日 |
月曜日 展示替えの4月12日(火) ※ただし[トークフリーデー:2月28日・3月28日・4月25日]、3月21日、5月2日、5月9日は開館 |
観覧料 | 一般 1,900円 高校・大学生 1,000円 小・中学生 無料 マジックアワーチケット (毎月第2水曜日17時以降に限り適用)1,200円
|
TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL | https://mimt.jp/ |
5.0
モチーフの柄の配置と色合いといいドストライク!
可憐で、華やかで100年前のテキスタイルデザインが今でも全然色褪せてなく、むしろ旬なkawaiiで心ときめいてしまった。
当時のバーや住宅の内装のデザインも、レトロブームでむしろ新鮮に感じて今に通じます。
リチが来日して、京都や群馬に滞在していたと聞いて、同じ時代の京友禅や銘仙へのインスパイアと、リチの感性との融合を感じてしまいました。
七宝飾箱のデザインに魅了された。こんなの欲しいな〜〜
4.0
今回、上野リチさんの絵画を観させて頂き、ありがとうございました。
とても楽しく、行く前からワクワクで楽しませて頂いて、とても感慨深く感銘を受けました。
色々な絵画や、色彩として鮮やかに展示されている肖像画などを観て、
心を落ち着かせることが出来、また沢山の絵画を観て、とてもいい雰囲気のある場所でした。
お土産も購入し、とてもかわいらしい絵画のあるデザインのクリアファイルやえはがきを買って、一日充実した日を味わうことができ、堪能できて嬉しかったです。
楽しかったです。
展示会を開催してもらえて良かったです。
また、何か機会があれば時間にゆとりがある日に足を運びに、ちょっと未知なる世界に行ってみようと思います。
5.0
上野リチさんを知らなかったのですが、展覧会の評判がとても良かったので訪問。
会期終了間近と言うこともあってか、かなりの人…。
会場に入ると色鮮やかなテキスタイルの数々。とにかくカワイイ!!
単純化された植物の連続した美しさ。そして何より色の組み合わせが絶妙。
特に黒色の使い方が素敵だと思った。暗く、重くならずに他の色を引き立てている。
同じモチーフの色違いの作品も多く展示されていますが、どの系統の色を使っても雰囲気が変わって美しい。
私ならどの色を選ぶかな?!なんて考えると楽しくなる。
鳥や魚などのゆるカワイイ、デザインにも思わず頬が緩んでしまう。
七宝の小箱のデザイン画、作品も多くあったが、とても繊細で細かく、美しい色彩に感動した。
グッズを購入するのにも長蛇の列でした。
それでも欲しいと思ってしまうのはリチの作品が日常に溶け込める素敵なデザインだからなんでしょうね。
手元に置いて、いつも見ていたい、使いたいと思う。
上野リチの作品を知ることが出来てとても良かったと思う展覧会でした。
5.0
展示を見ている間中、あちこちから聞こえる「かわいい!」の声。そう、彼女の手がけた作品たちは、もうとにかくカワイイ。胸キュンな可愛さなのである。完成品は言うまでもなく素晴らしいく、版画の色展開によって印象が変わる感じもとてもステキ。あたたかいのだけれども洗練された線と面で構築されていくリチワールドに引き込まれました。その中でも、日本で活躍される前までの彼女の若い頃の作品やアイディアケッチなどがまたとても興味深かった。アイディアスケッチ、ページをめくってもっと見てみたかったな・・・。会期もあとわずかとなりましたが、カワイイに元気をもらえる展覧会です。
5.0
こちらでペアチケットを頂き、友人と共に訪れました。上野リチという方を全く知らずどんな展示かもイメージせず行きましたが、結果的には大満足です。
大正昭和にかけて日本とウィーンで活動した彼女の作品は、ヨーロッパらしいデザインでありながら、どこか日本や中国らしいエッセンスがあり、私たちが親しみやすいデザインです。デザイン画とそれの完成したものが並行して並んでいるのでわかりやすいです。
特にアネモネのテキスタイルがとてもかわいらしく、この柄のストールがあれば欲しい!と思いました。
そしてテキスタイルが一番活きてくるのはグッズになった後。展覧会の外にグッズ売り場がありますが、それらもとてもかわいい!目移りしてしまいました。
4.0
4/13から後期に入り、一部展示替えがされたところで二度目の訪問。
上野リチ本人だけでなく、リチが所属したウィーン工房のデザイナーや師匠のホフマン、パートナーの伊三郎や同僚でもあったタウトなど、リチと関わりを持つ人たちの作品もいろいろと見ることが出来ました。
テキスタイルだけでなく、装飾品やインテリアなど様々なデザインを幅広く手がけている中で、花などの植物や鳥をモチーフにしたデザインが特に良かったです。
また、七宝の技法を用いた小箱やプレートは、その発色や艶感などがリチのデザインにとても合っていると思いましたし、最初の方に展示されていたリチの愛用マント(1950年代のウール製)は、シンプルかつ可愛らしいデザインで着てみたくなってしまいました。
リチは文章などを残さなかったとのことで、その人となりや作品に対する心情のようなものはわからないことが多いけれど、年譜を見ると世界的にはヒトラー政権の誕生や第二次世界大戦、日本でも満州事変や5.15事件、2.26事件があって激動とも言える時代において活動の場が変わってもデザインを続け、自由で明るい印象の作品を生み出していたことに芯の強さを感じました。きっと環境や周囲の人たちにも恵まれていたのでしょう(ブルーノ・タウトとは反りが合わなかったとありましたが)。
テキスタイルやインテリアのデザインというと北欧のものが人気ですが、ウィーン生まれの可愛いデザインはまたひと味違ったテイストで楽しむことが出来ました。
3.0
あまりメジャーな展覧会でないと思ったのに人が多いのでびっくり。
皆、デザインに惹かれるのか?
見ているとこの色と形の連続性の美は「日本人の発想ではないなあ」と思ってしまう。
グッズも充実していたのが嬉しかった。
5.0
日本人とご結婚されていたにもかかわらず、戦争中にも日本の中で「外国人」という微妙な立場にもなってしまうような、そんな状況でもこの愛らしい作品たちを生み出したことが本当に素晴らしいと思います。
デザインが凝っているとか、技巧が素晴らしいというのではなく、心にほっこり温かいものがあふれてくるような、色合いやモチーフ、つい女の子なら手に取ってしまうような愛くるしさにこころが満たされます。
何度でも見に行きたい展覧会でした。
図録もグッズもマストバイなものばかりでした!!
4.0
去年、本サイトでキービジュアルの「野菜」を見た瞬間一目惚れでしたo(*゚▽゚*)o♡
それが上野リチ展だと知ったのですが、新進気鋭の若手アーティストかと思った程、上野リチを全く知りませんでした。
クリムトの後輩なんですね。もうそれだけで凄い(*≧∀≦*)
作品の印象は、
子供の様な自由なタッチに洗練された色使い。
素朴だけれどほっこりではない。
可愛いけれど子供っぽくない。
普通なら相反する様な要素が共存し、何とも不思議で魅力的でオシャレ。
リチデザインの作品以外に、夫の上野伊三郎との共作やリチの妹、ウィーン工芸学校、ウィーン工房の作品も展示されています。
印象的だったのはプリントデザインの「アフリカ」
見たら絶対みんな笑顔になると思います。
あと、七宝のマッチ箱カバー。
デザイン(イラスト)の可愛さは勿論ですが、マッチ箱カバーと言う物の存在に驚きました。日本で使われていたのでしょうか?
平日の12時頃行ったのですが、そこそこ人がいました。ミュージアムショップは混んでいて、品切れで全種類揃っていない商品も有りました。がまぐちは全種類入荷待ちでした。
会場の三菱一号館美術館は少し足音が気になりますが、建物自体も素敵だし界隈もオシャレな雰囲気なのでオススメです。
4.0
リチの足跡と周辺を真摯に辿る展覧会。章立てもわかりやすく三菱一号館美術館とマッチしている。
柔らかなフリーハンドの線と色彩が実に伸びやかで心地よい。テキスタイルは勿論のこと服飾小物七宝焼など、どれも可愛い♥。展示点数は多いが細かいスケッチ類も見逃せない。
昨今、レトロと一言で片付けて愛でているけど、レベルの高い物はもう一歩心に残る。
平日10:40入館、思ったほどの混雑は無かった。しかしショップはけっこう混雑、そこは覚悟を。
4.0
平日の11時頃に訪問。最近代休で平日に行けるのが嬉しいです。会場内は予想以上に混雑していました。何かテレビでやったか?と思うくらいでした。主に高齢の女性が多かったです。展覧会は上野リチのデザイン画、スケッチ、着物、工芸品など多彩です。着物などは後年にしつらえたものもありました。デザインはカラフルで形状も可愛い、ユーモラスなものが多く、暖かい気分になります。また、まさに戦時中で最も日本が追い込まれていた昭和19年ころに外国人の、しかもカラーで明るいデザインが生まれていたことが衝撃的でした。嫌みの無い作品が多いので人気になりそうです。
5.0
ウィーン分離派でバリバリ活躍していたフェリーチェ・リックスが日本人と結婚して上野リチに。そしてウィーンから京都へ。
リチのフリーハンドで描かれる鳥や草花はのびのびと自由に外へと広がり続けます。
結婚後もウィーンと京都の両方で仕事を続ける行動力も素晴らしい。
戦時中も京都で活躍していたのにも驚きますがその時期のデザインの明るく夢見るような作品に感動します。
どの作品も愛らしく個性的で女性受けする物ばかりです。
その為、ショップは混雑し、売り切れ品が出ています。
作品解説は会場のQRコードを読み込んでスマホで読む方式。作品リストも同様なのでやや不便。
平日でもかなりな混み具合。夕方の方が良いかも。
3.0
上野さんの何が凄いって、何でもかんでもデザインしちゃっているんですよね。七宝飾箱の馬のサーカスIもIIも両方いいですよね。リチさんの愛用マントもデザインがかわいいんです。見ていて、ウィーンに行きたくなっちゃいました。
4.0
上野リチ、良かったです。
三菱一号館のこの手の展覧会は不得手で期待していなかったのですが思った以上に良いです。
春間近この時期にピッタリ明るくて華やかで笑顔になります。
アフリカと海老模様ハンカチがステキで欲しい。
ラストに家光ピヨピヨ鳳凰オマージュ作品あります。まさしく伝家光。
休日結構観客が入っています。
入ってからの小部屋いくつかは手狭で混み合います。
ショップは会計が行列です。
ガマ口いくつか入荷待ちの人気商品ぽいです。
お早めにどうぞ。
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