4.0
使われてこそ
棚や椅子、机…人が日常に使い、人と共に時を過ごして来たと見える使い込まれた様子が印象的でした。あくまでも人が使ってこそのもの。使われてこそき続ける、そう感じました。
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京都に生まれ、京都を拠点に活躍した黒田辰秋は、昭和45(1970)年に木工芸の技術において初めてとなる重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された日本を代表する木漆工芸家です。
その制作は、当時一般的であった分業制に疑問を持ち、図案制作、素地作りから加飾までを一貫して自身で行うもので、実用性と装飾性、素材の特性を一体化させたところに生命感にあふれた独自の創作世界を切り開きました。
古典に根差したその活動は、民藝運動と関係づけて語られることが多いものの、黒田はあくまでも自身を「個人作家」としてみなしており、自身が生み出した作品ひとつが「地球と代えられる」だけの価値を有しているかということを常に問いかけていました。
本展は、黒田辰秋の生誕120年を記念して開催するもので、初期から晩年までの代表作を通じて日本工芸史に確かな足跡を残した作家の生涯および造形思考を紹介いたします。
会期 | 2024年12月17日(火)~2025年3月2日(日) |
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会場 | 京都国立近代美術館 Google Map |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1 |
時間 |
10:00~18:00
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休館日 |
月曜日 月曜日、1月14日(火)、2月25日(火) 年末年始(12月29日~1月3日) ※ただし、1月13日、2月24日は開館 |
観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大学生 500円(400円)
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TEL | 075-761-4111(代表) |
URL | https://www.momak.go.jp/ |
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棚や椅子、机…人が日常に使い、人と共に時を過ごして来たと見える使い込まれた様子が印象的でした。あくまでも人が使ってこそのもの。使われてこそき続ける、そう感じました。
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