芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル

三菱一号館美術館

  • 開催期間:2023年2月25日(土)~2023年4月9日(日)
  • クリップ数:71 件
  • 感想・評価:10 件
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歌川国芳《源頼光公館土蜘作妖怪図》天保14(1843)年 浅井コレクション
落合芳幾《くまなき影》慶応3(1867)年 毎日新聞社新屋文庫
金木年景《大蘇芳年像》明治25(1892)年 西井コレクション
月岡芳年《藤原保昌月下弄笛図》明治16(1883)年 北九州市立美術館
月岡芳年《芳年武者旡類 源牛若丸 熊坂長範》明治16(1883)年 浅井コレクション
落合芳幾《太平記英勇伝 明智日向守光秀》慶応3(1867)年 浅井コレクション ※展示替えあり
歌川国芳《太平記英勇伝 登喜十郎左門光隣(明智光秀)》嘉永頃 浅井コレクション
月岡芳年《宿場女郎図》明治10 -13(1877 - 80)年 全生庵 撮影:小平忠生
落合芳幾《百もの語 雨女十六》明治23(1890)年 悳コレクション
落合芳幾《英名二十八衆句 鳥井又助》慶応3(1867)年 西井コレクション
月岡芳年《英名二十八衆句 高倉屋助七》慶応3(1867)年 西井コレクション
落合芳幾《五節句図》制作年不詳  東京国立博物館 Image : TNM Image Archive
月岡芳年《ま組火消しの図》明治12(1879)年 赤坂氷川神社
落合芳幾《与ハなさけ浮名の横ぐし》万延元(1860)年 悳コレクション
落合芳幾《東京日々新聞111号》明治7(1874)年 毎日新聞社新屋文庫
月岡芳年《つき百姿 千代能》明治22(1889)年 浅井コレクション
月岡芳年《東京自慢十二ヶ月 二月 梅やしき 新橋てい》明治13(1880)年 北九州市立美術館 ※展示替えあり
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

落合芳幾と月岡芳年は、江戸後期を代表する浮世絵師、歌川国芳の門下でともに腕を磨き、慶応2 - 3(1866 - 67)年には、幕末の風潮を反映した残酷な血みどろ絵を共作しています。

良きライバルとして当時は人気を二分した両人ですが、芳幾はその後発起人として関わった「東京日々新聞」(毎日新聞の前身)の新聞錦絵を描くようになります。 一方の芳年は、国芳から継承した武者絵を展開し、歴史的主題の浮世絵を開拓しました。

人生半ばの30歳前後で明治維新を迎えた二人は、最後の浮世絵師と呼ばれる世代です。
浮世絵衰退の時代にあらがうべく、彼らがどのように闘ったのかを、浅井コレクションをはじめとする貴重な個人コレク ションを中心に振り返ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年2月25日(土)~2023年4月9日(日)
設備入替および建物メンテナンスのため、2023年4月10日から2024年秋まで全館長期休館中
会場 三菱一号館美術館 Google Map
住所 東京都千代田区丸の内2-6-2
時間 10:00~18:00
  • 金曜日と会期最終週平日、第2水曜日は21時まで
    ※入館は閉館の30分前まで
休館日 3月6日(月)、3月13日(月)、3月20日(月)
観覧料 一般 1,900円
高校・大学生 1,000円
小・中学生 無料
前売券
一般のみ 1,700円(~2月24日まで販売 販売開始日はWEBサイトでお知らせします)
  • ※障がい者手帳をお持ちの方は半額、付添の方1名まで無料
    ※本展覧会は日時指定予約は不要です
    新型コロナウィルス感染拡大防止のため、各時間の入場人数に上限を設けています。来館の際は展覧会サイトをご確認ください
    【お得なチケット】
    マジックアワーチケット(毎月第2水曜日17時以降に限り適用) 1,200円
    ※マジックアワーチケットは、実施月の1日に展覧会公式オンラインチケットサイトで販売開始となります
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://mimt.jp/ex/yoshiyoshi/

三菱一号館美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

三菱一号館美術館 三菱一号館美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

二人の弟子の対比

さてこまった
実は国芳はあまり好みではないので
その二人の弟子の展示と聞いてもあまり心が動かなかったのだけど

しばらく浮世絵関連の展示も観てないし、
迷うぐらいならいっそ観たほうが良かろうと
足を運ぶことにした

弟子だからと言って同じような作風というわけではない
展示は芳幾芳年二人の作風と傾向を並べ対比し
違い、特徴を浮き彫りにしていく

個人的には国芳と芳幾の描く太平記英雄譚が迫力満点で印象深い
芳年では肉筆画「五条橋」の動きのある緊張感が好きだ

芳幾の「幽霊図」「東京日々新聞」
芳年の「東京自慢十二ヶ月」

思わぬ琴線に触れる作品にお目にかかることができる

三菱一号館、休館前ラストをかざる
見ごたえのある展示だ

5.0

武者絵がクール

師匠の国芳、弟子の芳機と芳年、三者三様の武者絵シリーズが見応えあり、かっこよかったです。
持ち味がそれぞれ違いますが、芳年は構図の独創性が際立ってました。

肉筆画も、浮世絵?錦絵?(明治時代も浮世絵と呼ぶのでしょうか?)も、とても状態がよかったです。個人コレクターの方に感謝!

芳機と芳年は江戸時代と明治時代の作品が行ったり来たりで、これは江戸時代、これは明治時代と、頭の中がちょっと混乱(汗)

若い方も多く、思ったより混んでました。点数も多く、気づいたら2時間くらい見てました。
壁をフルに使って展示されており、見逃してしまいそうになった部屋もありましたので、次の部屋に進む前に、振り返っての確認をお勧めします。
後半は写真撮影可の部屋があり、いくつかの作品を撮影させていただきました。記念になって嬉しいです。

ミュージアムショップは、武者絵のA4サイズ+マグネットのセットが、たくさん壁にかかってて、ディスプレイの仕方も、お品ものも素敵でした。「売り切れ」が一カ所あり、どの絵かものすごく気になって、あちこち見た結果、たぶん畠山重忠で鎌倉殿の13人の影響で売り切れと推察。

歴史好きにはたまらない企画でした。楽しかった~
リニューアル後の企画も期待してます。

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ぷりんさん

5.0

時代の波に乗るには

今回の展覧会で初めて、国芳がほぼ江戸末期の作家であることを明確に感じた。そして、その弟子たちが江戸から明治にかけての時代の変化を感じ、作品に反映させていったかを芳幾・芳年を通じてみることができた。天才型の芳年と努力型の芳幾の両方を弟子にしていた国芳は多様性を理解していたのだと思う。

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ゆめぢさん

4.0

文明開化時代の浮世絵

歌川国芳の兄弟子、弟弟子の2人の浮世絵をたっぷりと堪能出来ました。それぞれ活動の場を分かちながら、それぞれが腕を競うように奮闘していた様子が分かりました。
三菱一号館美術館さんは2023年4月10日から2024年秋頃まで修繕工事のため長期休館に入ることから、暫く行けなくなるのは悲しいですが、どんな風に変わるのか楽しみです。

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ゆめぢさん、さいさん

REPORT

この絵師がすごい!幕末お江戸〜帝都東京を駆け抜けた浮世絵師【芳年】VS【芳幾】

4年ぶりの東京マラソンで約3万人がかつての江戸市街を華やかに(仮装的ルックスもいましたので(笑))駆けた日、ゴール地点の東京駅から徒歩5分の三菱一号館美術館で開催中の【芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル】展を鑑賞しました。

長期…readmore

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黒豆さん、ファイさん、morinousagisanさん、さいさん
  • VIEW937
  • THANKS4
  • BY uchiko

4.0

まんぞくっ

思っていたよりも作品数が多く、とても見ごたえがありました。
こまかな着物柄、色使い、表情、無のような背景。
受け止める頭がパンパンになって退館となりました。
館内にも残されていた?赤レンガや天井の梁、低い位置にあったドアノブにも
歴史を感じることができました。

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ファイさん

4.0

最後の浮世絵師のライバル対決

歌川国芳は奇抜な浮世絵を描いた絵師として好きですが、その門下の芳幾・芳年のことは、これまであまり知りませんでした。
ふたりとも、明治になって浮世絵の生き残りをかけて格闘した足跡が分かりました。
新聞の錦絵、挿絵を描くようになったことがその典型ですが、歴史画と比べると、かなり些末な題材で三面記事のような出来事を絵にしていたことにビックリ。
晩年になると、芳幾は自分の作風にこだわらず、芳年の絵を流用していたとのこと。そんな逸話を考えると、芳幾は時代の変化に適応しようとする中で自分自身を見失ってしまったのでしょうか?
それに対して、明治になってからの芳年の作品には魅力を感じるものが目白押しです。芳年の歴史画「芳年武者无類」の連作、芳年の生涯最後に取り組んだ作品「月百姿」という連作も見応えがあります。
前半は芳幾が優勢だったものの後半で失速、芳年が挽回し優勢に転じたということでしょうか。

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uchikoさん、ファイさん

5.0

圧巻の展示数、見応えあります!師

芳年芳幾作品がシリーズで多数展示されてますので、両者の作品を比較観賞出来るのが良い!芳年武者旡類 、芳幾の太平記武勇伝はほぼ全図、芳幾の東京日日新聞、芳年の郵便報知の新聞錦絵の対比、競作の英明二十八衆句もがっつり展示。他にも両者の三枚続の武者絵や人気の美人画、師匠の国芳作品に歌川貞秀、三代広重、小林清親作品も網羅しています。必見は芳年芳年幾の希少な肉筆画が多数展示され、おそらく過去最高の展示数だと思います。浮世絵好き必見のおすすめ展覧会です。

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ファイさん
  • 1
  • BY TK

5.0

浅井コレクション 凄いです!!

同じ三菱の美術館静嘉堂文庫さんが、長期休館の後お隣で再出発したと思ったら、今度は一号館さんもだそうです。長期休館前の最後の企画展は、あの歌川国芳の二大弟子、落合芳幾と月岡芳年の二人。なかなか凄い展覧会でした。日時予約はナシです。平日午後、来館者数はそこそこに多くも、特に混雑というほどでもありませんでした。作品にごく近寄ってみることになるのですが、ほぼ問題なく、ゆっくり鑑賞出来ました。幕末に二人は、其々14点ずつの競作で、歌舞伎の残酷シーンを集めた「血みどろ絵」『英名二十八衆句』を表した、良きライバルでした。人生半ばの30歳前後で維新を迎えた二人は、「最後の浮世絵師」と呼ばれるそうです。西洋絵画が急速に広まり、日本画や浮世絵に危機が迫る新時代に、抗いつつ生き抜き、適応し、新聞錦絵を開拓した芳幾、武者絵から歴史的主題の浮世絵を開拓した芳年、自らの腕によって浮世絵の新しい立ち位置を切り開いていった二人の、格闘の姿を、浅井コレクションを中心に、前後期合わせて200点を超える作品を通して振り返る、という展覧会でした。量も内容も、壮絶です。そしてとても珍しい彼らの肉筆画も、多く見ることができました。私個人は、「ジョジョ立ち」の先を行く超カッコいい決めポーズの武者絵や、はりつめた空気感や、風や波の音や、高揚した熱気まで描き出した芳年の歴史画が、とても好きですが。彼らの技術と頑張りが、後に続く、私たちが馴染みの明治大正期の木版画新版画の、清親・深水・五葉・耕花・耕峯・光逸・巴水ら、さらには、吉田博へと繋がって行ったのだと思います。紙の出品リストは無く、ネットでの取入れ方式、音声ガイドも最近増えてきたスマホQRコードかネットで事前入手も出来るシステム。いつのまにか、スマホとイヤホンが美術館鑑賞時の必需品という時代になったらしいですね。それから展覧会にシンクロする、二人を主人公にした漫画のオリジナルストーリー、警視庁草紙外伝『異聞・浮世絵草子』なるものが「モーニング」に連載されるらしいです。ちょっと興味あるかな。

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ファイさん、ゆめぢさん、にゃんちゅうさん

4.0

最後の浮世絵師で飾る

歌川国芳の弟子の落合芳幾と月岡芳年。幕末には共作もしたが、明治維新に入るとそれぞれの道を歩むようになる。国芳は、芳幾は器用だが覇気がなく、芳年は覇気に富むが不器用と評したという。そのような個性に富む2人が時代の変化に抗いながら歩んだ道を、共作の《英名二十八衆句》から、芳年の《芳年武者旡類》、芳幾、芳年それぞれの新聞錦絵まで、丹念にたどる。全点そろう《芳年武者旡類》は圧巻。肉筆画が1章設けられているのも嬉しい。
建物も興趣のある三菱一号館美術館は、メンテナンスのため2024年秋まで長期休館となる。休館前の最後の展覧会は、あっぱれ最後の浮世絵師で飾られた。

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ファイさん

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落合芳幾《くまなき影》慶応3(1867)年 毎日新聞社新屋文庫

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月岡芳年《藤原保昌月下弄笛図》明治16(1883)年 北九州市立美術館

月岡芳年《芳年武者旡類 源牛若丸 熊坂長範》明治16(1883)年 浅井コレクション

落合芳幾《太平記英勇伝 明智日向守光秀》慶応3(1867)年 浅井コレクション ※展示替えあり

歌川国芳《太平記英勇伝 登喜十郎左門光隣(明智光秀)》嘉永頃 浅井コレクション

月岡芳年《宿場女郎図》明治10 -13(1877 - 80)年 全生庵 撮影:小平忠生

落合芳幾《百もの語 雨女十六》明治23(1890)年 悳コレクション

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