3.0
ついつい観ちゃう
開催されるたびにアップデートするポンペイ展。
何度目かの展覧会ですが、今回もなんだかんだで興味深く観てしまいました。
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紀元後79年、イタリアのナポリ近郊のヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生、ローマ帝国の都市であったポンペイが火山噴出物に飲み込まれました。火山灰で埋没した古代の居住地には、当時の人々の生活空間と家財がそのまま封印されています。この「タイムカプセル」の中身を解き明かすべく、ポンペイでは18世紀から現在に至るまで発掘が続いています。
本展覧会では、モザイク、壁画、彫像、工芸品の傑作から、豪華な食器、調理具、といった日用品にいたる様々な発掘品を展示。古代ローマの都市の繁栄と、市民の豊かな生活をよみがえらせます。
ポンペイ遺跡の膨大な遺物を収蔵するのがナポリ国立考古学博物館です。本展覧会は、同館が誇る名品がかつてない規模で出品される「ポンペイ展の決定版」ともいえる展覧会となります。2000年前に繁栄した都市と、そこにいた住民たち。その息吹を体感できた時の感動と興奮。特別展「ポンペイ」では、発掘資料の実物ならではの魅力をお楽しみいただけます。
会期 | 2022年1月14日(金)~2022年4月3日(日) |
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会場 | 東京国立博物館 Google Map |
展示室 | 平成館 |
住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
時間 | 9:30~17:00 |
休館日 |
月曜日 3月22日(火) ※ただし、3月21日(月・祝)、3月28日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 2,100円 大学生 1,300円 高校生 900円
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://pompeii2022.jp/ |
3.0
開催されるたびにアップデートするポンペイ展。
何度目かの展覧会ですが、今回もなんだかんだで興味深く観てしまいました。
5.0
ずっと気になっていたポンペイ展。
いきなり、火山の噴火で犠牲になった女性の石膏像から始まります。
これで火山の噴火がいかに突然だったのかが良く解ります。
灰の中から出土された遺物はどれも美しく、色鮮やかで、その文化的高さまでわかる素晴らしい物ばかり。
裕福な人、庶民、奴隷だった人。その人々の生活が一瞬のうちに失われてしまったなんて…。
「ここにいる」のタイトル通りに人々の日常生活が解る様な体験でした。
特にフレスコ画やモザイク画は非常に緻密で、グラデーションも美しく、とにかく素晴らしい!
魚好きな私としては「イセエビとタコの戦い」がツボでした。
ぜひ単眼鏡を持って行って、隅々まで見てほしいです。
写真撮影が可能なのも嬉しいです。
ショップも「炭化したパン」のクッション(実物大?!)など、かなり攻めたグッズもあり、目の前でどんどんカゴに入れられていて人気でした。
私も思わず「炭化したパン」の小さなポーチを購入してしまいました。
まだまだ、発掘は続いているようなので、新しい発見に期待したいです。
ココ最近で一番楽しめた展覧会でした。
5.0
火山の噴火によって一瞬で失われたということがこの展覧会にくるまではなかなか実感できませんでした
失われた当時の生活がそのままよみがえったような感覚でした
2000年も前のものとは思えないほどあざやかな彩色とこまやかなモザイクに目をうばわれました
日本の展覧会では珍しい全展示撮影可もよかったです
4.0
ポンペイから出土した名品の数々が綺麗なまま展示されていました。火山に埋もれていたため、とても色鮮やかで感動ものです。当時の生活を垣間見ることが出来て、タイムスリップそのものでした。ポンペイに行きたいなあ。
5.0
さすが博物館!といったところで、展示方法にもこだわりがあり、まるでタイムスリップしたかのような鑑賞体験だった。ポンペイの美術は、特にモザイク画が素敵で、色の表現が美しくて心に残った。有名なアレクサンドロス大王のモザイクは、今回の展示では来日せず(実物大?の映像投影のみ)。修復が終わったら国外に出せるかも、というインタビュー映像をみて俄然わくわく!以前大塚国際美術館でレプリカを見たときにとても感動したので、ぜひいつか実物を見てみたい。
4.0
休暇を取り平日のお昼頃に訪問。当日券にも余裕有りでした。指定時間ぴったりに着くと入場の列ができていたため、事前に入口脇の映像をみてから入場。最初の部屋はやや混み気味ですが、それほどストレスは感じません。すべて写真可です。ないと思っていた犠牲者の石膏像が一体あり、ちょっとびっくりしました。当時の人々の暮らし、社会などテーマごとに展示。やはり目が行くのがきれいに保存され、当時の風俗等が描かれているフラスコ画やモザイク画です。気に入ったのが第二会場の葉綱と悲劇の仮面でした。当時の庭などを模した大がかりな展示も有り、楽しめました。後半は比較的人の流れも良くなり、ストレス無く見学できました。
5.0
ポンペイ展、楽しかったです!
高度で豊潤な文化とそこに息づく人たちの営みに思いを馳せます。
大変貴重なフレスコ、モザイク画が多く来ていて露出展示もあり嬉しいです。
会場意匠はエンタメ度が高いながらもゆとりのある配置で非日常感があります。
全編写真撮影可能です。消音アプリやシャッター音を抑えるなどの気配りはしたいところです。
流石東博だなと思わせる満足度の高い展覧会でした。
あとは是非東洋館の趙孟頫特集も観て頂きたいです。
馮子振、中峰明本、古林清茂、了庵清欲の墨蹟が楽しめます。
南宋、元代の絵画も見逃せません。
こちらもあわせて是非。
4.0
初っ端、ヴェスヴィオ山噴火のCGは迫力があり、否が応でも展示への期待が高まります。
そして実際に期待を裏切られることなく最後まで楽しめました。
裕福な人々は互いに豊かさをマウンティングし、
一般的な家庭には台所がなくテイクアウトが主流だった、
人々の暮らしぶりがよくわかる展示品の数々
そこにいたんだなぁ、といつの間にか声に出していました。
5.0
火山の噴火によって、埋没した町・ポンペイ。
今まで詳しく知る機会がありませんでしたが、今回その機会に恵まれました。
展示室内は、セットも凝っていて、さすがトーハクという感じです。
まるでタイムスリップしたかのように、リアルに家の様子などを感じることができました。
ポンペイについて、まず感心したのが、文化水準の高さ。解説によると、女性実業家などもいたというから、驚きを隠せません。
展示されている医療器具などからも技術の発達の一端が伺えます。
また、調度品などからは、富裕層らの豊かな生活が垣間見えます。
床モザイクには番犬が描かれているものなどもあり、見応えがありました。
しかし、こうした豊かな街が、火山の噴火によって消え去ってしまったことを思うと、改めて自然災害の恐ろしさを感じざるを得ません。
次の災害による被害を防ぐためにも、こうした研究を続けていっていただきたいと思います。
5.0
日用品、美術品、犠牲担った方の石膏像、などポンペイから出土した多様な品が並び、充実してます。
第2会場は邸宅の一部が再現され、中庭には出土した彫像や複製品の釣り飾りが下がり、部屋の壁一面に描かれた復元絵画の一部に出土した壁画が展示されるなど、想像(現在/再現)と現実(過去/出土品)が組み合わさり、タイムスリップしたみたいでした。モザイク画も見応えありますし、ぜひ、第2会場用の余力を残しておいてください(笑)。
第一会場
・青の壺:青地に白のガラス・カメオ、とっても美しかったです。
・炭化したパン:花形のパンがまるっと炭化。ポンペイでの日常生活を想像させられます。
・青銅製の水道管の一部:A.D.1世紀と思うと、技術力の高さに驚きます。
第2会場
・アレクサンドロス大王のモザイク壁画の8K映像:美しかったです。
・モザイク絵画:思っていたよりもモザイク片が小さくてびっくり。一番小さいサイズは、5ミリ角くらいでしょうか。微妙なグラデーションの表現も見事でした。鴨のモチーフが多いのはたまたま?
・ポンペイ以外の埋没都市:その一つは東大が発掘調査中とか。日本の大学が調査しているなんて!
特に第一会場は、かなり混雑しました。写真撮影はたぶん全てOKで(録画は禁止)、記念にはなりますが、混雑を助長している感が・・・
1階のエントランス横で、10分くらいのポンペイ展の紹介映像を上映しています。
その隣で、琉球王国の美術工芸品の模造復元事業を紹介(企画展)。琉球時代の手仕事を復元できる技術が現在も継承されていて、すごいなーと思いました。手が込んでいて、とても綺麗でした。
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