この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
南イタリアに存在した古代都市、ポンペイ。西にナポリ湾を望むこの街は、風光明媚で大地は肥沃、交通の要衝でもあり、紀元前2世紀ごろから大きく栄えました。やがてローマ人の別荘地としても発展しますが、79年、街の北西にあるヴェスヴィオ山の噴火によって、すべてが埋没してしまいます。
短時間で噴火堆積物の下に閉じ込められた家々や神殿、美術品、家財道具は、誰にも手をつけられることなく、約1700年にわたり眠り続けてきました。18世紀にようやく開始され、現代まで続く発掘は、まさに「タイムカプセル」を開封する作業。ポンペイと周辺の遺跡は古代ローマ都市の人々の生活を知る資料の宝庫であり、長年の発掘作業が古代史、美術・文化史の研究にもたらした成果は計り知れません。
本展覧会では、ナポリ国立考古学博物館の全面的な協力のもと、日本初公開を含む約130点を展示、ポンペイの豊かな暮らしを、発掘の成果をもとに紹介します。出品されるモザイク画やフレスコ画、彫像や工芸品はどれも、同館の誇る優品ばかりです。なかでも、ポンペイの旧家であり最も大きい邸宅「ファウヌスの家」から出土した精細なモザイクの数々は必見です。
ポンペイ展の決定版ともいえる本展で、約2000年前の古代都市への「タイムトラベル」を是非おたのしみください。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2022年7月16日(土)~2022年9月25日(日) |
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会場 |
宮城県美術館
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展示室 | 本館2階 |
住所 | 宮城県仙台市青葉区川内元支倉34-1 |
時間 |
9:30~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 |
月曜日 7月19日(火)、9月20日(火) ※ただし7月18日、8月8日、9月19日は開館 |
観覧料 | 一般 1,500円(1,300円) 学生 1,300円(1,100円) 小・中学生・高校生 750円(600円)
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TEL | 022-221-2111 |
URL | https://pompeii2022.jp/ |
宮城県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
巡回展TRAVELING EXHIBITION
- 東京都東京国立博物館
会期:2022年1月14日(金)~2022年4月3日(日)会期終了 - 京都府京都市京セラ美術館
会期:2022年4月21日(木)~2022年7月3日(日)会期終了 - 福岡県九州国立博物館
会期:2022年10月12日(水)~2022年12月4日(日)会期終了
また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。
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出展作品・関連画像IMAGES

《劇の準備》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《バックス(ディオニュソス)とヴェスヴィオ山》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《パレード用の兜》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《青い水差し》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《ヘタイラ(遊女)のいる饗宴》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《哲学者たち》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《エメラルドと真珠母貝のネックレス》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《テーブル天板(通称「メメント・モリ」)》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini

《パンのある静物》ナポリ国立考古学博物館蔵 Photo ©Luciano and Marco Pedicini