時代と共に生きたウォーホル
ずっと行けずじまいだったが、会期終了間近にようやく滑り込むことができた。
ウォーホルの存在を知ったのは80年代。既にポップアートの旗手として名を馳せ、「これが新しいアートだ」というかのようにキャンベルスープ缶をいくつも並べ…readmore
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N.Y.ポップアートの旗手 ”アンディ・ウォ-ホル” 大回顧展、2020年、京都初にして単独開催が遂に決定
1960年代のニューヨークで、大衆文化・消費社会のイメージを主題や素材とする「ポップ・アート」の旗手として活躍した唯一無二のアーティスト、アンディ・ウォーホル。
本展は、日本で約6年ぶりの開催となる大規模な個展であり、京都における初の本格的なウォーホル展となります。米国ピッツバーグにあるアンディ・ウォーホル美術館の所蔵品から、イラストレーターとして活躍していた1950年代の初期作品をはじめ、1960年代に制作された「死と惨事」シリーズに代表される象徴的なキャンバス作品、映画やテレビ番組などの映像、注文絵画としてのセレブリティのポートレート、そして、宗教画を参照した晩年の作品などを展示します。
大衆消費社会のいわば光と影の両面を映し出す作品約200点を通して、複雑なウォーホル像に迫ります。
企画:imura art planning、ソニー・ミュージックエンタテインメント
WEB:https://www.andywarholkyoto.jp
会期 | 2022年9月17日(土)~2023年2月12日(日) |
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会場 | 京都市京セラ美術館 Google Map |
展示室 | 京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
時間 |
10:00~18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 (但し祝日の場合は開館)、年末年始 |
観覧料 | 【前売券販売期間:8/17(水)~9/16(金)】 土日祝一般 2,000円 平日一般 1,800円 大学・高校生1,200円 中学・小学生 600円 【当日券販売期間:9/17(土)~】 土日祝一般 2,200円 平日一般 2,000円 大学・高校生 1,400円 中学・小学生 800円 ◆イープラス限定チケット 【早割先行ペアチケット】 6月1日(水)~7月14日(木) ・早割先行ペアチケット 3,000円 【グッズ付きチケット】 7月15日(金)~9月16日(金) ・公式図録付きチケット 4,330円 ・公式トートバッグ付きチケット 4,220円 ・BE@RBRICK ANDY WARHOL "Cow Wallpaper" 100% & 400%付きチケット 19,400円
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TEL | 075-771-4334 |
URL | https://www.andywarholkyoto.jp/ |
ずっと行けずじまいだったが、会期終了間近にようやく滑り込むことができた。
ウォーホルの存在を知ったのは80年代。既にポップアートの旗手として名を馳せ、「これが新しいアートだ」というかのようにキャンベルスープ缶をいくつも並べ…readmore
5.0
とても好きな芸術家の一人なので、秋分の日の後に出向きました。
京都のみの開催、ということ、昨年はたしか、コロナで延期となり、とても楽しみにしていました。
ご本人が京都に来られてことがあったということ、はじめて知りました。外人は、日本といえば、東京もしくは京都と言われると、聞きましたので、堪能されたのだと思います。
関西でも京都は東京に近い感じですが、一線を画している、とも思います。
さっと見れる感じで、グッズも盛りだくさんありました。
私は、ルーショッパーのエコバッグを利用しており、作品がみれてよかったと思いました。
3.0
結構時間が必要かと思ったら割とサクサクっと見られた。ウォーホルは1974年に東京大丸で見た記憶がある。当時18歳高校3年。牛の壁紙だけは覚えている。
作品は年代的にはほぼ網羅されていたとは思う。映画の極北《エンパイア》と《眠り (Sleep)》も見られるが最後まで見る人はたぶんいないだろう。
あと、気になった作品が、同時代の現代アーティストの肖像(ステラ、ジャド、モリスら)と《タイムカプセル》。後者はおそらくデュシャンのグリーンボックスを意識していたと思う。撮影可はうれしい。出入り口付近にある自撮りディスプレイ(前に立つと背景にウォーホル作品が出現する)もお忘れなく。
ちなみに、京セラ美術館(旧京都市美術館)は2015年に開催されたPARASOPHIA京都国際現代美術祭の思い出が強い。継続開催されていないことが残念。
5.0
京都開催ということで、日本あるいは京都とのウォーホルの繋がりを紹介する展示が出色だったということがひとつ。ポップ・アートのシニカルな軽薄さは、アンディ・ウォーホルという存在を身近にすると同時に遠ざける側面があるように感じていたが、旅の記録がウォーホルの足跡を浮かび上がらせ、キョウトを通じて人間ウォーホルが立ち現れてきたようで新鮮だった。
正直、アンディ・ウォーホルの作品にはそれほど興味がなかったので、高額な入場料を払ってまで見に行くべきか迷っていたが、写真や絵画、映像作品やインスタレーションまで網羅的に展示されていたことや、当時のセレブリティ・カルチャーの一端を垣間見ることができるような作品群には興味をそそられ、それなりに満足感のある展覧会だった。
会場を進むにつれて、作品から感じる印象が変化するのもおもしろい。アンディ・ウォーホルとその作品のイメージには軽快な明るさと陰鬱な物悲しさが共存する。そのような起伏も本展のみどころのひとつかもしれない。
鳥取県、ナイスなネタ提供してくれますねえ(笑)
時あたかも、京都でウォーホルの大回顧展開催中。
その時を狙ってかどうか知らんけど、新設する鳥取県立美術館の目玉用にウォーホル作品を3億で購入したことに、県民が嚙みついたんですと。…readmore
4.0
アンディ・ウォーホルは京都に少なくとも2回、訪問しているそうで、1回目が1956年、2回目が1974年。1956年はポップアートの美術家になる前で、商業イラストレーターとして活動していた。そして1974年はポップアートの代表的な作家として活躍していた時期です。その辺の兼ね合いで京都で集めたモノや京都で描いたドローイングが展示されていた。
そういえば、姫路で開催している杉本博司の展覧会「本歌取り」には《罐鈴汁缶》というタイトルの作品が展示してあった。読みは「かんべるしるかん」。「1974年、来日中に京都の老舗旅館に宿泊したウォーホルが、宿帳に即興でキャンベルスープ缶を殴り書きし、サインと日付をいれたもの」を表装したものなんですが、ああ、あれが1974年の京都訪問かあ、と思ったわけです。
初めて見る作品もそこそこおあって、既視感のない展示でした。見せ方もよかったし、退屈しませんでした。
ただし、入場料は平日なので2000円でした。それが、なんと土日祝日は2200円。なんか、やな感じ。撮影はOKでした。でもスマホのみだそうで、カメラはNGです。これもやな感じ。
2年開催延期になっていたアンディ・ウォーホル・キョウト。
京都市内のいたるところで宣伝が目立ち、話題性抜群の展示だ。
また巡回なしの展示と言うこともあり、京都とアンディ・ウォーホルの関わりも重視しているようだった。どちらかとい…readmore
混む前にと始まって早々に行ってきました。平日にも関わらず老若男女、小さなお子さん連れの家族(この子はなーんてラッキーなんだ!こんな小さな時から美術館へ連れて行ってもらえるなんて‼)世代も様々で結構混んでいました。
誰もが彼の…readmore
5.0
1950年代のイラストレーター時代を経て1960年代からポップアートで時代を牽引した、アンディの生涯をみる大回顧展、大満足でした。印象的なエピソードとして、56年来日して京都に来た際、龍安寺の石庭、枯山水から着想を得て、ニューヨークのエンパイアステートビルを定点カメラで8時間回した、モノクロ無声映画を作製したとの事。どこにでもアイデアは落ちていることを示し、また、それがそうなるのとアンディの頭に驚きを感じました。
なお、乃木坂46の齋藤飛鳥さんの無料音声ガイドを聞きながら作品を見ることができ、これからの展覧会の基本スタイルになる予感がしました!
5.0
京都に影響を受けたスケッチや生け花をモチーフにした作品には驚いた。
日本の歴史ある伝統技術をさりげなく取り入れ、らしさ、も見失っていない。
日本人には嬉しい展示物の数々が楽しめた。
三つのマリリンは、現役時代のきらびやかさと晩年の悲劇が融合されてるような不思議な感覚に囚われた。
展示の仕方が圧巻で、
例えば、壁一面の某メーカーのスープ缶の牛、牛、牛、・・・。
また、唯一触れられる作品においては、ソニーコンピュータサイエンス研究所の体験型作品「Fragment Shadow」を組み込んだ照明演出もされていた。
第四章まで見た後の最終章でやっと、最後の晩餐。
ダ・ヴィンチ作品を解体した大胆な構図とカラフルな色彩。
ただただこの存在感に圧倒されました。
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