ル・コルビュジエ
―諸芸術の綜合 1930-1965

パナソニック汐留美術館

  • 開催期間:2025年1月11日(土)~2025年3月23日(日)
  • クリップ数:91 件
  • 感想・評価:9 件
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ル・コルビュジエ《奇妙な鳥と牡牛》1957年、大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ《マッチ箱と二人の女》1933年、森稔コレクション蔵
ル・コルビュジエ《レア》1931年、大成建設株式会社蔵
ジャン(ハンス)・アルプ《地中海群像》1941/1965年、東京国立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎
ル・コルビュジエ《手》1957年、森稔コレクション蔵
ロンシャンの礼拝堂(フランス、ロンシャン)1950年-55年 南西からの眺め 建築:ル・コルビュジエ、撮影:下田泰也、2016年
ルシアン・エルヴェ《ショーダン邸南西側ファサードのディテール》1955年、大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ《牡牛XVI》1958年、ル・コルビュジエ財団(パリ)蔵
ル・コルビュジエ《牡牛XVIII》1959年、大成建設株式会社蔵
ル・コルビュジエ《牡牛》1963年、ル・コルビュジエ財団(パリ)蔵
ルシアン・エルヴェ《カップ・マルタンの海岸でのル・コルビュジエ》1951年、大成建設株式会社蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

建築家ル・コルビュジエ(1887-1965)は活動の後半期において、建築の指揮のもとで絵画や彫刻をつなぐ試みを「諸芸術の綜合」と言い表しました。そしてそれ以上に、「諸芸術の綜合」とは統一、調和、普遍的法則の理想主義に導かれた彼の芸術観全体を示すスローガンでもありました。

ル・コルビュジエは近代建築の巨匠として世界的に知られていますが、視覚芸術の他分野においても革新をもたらしました。彼は生まれ育ったスイスのラ・ショー=ド=フォンの美術学校在学時より画才の頭角を現し、1918 年から約10年間は画家のアメデ・オザンファンと創始した「構築と総合」の芸術である「ピュリスム」運動のもと絵を描きました。

1930年以降は、午前中は絵画に時間を費やし、午後は建築の仕事をしたといいます。本展は1930年代以降に彼が手がけた絵画、彫刻、素描、タペストリーを紹介し、さらに彼が求め続けた新しい技術の芸術的利用にもスポットをあてます。建築では、ロンシャンの礼拝堂、無限成長博物館構想、チャンディガールの都市計画、1958年ブリュッセル万国博覧会フィリップス館をとりあげます。

後期の建築作品も併せて紹介することで、はるかに伝統的な枠組みを超え、モダニズムの領域をも拡張したル・コルビュジエの円熟期の芸術観を明らかにします。

ル・コルビュジエは二度の世界大戦の非情を経験しました。揺れ動く時代から戦後の変遷の中で制作された、楽観的で歓喜に満ちたこれらの作品は、「住宅は住む機械」という彼のよく知られた言葉に集約される機能主義者のイメージを超えた、あらたな像を結びます。

また、フェルナン・レジェ(1881-1955)、ジャン(ハンス)・アルプ(1886-1966)、カンディンスキー(1866-1944)といった同時代に活躍した先駆的な芸術家たちの作品を対峙させることで、当時の芸術潮流における彼の立ち位置も浮かび上がらせます。

展覧会は4章で構成し、国内外から借用した作品約90点(絵画、彫刻、素描、タペストリー、図面、模型、ルシアン・エルヴェの写真作品)他写真資料をご覧いただきます。ゲスト・キュレイターにドイツの美術史家ロバート・ヴォイチュツケ氏を迎え、20世紀の革新的頭脳の創造の源泉に迫ります。

本展は、ル・コルビュジエ財団の協力のもと開催されます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年1月11日(土)~2025年3月23日(日)
会場 パナソニック汐留美術館 Google Map
住所 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※2月7日(金)、3月7日(金)、14日(金)、21日(金)、22日(土)夜間開館を実施
    (20:00まで開館/入場は19:30まで)
休館日 水曜日 
※ただし3月19日(水)は開館
観覧料 一般 1,200円
65歳以上 1,100円
大学生・高校生 700円
中学生以下 無料
  • ※障がい者手帳を提示の方、および付添者1名まで無料で観覧できます
    ※土・日・祝日は日時指定予約をお願いします(平日は予約不要)当日空きがあれば入館できます。混雑状況により入館方法が変更になる場合があります。最新情報は美術館公式サイトをご確認ください
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://panasonic.co.jp/ew/museum/
割引券https://panasonic.co.jp/ew/museum/discount/

パナソニック汐留美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

パナソニック汐留美術館 パナソニック汐留美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

国内の作品が多いことに驚き。

会場入る前に、映像15分ありますので、私のようにタイムアップにならないよう、皆様お気をつけください(汗)
また中にも映像がちょこちょこありますので、お時間には少し余裕を持った方がよろしいかと存じます(泣)

少し前に大倉集古館で企画展があって、そちらが良かったので足を運びました。
多少被ってたし、大成建設が沢山持ってそうですね。
その時もそうでしたが、国内にこんなにあるのか、と少なからず驚きました。
アート先輩の受け売りですが、どうやら本人が絵を外に出さなかった、描いてることすら内緒にしていたようで(間違ってたらご容赦を)、つまり私が思ってたようないわゆる「再評価」とはちょっと違うみたいですね。

コルビュジエの絵画の企画展というイメージでしたが、他の作家さんの作品やら映像、タペストリーなどもあり、「建築以外のコルビュジエ」という感じでしょうか。
自分が1番いいと思ったのは、初っ端にあったホームムービーでした。
海岸を撮影したもので、ストップカットと映像が混ざっていて、これが驚くほど良かった。さすが…と脱帽でした。ぱっと撮ってこれか…と。
絵画については一つ疑問があって、一部の絵とはいえ、シュルレアリスムの文脈で語るのはいささか無理筋な気がするんですよ…
ド素人はすっこんでろと言われても、やっぱりどうも違う気がする…
ピカソみたいな力強い絵じゃないから、歯ごたえのなさで好みは分かれるのかもしれませんけど、色合いとか線で表すフォルムとか、私は好きなところが沢山ありました。
あのタペストリーの小さいのがほしいなぁ…中の人に是非物販でお願いしたいところです。

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uchikoさん、karachanさん、Camdenさん、Sukekiyo-Acckermanさん

3.0

難しかった。。。

相性って、あると思います。本展は、どうも個人的には相性が悪かったようです。
コルビジェの芸術観にハードルを感じ、感度や共感が停止してしまったかな。
これは私自身の問題ですね。

小さく区切られ渋滞を引き起こすレイアウトにストレスを感じたことも一因でしょうか。
キャプション解説も情報量は多いのですが、読んでいて上滑ってしまい解釈は深まらず、モヤモヤが残りました。

とはいえ、ドローイング作品は総じて素晴らしかったです。
コルビジェ、またいつか出直します。色々、難しかった。。。

ジョルジュ・ルオーの一室は4作品の展示。良し。

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さいさん、黒豆さん

REPORT

「やがてすべては海へと至る」という言葉に帰結する素晴らしい展示

ル・コルビジェが建てた建築の美しさは誰もが知るところだし、モダニズム建築の礎を築いた天才の一人として尊敬しているけれど、彼の芸術活動についてはほとんど知る機会がありませんでした。
そんな私が数年前に偶然、彼が描いた『レア』と…readmore

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morinousagisanさん、Camdenさん
  • VIEW337
  • THANKS2
  • BY Rina.FJ

3.0

理解が難しい

平日の16時半頃の入館。
人はまばらでしたが、施設自体はあまり広くないので丁度良いくらいの混雑具合でした。
展示自体はだいたい一時間程度で周りました。

建築家として著名なル・コルビュジエですが、今回の展覧会はどちらかというと建築物関連よりも絵画が中心でした。
他にも彫刻やタペストリー、文章・映像作品などもありました。

理解が難しく、説明を読んでもどこがそうなっているのか。。という感じでした。
個人的にはル・コルビュジエが影響を受けた作家であるカンディンスキーの作品で同時に展示されていた「全体」の方が好きでした笑
こちらは音楽を表現している作品であり、幾何学的な構成やテーマを直感的に感じ取れるものだったので、完全の好みですがこちらだけで見ることができて満足でした。

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Rikashさん

3.0

頭の体操

2月16日(土)12:45 入館
所要時間:1時間30分ほど

不思議な絵のポスターに惹かれて、今回初めて訪れました。

時間指定があるおかげで、人でごった返しているということはありませんでした。ですが、展示室がさほど広くないため、タイミングによってはひとつの作品に2~3人いることも。やや窮屈に感じることもありましたが、ホームページの「展覧会の見どころと特徴」によると、「居住空間のなかに置かれた諸芸術の綜合をイメージして会場を構成」しているとのこと。

「牡牛」シリーズを前に、どれが牡牛だろうと考える…。「静物」を前に、何が描かれているのだろうと想像を巡らせる…。気持ちのいい頭の体操になりました。

印象に残ったのは「アコーディオンに合わせて踊る女性」。タイトルを見るまでアコーディオンには気づきませんでしたが、その色彩と手と足の振りから、楽しげな様子を感じることができました。

一番の収穫は、国立西洋美術館がル・コルビュジエの設計であることを知ったことでした。

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アバウトさん、黒豆さん

3.0

休日は予約推奨

カンディンスキーとルシアン・エルヴェのコラボ展示が良かったです。
両者の作品が呼応、共鳴するかのような並びが面白い。
ルシアン・エルヴェの写真がそもそも魅力的なのだけど。
コルビュジエ?今回もちっとも良いとは思わなかったです。
お、このコルビュジエ作品はカッコいいとなるも。それもカンディンスキー。

土曜16時過ぎであれば予約なしでもいけるかなと思いましたが20分待ち。
時間指定のおかげで会場内はそこそこそれなりに観客がいるなぁという感じ。
会期も後半に差し掛かるので休日は予約しておいたほうが良さそうです。

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Camdenさん、Rikashさん、karachanさん、エイミーさん、morinousagisanさん

4.0

多彩なコルビュジエだけでなく!

コルビュジエといえば、建築がまず思い浮かぶが
描いた作品もおもしろい。
個人的には、かなり抽象画に近いのだけれど
タイトルをヒントに、何を絵が描いているのかがわかるものもあり
色のセンス、そしてその色の配置が天才的で
またおもしろくもあり、見入ってしまう。

以前、大成建設から出店された展示にも足を運んだが
絵画にしてもポスターにしても画風がかなり違ったり
家具を作っていたり、撮った写真も残っていたり、そして建築物もあり
濃い77年間を過ごしたのではないかと想像する

これも初めて知ったが、コルビュジエの建築の現場に同行していたという
建築写真家のルシアン・エルヴェと
カンディンスキーの「小さな世界」の対比の展示が素敵だった。

THANKS!をクリックしたユーザー
Rikashさん、黒豆さん

4.0

マルチなアーティスト

ル・コルビュジエの絵画は国立西洋美術館でいくつか観たことがあったけど、まとまって鑑賞するのは初めてです。
ピュリスムと呼ばれる美術の潮流の作品を残していますが、その画風はピカソの抽象画に近いものがあります。油彩の他にタペストリーで表現した作品もあって、3m以上の高さがあるものは迫力があります。
晩年は、牡牛を題材にした作品を多く描いたそうで、その中の3つの作品が3連画(トリプティック)として並んで展示されています。ピカソも、出身地のスペインを象徴する闘牛から牡牛やミノタウロス(ギリシャ神話に登場する牛頭人身の怪物)を題材として選んでいたことを、思い起こさせます。
渋谷にあった東急文化会館内の渋谷パンテオンという映画館の緞帳がル・コルビュジエの≪闘牛14号≫という作品だったというのは初めて知りました。昔、実物を見ていたはずですが、うる覚えです。
建築の代表作のロンシャンの礼拝堂は「音響的建築」として紹介されています。本展用に厚紙で模型が作られていて360度周りからその奇抜なデザインを眺められます。

その他に1958年のブリュッセル万国博覧会のフィリップスのパヴィリオンで公開された映像作品「電子の詩」もル・コルビュジエの制作ということで上映されています。

まさに「諸芸術の綜合」というのが納得のマルチなアーティストです。

THANKS!をクリックしたユーザー
Sukekiyo-Acckermanさん、ずんださん

3.0

壮大なコルビュジエの芸術観

建築物そのもの展示は少なく、コルビュジエ自身が撮影した映像や集めた貝殻やそのスケッチ、手紙、絵画や彫刻作品がみっちり並んでました。

正直、コルビュジエの絵画は少々苦手に思ってました。今回、ずらっと見て、たぶん手や顔の表現が、ざわざわした気持ちになる原因かも?と気づきました。
貝や植物のスケッチ、色鮮やかなタペストリーは素敵で、苦手意識が少し薄れました。

コルビュジエがプロデュースした1958年ブリュッセル万博フィリップス館の映像作品「電子の詩」は、約70年前の斬新な作品に、残っていることも含めて驚きました。(人類の発展がテーマなため、少々、ホラーな作品でした。)

今回が初公開という図面が数枚あり、コルビュジエが書き込みしたのかなぁとしげしげ見ました。

ショップは絵葉書と、コルビュジエの書籍が充実していました。
土日は時間予約が必要です。そこそこ混んでましたが、大き目の作品が多いので空いているところからじっくり鑑賞できました。

THANKS!をクリックしたユーザー
黒豆さん

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出展作品・関連画像IMAGES

ル・コルビュジエ《奇妙な鳥と牡牛》1957年、大成建設株式会社蔵

ル・コルビュジエ《マッチ箱と二人の女》1933年、森稔コレクション蔵

ル・コルビュジエ《レア》1931年、大成建設株式会社蔵

ジャン(ハンス)・アルプ《地中海群像》1941/1965年、東京国立近代美術館蔵 撮影:大谷一郎

ル・コルビュジエ《手》1957年、森稔コレクション蔵

ロンシャンの礼拝堂(フランス、ロンシャン)1950年-55年 南西からの眺め 建築:ル・コルビュジエ、撮影:下田泰也、2016年

ルシアン・エルヴェ《ショーダン邸南西側ファサードのディテール》1955年、大成建設株式会社蔵

ル・コルビュジエ《牡牛XVI》1958年、ル・コルビュジエ財団(パリ)蔵

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