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ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965

ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965

パナソニック汐留美術館|東京都

開催期間:

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「やがてすべては海へと至る」という言葉に帰結する素晴らしい展示

ル・コルビジェが建てた建築の美しさは誰もが知るところだし、モダニズム建築の礎を築いた天才の一人として尊敬しているけれど、彼の芸術活動についてはほとんど知る機会がありませんでした。
そんな私が数年前に偶然、彼が描いた『レア』という絵の存在を知り、その美しい絵の虜になって以来、いつかは彼の芸術作品をまとめて鑑賞したいという願いをひそかに抱き続けてきました。今展覧会の知らせを聞きつけ首を長くして開催を待ちわび、やっとの思いで鑑賞することができました。
「諸芸術の綜合」とは統 一、調和、普遍的法則の理想主義に導かれた彼の芸術観全体を示すスローガンで、建築と視覚芸術もこの思想のもとに密接に結びついているのだということがよくわかる展示の構成でした。
見たかった『レア』や『マッチ箱と二人の女』以外にも見ごたえのある大作がいくつもあり、充実した展示内容でした。同時代に活躍したカンディスキーなどの画家の作品も併せて鑑賞できたのも良かったです。
彼の思想や哲学にも触れることができ、「やがてすべては海へと至る」という言葉が深く胸に響いて、非常に有意義な美術鑑賞になりました。

ただ、こちらの美術館はとても狭く、展示物が多いと複雑な順路で鑑賞者の列が詰まり、さらに大きな声で会話する鑑賞者が一組でもいると狭い館内のすべての空間に声が反響するという具合で、この日も不愉快な思いを多数しました。施設の狭さで毎回残念な気持ちになるので隣接する用途不明の広い空間も展示室として取り込まれることを強く望んでいます。

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