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プロジェクションマッピング【東京大浮世絵】

丸井ビル壁面での上映。ちょっと見上げたままだと首が痛い・・・

2025年2月21日~25日まで、東京都主催で5日間だけの浮世絵プロジェクションマッピングが上映されました。

本当にたまたま遭遇できたのでご報告です。

実施するのは知っていたのですが、場所が有楽町駅前と東京駅前と若干離れた就業者には寒いし縁遠いかな~と忘れてました。


かつて江戸城の城下町として繁栄した丸の内エリア。そこに位置する丸ビルと有楽町イトシアが、時を越えたアートの舞台に生まれ変わります。巨大な壁面をキャンバスとして活用する空間演出で、丸ビルでは「六大絵師の共演」。有楽町駅前は浮世絵に描かれた「大江戸の花鳥風月」で、鑑賞できたのは有楽町の丸井イトシアでした。



動画掲載できないのが残念。渡り鳥(?)が羽ばたいてます。

駅前の広場に鑑賞エリアが区分け設置され、スタッフの方がマッピングの開始時間を知らせてくれます。

のっぺりとした駅ビルの白い壁に、お琴の調べと共に上映スタート。

命を宿したかのように静かに伸び始める枝。枝先には次々と葉が開き、鮮やかな花々が花開きます。四季の変化を感じ取る草花の揺らぎ、鳥の羽ばたきで風や空気までを表現しようと試みた浮世絵師の表現がアニメーションに

なるとその鮮やかな魅力が何倍にもなっています。広重の花鳥画の花が風に揺れたり、小鳥が羽を羽ばたかせたりと動く浮世絵に眼が釘付けです!



北斎の鉄板。神奈川沖浪裏。

後半には葛飾北斎の『千絵の海』シリーズの一つ「総州銚子」と最も有名な『冨嶽三十六景』の「神奈川沖浪裏」。

美しくも迫力のある映像美に10分が恐ろしく短かったです。

これ5日間だけって勿体なさ過ぎなんじゃないでしょうか東京都。別の機会に城下町エリアだけじゃなくて、門前町でも問屋街でも画面映えする壁があるところで再上映お願いします。


プロフィール

uchiko
美術と骨董、宇宙と化石を愛でるアートウォッチャー。
カロリー消費に美術館、仏閣、史跡散策をして、終わればまったり食べて補給。
2022年よりインスタグラムとこちらのサイトでアートウォッチの記録始めています。
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