追悼 野見山暁治 野っ原との契約

練馬区立美術館

  • 開催期間:2024年10月6日(日)~2024年12月25日(水)
  • クリップ数:20 件
  • 感想・評価:2 件
追悼 野見山暁治 野っ原との契約 練馬区立美術館-1
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《崖》1961年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 前期展示
《自画像》1937年 油彩・板 練馬区立美術館蔵 前期展示
《廃坑(D)》1951年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 前期展示
《半身像》1956-58年 グワッシュ、ペン、インク・紙 練馬区立美術館蔵 前期展示
《海坊主誕生》1978年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 後期展示
《遠い海から》2009年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 通期展示
《ある日》1982年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 後期展示
《山のうえ》1980年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 後期展示
野見山暁治の練馬のアトリエ風景 2024年 撮影:名和真紀子
野見山暁治の練馬のアトリエ風景 2024年 撮影:名和真紀子
野見山暁治の練馬のアトリエ風景 2024年 撮影:名和真紀子
追悼 野見山暁治 野っ原との契約 練馬区立美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

福岡県の炭坑経営者の家庭に育った野見山は、東京美術学校を繰り上げ卒業して旧満州に出征しました。終戦後、故郷での活動を経てフランスに留学。在仏中に安井賞を受賞し、その後、徐々に抽象的な表現へと変化します。

また野見山は、母校の東京藝術大学教授として学生の指導と入試改革に力を注ぐとともに、自身の戦争体験から、戦没画学生の慰霊美術館である「無言館」の設立にも尽力しました。

本展では、池袋モンパルナスで過ごした東京美術学校時代から、戦後の炭坑や骸骨といった具象的なイメージを描く時期を経てフランス留学にいたる[前期]と、帰国後、自然や身近な事物をモチーフに独自のイメージを展開させ追究し続けた晩年までの[後期]に分けて展観します。

絶筆作品を含む油彩画や版画、ドローイングおよび関連資料等、前・後期を合わせた約80点を通じて、野見山の画業の軌跡を辿ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年10月6日(日)~2024年12月25日(水)
  • 前期 10月6日(日)~11月10日(日)
    後期 11月12日(火)~12月25日(水)
会場 練馬区立美術館 Google Map
展示室2階展示室
住所 東京都練馬区貫井1-36-16
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日 月曜日、10月15日(火)、11月5日(火)
※ただし、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館
観覧料 一般 500円
高校・大学生および 65~74歳 300円、
中学生以下および 75歳以上無料(その他各種割引制度あり)
  • ※一般以外の方(無料・割引対象者)は、年齢等が確認できるものを要提示
    ※リピーター割引:展覧会の半券持参で各種料金から割引
    一般300円、高校・大学生および65~74歳200円、中学生以下および75歳以上無料(その他各種割引制度あり)
TEL03-3577-1821
URLhttps://www.neribun.or.jp/museum.html

練馬区立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

練馬区立美術館 練馬区立美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

後期

前期からの継続展示では「自画像」と「マドの肖像」、後期では「森」と「異邦人」が良かったかな。残念ながら前期を見逃してしまったのだが(おそらく)前期の方が好きな絵があった気がする。後期分の大半が薄く色を重ねた中にアクセントとなる濃い色味が散らしてあるもの。おそらく線と重ねた色で表現された遠近法的空間として見るのが良いのでしょうが、私はどうも入っていけませんでした。心象風景としても捉えどころがない。当然悪くはないのですが何となく「ぼわーん」とした世界でした。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん

4.0

改築前ラスト展、野見山氏の歴史・練馬区美の歴史

練馬区立美術館、住宅街にあって公民館テイストの時代感も醸すが、意欲的な展覧会の開催があり、私にとって実に魅力的な場所です。

そんな当館の改築前のラストを飾る野見山暁治展。練馬に所縁のある作家として当館で長くコレクションを蓄えてこられて、今般一挙公開です。野見山氏の歴史かつ練馬区美の歴史としてのストーリー性あり、必見です。

生憎、展示スペースは1階の一部のみ、既に通常の半分以下のスペースに縮小されてます。そのため、全約80点を年代順に分割しての前後期完全入替の展示方式となりますが、略全て当館所蔵作品での回顧展です。すばらしいことです。

前期(10月6日~11月10日)の訪問。
全5章立てのうち、前期は3章分。
まずは池袋モンパルナスに居住、東京美術学校時代の瑞々しい作品数点から始まるのだが、身近な街を描いた風景画や無表情に佇む妹の肖像画の、シンプルかつ哀愁漂うタッチにぐいぐいと惹かれます。
30歳前後、戦地満州に赴き病で帰還後の作品群は、荒廃した炭鉱や人影無き廃墟などを描いた、逃れようのない暗澹の主題表現。独特の寒色使いに、セザンヌやグレコへの関心も見て取れます。
次に12年間に亘る欧州滞在時代。モチーフの輪郭はどんどん崩れてゆき、色調は彩度を強め毒気を帯びたビビッドな色遣いに一転します。色彩でまずゾクゾクさせられる、このパワーに凄みを感じます。

後期(11月12日~12月25日)。
必ず再訪し、百歳超えまで続く画業の後半を堪能したい。

(後期鑑賞後加筆)
画業後半の抽象、心象表現の作品群。40~60代の頃では、風景画を描く際に、具象のドローイングを行ったのち部分的に抹消したり配置を変えたりといった作業を施したそうです。絵の題名も山や林などと、描く対象を示してます。寒色系のビビッドな色使いはこの時期もとても魅力的。

晩年に至ると、そんな制作プロセスは辿っていないように感じます。多色の絵具の塊。キャンバスに色を何重にも乗せながら心象に近づけてゆく作業のよう。イメージは動的、不調和・緊張・錯綜・うねり、といったものでしょうか。題名も「思い出すことはない」「当てにはならない」等々。おもしろいです。

練馬区立美術館、ありがとうございました。

THANKS!をクリックしたユーザー
でれっとたんさん、黒豆さん、morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

《崖》1961年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 前期展示

《自画像》1937年 油彩・板 練馬区立美術館蔵 前期展示

《廃坑(D)》1951年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 前期展示

《半身像》1956-58年 グワッシュ、ペン、インク・紙 練馬区立美術館蔵 前期展示

《海坊主誕生》1978年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 後期展示

《遠い海から》2009年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 通期展示

《ある日》1982年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 後期展示

《山のうえ》1980年 油彩・キャンバス 練馬区立美術館蔵 後期展示

野見山暁治の練馬のアトリエ風景 2024年 撮影:名和真紀子

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