ブランクーシ 本質を象る

アーティゾン美術館

  • 開催期間:2024年3月30日(土)~2024年7月7日(日)
  • クリップ数:73 件
  • 感想・評価:8 件
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コンスタンティン・ブランクーシ 《接吻》 1907-10年、石膏、高さ28.0cm、石橋財団アーティゾン美術館
《コンスタンティン・ブランクーシ》1924年
(撮影:キャサリン・ドライヤー)、石橋財団アーティゾン美術館
コンスタンティン・ブランクーシ《ポガニー嬢Ⅱ》1925年 (2006年鋳造)、磨かれたブロンズ、高さ44.8cm、石橋財団アーティゾン美術館
コンスタンティン・ブランクーシ《アトリエの風景、”無限柱”、”ポガニー嬢II”》1922-1925年、ゼラチンシルバープリント、東京都写真美術館
コンスタンティン・ブランクーシ《苦しみ》1907年、ブロンズ、29.2×28.8×22.3cm、アート・インスティテュート・オブ・シカゴ
コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ》1910-1911年頃、石膏、19.0×28.0×19.5cm、大阪中之島美術館(5月12日まで展示)
コンスタンティン・ブランクーシ《スタンディング・ボーイ》1913年頃、テンペラ・紙、57.9×33.7cm、メナード美術館
コンスタンティン・ブランクーシ《雄鶏》1924年(1972年鋳造)、ブロンズ、92.4×10.5×45.0cm、豊田市美術館
コンスタンティン・ブランクーシ《魚》1924-26年(1992年鋳造)、磨かれたブロンズ、13.5×42.0×3.0cm、個人蔵
コンスタンティン・ブランクーシ《空間の鳥》1926年(1982年鋳造)、ブロンズ、大理石(円筒形台座)、石灰岩(十字形台座)、132.4×35.5×35.5cm、横浜美術館
コンスタンティン・ブランクーシ《洗練された若い女性(ナンシー・キュナールの肖像)》1928-32年(2013年鋳造)、磨かれたブロンズ、54.9×14.9×21.9 cm、個人蔵
コンスタンティン・ブランクーシ《鳥》1930年、フレスコ、29.0×47.0cm、個人蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

ルーマニア出身の彫刻家、コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)は、純粋なフォルムの探究を通じて、ロダン以後の20世紀彫刻の領野を切り拓いた存在として知られます。

本展は、彫刻作品を中核に、フレスコ、テンペラなどの絵画作品やドローイング、写真作品などが織りなす、ブランクーシの創作活動の全体を美術館で紹介する、日本で初めての機会となります。

パリのブランクーシ・エステートおよび国内外の美術館等より借用の彫刻作品約20点に、絵画作品、写真作品を加えた、計約90点で構成されます。

◆ 同時開催
石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 清水多嘉示(5・4階展示室)

【FEATURE|内覧会レポート】
日本の美術館初のブランクーシの展覧会。究極の形を追求した作家の軌跡をたどる

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年3月30日(土)~2024年7月7日(日)
会場 アーティゾン美術館 Google Map
展示室6階展示室
住所 東京都中央区京橋1-7-2
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • 5月3日を除く金曜日は20:00まで
    (最終入場時間19:30)
休館日 月曜日、4月30日、5月7日
※ただし4月29日、5月6日は開館
観覧料 日時指定予約制
ウェブ予約チケット 1,800円
窓口販売チケット 2,000円
学生無料 (要ウェブ予約)
  • ※予約枠に空きがあれば、美術館窓口でもチケットを購入できます
    ※中学生以下の方はウェブ予約不要です
    ※この料金で同時開催の展覧会を全て観覧できます
TEL050-5541-8600 (ハローダイヤル)
URLhttps://www.artizon.museum/

アーティゾン美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

アーティゾン美術館 アーティゾン美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

「本質」に辿り着くことは出来なかったけど、なんかいいい!!

ブランクーシは10年位前でしょうか、森美術館さんで「シンプルなかたち(‥‥?)」とかいう展覧会で実物の作品はたぶんはじめて?意識して観たと思うのですが、で、その後はあちこちで少しずつ少しずつですが出会って来ました。はっきり言って私はいわゆる「現代アート」が大の苦手です。今展のチラシチケットなどのメインビジュアルの《接吻》(こちらはアーティゾン美術館所蔵なので、コレクション展の方でも時々見かけます。今回その長いバージョンの写真が展示されていましたが、これ!実物観たい!です)は彼の作品の中ではかなり具体的な作品なのでは?と思います。今展は、そんなブランクーシの作品を約90点を集めた、日本初!!の個展だそうで、更にブランクーシの変遷や考えが体系的に分かる展覧会だということでした。不安と期待が綯い交ぜ気持ちで訪ねました。行ってみれば今展、アーティゾンさんの6Fワンフロア―のみの展示で、実は彫刻作品は23点と少なめで、写真が多めでした。ちょっと「あれまあ」とは思ってしまいました。まあ、彼の作品は繊細で扱い難く輸送が大変なので、大規模な展覧会は催されて来なかったなどと聞きました。ならまあある意味仕方ないのか‥と。一部を除いて撮影も可でした。ですので、平日午前ながら、最初の部屋は結構混雑していました。音声ガイドは今展でも無く(所蔵品展のみのスマホ無料ガイドはあります)、また一部を除いて作品にキャプション等が無く、作品番号とタイトルだけで、その番号もなんだか順不同でした。出品目録にキャプションが添えられているものも若干あったのと、年代順の様でしたので、初めは番号のズレを気にしながら観始めていましたが、先に書いたように最初の部屋は人が溜まりがちでしたから、結局早々に諦めました。逆にそのおかげで混雑からの障害もほとんど感じずに、キャプションも気にせず、とても自由に自分なりのペースで観進めることが出来ました。代名詞のようなタマゴ頭や鳥シリーズも、作品に映る自分の姿に苦笑いしながら、色々な高さや角度からぐるぐると眺めまわし、作品と作品のつくる影も一緒に楽しみました。影と言えば「アトリエ」と題されたスペースで、美術館で初めて見る形の照明がありました。この照明、どういう効果なのでしょうか。それから約90点という点数の中に、ブランクーシと関係のあったアーティストの作品も(ロダ… Read More

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morinousagisanさん

4.0

直感的なフォルムの楽しさ

会場内にごろんと転がったかのように陳列された何やら丸いもの
不思議なタイミングでつけられた切り欠きというか段差というか
なんとなく「これ、頭だよな…」などとおもってたのだけど
どうもやっぱり頭らしい

キーヴィジュアルの「接吻」に惹かれてやってきたのだけど
「接吻」はまだ具体的な作品で

もっと表面的な情報量のない
シルエット的な面白さのある先本がどれもこれも楽しすぎる

「言われたらわかる」ではなく「言われなくても直感で分かる」シルエットだ
個人的にはやはり鳥をかたどったものが面白くてよかったかな

しかし、なんか一歩づつずれながら作品の写真撮ってる人がいて
正直あまりいこごちは良くなかった。
写真OKスケッチOKの展示方法はあまり好みじゃないなあ

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

とりか、たまごか

私の中で、ブランクーシはとりか、たまごか、というイメージです。美術館でちょいちょい見かけるけれど、こんなにたくさん、しかも写真とあわせて見ることが出来て、良かったです。

4.0

キャプションなしは、作品の本質に迫るため?

展示方法が斬新で、作品の脇には小さな番号が印字されているのみで、タイトルや解説のキャプションが一切ありません。
番号を元に、作品リストを見ると、タイトルと作品の属性情報が書かれていて、ごく一部の作品のみ解説があります。
展示されている作品の番号は、昇順ではなく、かなり飛び飛びです。
そのため、作品リストのページを探して、めくったり、折り曲げたりして、結構ストレスがたまります。
せめて、展示順と作品番号を一致させて欲しいものです。

このような展示方法なのは、ブランクーシの作品がミニマル・アートと呼ばれるもので、装飾的なものを削ぎ落して本質に迫るものだからのようです。
タイトルも属性情報も解説も削ぎ落して、作品のみを鑑賞することを薦めているかのよう。

確かにそういう鑑賞方法もいいかなと思いつつも、思わず作品リストを見ちゃうんです。

ブランクーシの作品の方は、人間の頭部、胴体、そして魚、鳥などのフォルムを徹底的に単純化させて本質に迫ろうとするもので、強烈なインパクトがあります。
特に≪空間の鳥≫、≪雄鶏≫の造形は美しく、かっこいい。

写真を除くと、彫刻作品数はそれほど多くありませんが、集めることが困難で、こうした展覧会を開くことも珍しいとのことなので、貴重な場になっています。

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10603043さん、uchikoさん、morinousagisanさん

5.0

研ぎ澄まされた美しいフォルムにうっとり

「空間の鳥」金色に輝く無駄のないフォルムはとても好き。
空間切り裂き真っ直ぐ天に向かって行く鳥を想いしばし見惚れる。
同じく「雄鶏」も雄々しく鬨の声を上げる姿が見え感動もの。
他に水中をキラリと泳ぐ「魚」も素敵。
アトリエコーナーにある「ポガニー嬢Ⅱ」も美しい作品。

この時代のご多分に漏れずアフリカ芸術の影響も大きい。

交友関係も素晴らしくモディリアーニやデュシャンなど恐らくお互いに影響し合ったのだろう。
沢山の写真も有り指導したのがマン・レイだったとあった。素晴らしい。

「無限の柱」はアトリエの写真の中にチラリと見えただけだったのでちょっと残念。

ショップはあまりアイテムが無い。
ガチャとかでフィギュアなんて有ったら嬉しかったなぁ。
写真撮影可。
作品に作品名の表記無し。作品リストには簡単な解説文有り。
私は忘れないようリストに作品の絵を描いておいた(笑)。

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karachanさん、morinousagisanさん

5.0

シンプルなのに記憶に残るフォルムと存在

あちこちで観た記憶が集積していて、まさか日本で初めての展覧会だとは思わなかった。
形成期のオーソドックスな作品からゴロンとしたフォルムの変遷から鳥の伸びやかな作品まで、まとめて観られるのは至福。
どの作品も明らかに〈存在する力〉を孕んでいてしっかりとそのフォルムは記憶に刻まれる。
アトリエの写真や本人が自分の作品の魅力を引き出した本人撮影の写真も、作品をより知るのに興味深かった。
私は「フォルム」の章の作品群が好きで、〈眠れるミューズ〉〈うぶごえ〉等々何度も作品の周りをグルグル回ってしまったw。あの微妙なカーブや切り取り部分が実にくすぐられる。
交流のあった作家の展示もあったが、まぁ少ないし、展覧会の本筋ではない。
欲をいえば、デッサンとかあるのなら発想の基を知るためにも観たかったな。

4月10日(水)14時予約入館。混雑無し。撮影可。

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Camdenさん、morinousagisanさん

3.0

ミニマルなブランクーシ

ミニマルでモダン、ロダンの先を見据えた造形が実に素敵だ。
その作品を撮影した写真が意外に良くて見入ってしまいました。
大辻清司作品のような物質感というか、よりモノとしての存在感が際立って見えました。
コレクション展にも立体作品が多く出ていました。
照明もよくてかなりカッコイイ展示空間になっています。
何度か通ってブランクーシの一端だけでも掴みたい。
写真撮影可能。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、karachanさん

4.0

シャープな造形

週末の10時半ごろ訪問。入館時はそれほどではなかったですが、出るときはそこそこ賑わっていました。6階が本展で、かなりゆったりしたスペースで展示されています。写真も全体の半分くらいありました。写実的な感じは無く、全体的につるっとした抽象的な彫刻が多いです。後半に展示されている雄鶏やポガニー嬢はよかったです。ブランクーシという方は知らなかったのですが、作品も見られて満足でした。ただ、キャプションが無く,出品リストに併せて載っているので、いちいちリストを開かなくてはいけないのがストレスでした。

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出展作品・関連画像IMAGES

コンスタンティン・ブランクーシ 《接吻》 1907-10年、石膏、高さ28.0cm、石橋財団アーティゾン美術館

《コンスタンティン・ブランクーシ》1924年
(撮影:キャサリン・ドライヤー)、石橋財団アーティゾン美術館

コンスタンティン・ブランクーシ《ポガニー嬢Ⅱ》1925年 (2006年鋳造)、磨かれたブロンズ、高さ44.8cm、石橋財団アーティゾン美術館

コンスタンティン・ブランクーシ《アトリエの風景、”無限柱”、”ポガニー嬢II”》1922-1925年、ゼラチンシルバープリント、東京都写真美術館

コンスタンティン・ブランクーシ《苦しみ》1907年、ブロンズ、29.2×28.8×22.3cm、アート・インスティテュート・オブ・シカゴ

コンスタンティン・ブランクーシ《眠れるミューズ》1910-1911年頃、石膏、19.0×28.0×19.5cm、大阪中之島美術館(5月12日まで展示)

コンスタンティン・ブランクーシ《スタンディング・ボーイ》1913年頃、テンペラ・紙、57.9×33.7cm、メナード美術館

コンスタンティン・ブランクーシ《雄鶏》1924年(1972年鋳造)、ブロンズ、92.4×10.5×45.0cm、豊田市美術館

コンスタンティン・ブランクーシ《魚》1924-26年(1992年鋳造)、磨かれたブロンズ、13.5×42.0×3.0cm、個人蔵

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