買上展
-藝大コレクション展2023-

東京藝術大学大学美術館

  • 開催期間:2023年3月31日(金)~2023年5月7日(日)
  • クリップ数:35 件
  • 感想・評価:10 件
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[絵画]横山大観 《村童観猿翁》 1893年 東京藝術大学蔵
[西洋画]和田英作 《渡頭の夕暮》 1897年 東京藝術大学蔵
[西洋画]萬鉄五郎 《自画像》 1912年 東京藝術大学蔵
[グローバルアートプラクティス]山口諒《白昼夢》 2020年 東京藝術大学蔵
[彫刻]日高(工藤)頼子 《女》 1963年 東京藝術大学蔵
[日本画] 梅原幸雄《遠い記憶》 1978年 東京藝術大学蔵
[作曲]小野田健太《Singable Blue for Orchestra》 2019年 東京藝術大学蔵
[メディア映像]越田乃梨子《壁・部屋・箱 ―破れのなかのできごと》 2008年 東京藝術大学蔵
[デザイン]岩瀬夏緒里《婆ちゃの金魚》 2011-2012年 東京藝術大学蔵
[先端芸術表現]鎌田友介《Other perspectives -The entrance-》 2011年 東京藝術大学蔵
[油画]櫃田伸也《ひとたち》 1964年 東京藝術大学蔵
[工芸]荒井由美《ひろがる》 2016年 東京藝術大学蔵
[建築]長田美波《サーフィン》 2019年 東京藝術大学蔵
[美術教育]髙須咲恵《girl's disguise》 2010年 東京藝術大学蔵
[文化財保存学]林功《羅漢図模写》 1971年 東京藝術大学蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展覧会は、歴史とともに変化を遂げてきた買上作品を通じて、日本における近現代美術史が生まれてきた場を振り返る企画となります。

また、本学における買上制度の意義を見直し、今後を見据えるための試みでもあります。買上作品の存在は、残念ながら学外にはほとんど知られていません。

本展は、「保管及び展示等を通して教育研究に資するため」(作品買上基準)と規定され国の公共美術教育機関が買い上げてきた作品がその時代の最先端を示して来たことをひろく紹介する点において、また全科を俯瞰する壮大な規模という点において、これまでにないコレクション展となります。

【FEATURE|内覧会レポート】
巨匠たちの学生時代の作品にも出会える、藝大のお墨付き!卒業制作の「買上展」

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年3月31日(金)~2023年5月7日(日)
会場 東京藝術大学大学美術館 Google Map
住所 東京都台東区上野公園12-8
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
  • ※本展は事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性があります
休館日 月曜日 
ただし、5月1日(月)は開館
観覧料 一般 1200円
大学生 500円
  • ※高校生以下及び18歳未満は無料 
    ※障がい者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://museum.geidai.ac.jp/

東京藝術大学大学美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京藝術大学大学美術館 東京藝術大学大学美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

なるほど!でした。

終わっちゃったのにすみません~シリーズ(忘備です)。
すでに沢山の感想にある通り「やっぱ最初から天才はすごいね!」タイプと、「おお、全然違うねぇ」タイプと別れるわけですよね。
誰も触れてませんが、個人的に大好きな山口蓬春の作品が、入ってすぐの別ケースで展示されてて「おお~♡」となりました。
松岡映丘門下生時代の作品見てればそれほど違和感ないのですが、確実に作風は違います。
(松岡映丘もあったんだけど見てドン引く位上手かったですね。)
ただやっぱり蓬春て色がいいなぁ~♡とほくほくで帰宅したのです。
その2.3日後、山口蓬春記念館へ出向いてギャラリートーク伺った際に、同じくこの企画展を見た他の方が、「やっぱり大観は最初から出来上がっててすごかったなぁ。蓬春は全然違いますねぇ(失笑)」と。
「いや、色味は既に蓬春で、色彩感覚は本当に素晴らしかった!」とついムキになって反論してしまいました・・・(;^_^A。

話が脱線しましたが、かなり観ることがレアな作品も多々出ていて嬉しかった、という話です。
作風が変わってから売れた人のものなんて特にそうだし、蓬春のも初めて見ましたし✨
吉田五十八の「レクチュアホール」、建築は見ますけども、図面?すごいものですね!富本憲吉の「音楽家住宅設計図案」、焼物は見ますけれども図案?かっこいい♡

他にも切りがないので止めますが、メディア映像パートが長蛇の列で見られなかったのは残念。

これから先どこまでを「現代」の作品とするのか、作品がバーチャルだったり、コンセプトが作品の場合どう分類しているのかなどもすごく知りたかったなぁ。

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Sukekiyo-Acckermanさん、uchikoさん、micco3216さん、morinousagisanさん

3.0

巨匠たちの若かりし日の作品たちに、ごく間近に触れられる機会。

藝大卒業生の多くは、今や巨匠と呼ばれたり、教育者になったり、の有名アーティストたちだ。藝大ではほぼ毎年、卒業・修了制作が学園内で展示され、一般の私たちも無料で観ることが出来る。更に既に有名になられた方々のコレクション展や記念企画展が、時々「陳列館」などで催され、それはなんと無料または寄付程度で観もことが出来たりもする。アートファンにとって、これはすごくありがたい。特に今回「買上展」に関連して思い出せば、15年ほど前だったか陳列館で「自画像の証言展」(無料)なるものがあり、世紀を超えて収集された学生たちの卒業・修了制作「自画像」を、日本の近代化、国際化の歴史の証言と位置づけ、自画像だけで160点もの作品を紹介していて、とても面白かったことを記憶している。学生たちの卒業・修了製作の「買上」制度というのは、藝大独自のモノらしく、それらがたまりにたまってすでに1万点以上だとか。その中から選りすぐりの作品約100点が紹介されるこの展覧会は、世界中見渡しても他に類を見ない超スペシャルなもの、ということらしい。今や単独で企画展特別展が組まれる巨匠たちの、若かりし日の作品には、やはりその時代時代の最先端を生き、迷い悩み挑んだ彼らの姿が見えている。そうした作品にごく近しく触れられる機会だ。絵画彫刻工芸にとどまらず、建築やデザインや先端芸術表現、美術教育、文化財保存学、GAP、作曲、メディア映像などまで、なかなかにユニークな展覧会だった。ただ、特に後半はやや学園祭じみた感がある。有料の企画展なのだから、照明や展示ケースや背景の色、解説プレートなど、作品を観る環境を、もう少し考えて貰えると、もっと良かったと思う。

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micco3216さん、morinousagisanさん

4.0

若き日の肖像

藝大生の卒業制作のうち選ばれたものだけあって、充実している。
「巨匠たちの学生制作」では、若々しさを感じるが、既にのちの巨匠の片鱗(全鱗?)を見せている。
買上制作ではないが、油絵科の学生の自画像は、若さの気負いと衒いが横溢しており、秀逸。藤田嗣治は後年のあのおかっば頭の自画像とは全然違うし、萬鉄五郎も《裸体美人》からは想像もつかない。彼らの作品は買上にはならず、この自画像のみ大学に残しているという。
「各科が選ぶ買上作品」では、時代とともに変わっていく作品が並ぶ。それぞれに模索のあとが感じられ、美術の可能性も示している。これを見ていると、美術は一体どこへ行くのだろうかという思いもするのだが。

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morinousagisanさん

3.0

さすがの巨匠たち

巨匠たちの(明治期の)若き日の作品は、今でもちっとも色あせませんね。
素晴らしかったです。
今、在学中の方々からも、きっと将来の巨匠が現れるのでしょうね。

5.0

驚きの充実感

これが卒業制作かと驚く作品ばかり。
中には活躍後に購入のものもあるが、基本20代~30代の作品だ。
こんな多くの逸材がいる芸大ってスバラシイ。
芸大美術館は毎回充実していて見逃せない。

4.0

貴重な作品が観られました

卒業生の自画像は暗すぎてよく見えないものも多かったのは少し残念。
板谷波山 高村光太郎の作品はそこにあると言うだけで圧倒された。

第2部の会場では個性的なデザインの工芸などが印象に残りましたが、
訳のわからない物もあった。

5.0

面白かった!

第1部の「巨匠たちの学生制作」は特に見ごたえがありました。
まだ若い時の作品だということを見ているうちに忘れてしまい、時々、イヤこれ若い時の作品なんだよね?と改めて自分に言い聞かせながら見ました。
高村豊周の「香炉」は既に老成している、そんな印象を受けました。
とにかく面白かったです。おすすめです。

5.0

藝大ならではの層の厚さ

改めて藝術の幅広さ、厚さを実感した。
流石、歴史ある東京藝術大学である。
日本美術界を牽引してきた名だたる芸術家の若かりし頃の作品が
まとまって見れる機会は貴重である。
卒業・修了制作と言えども素人目には既に完成された美術品そのものである。
買い上げに至るエピソードやちょっとした小話もあってキャプションも
おもしろい。また、無料で頂ける小冊子類の内容も充実しており
これらと合わせて読みながら鑑賞すると更に深くなる。
時代が進むにつれて、昔には無かった最先端技術を用いた科も新設され
本当に藝術のイロハを教えられる。

自画像も複数点、並んでおりそれはそれは壮観でした。
藤田嗣治の挑発的な自画像がとても良かったです。
そんな彼の当時の成績は中の下だったそうな。
当時の流行に逆行して、不評を買っていたらしい。
そんなところもカッコいいと思うけど。

大学敷地内を行き来する学生を見ながら、この中からどんな素晴らしい
芸術家が誕生するのだろう、そう思いながら、後にした。

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karachanさん、takehikoさん、uchikoさん、さいさん、morinousagisanさん

4.0

自画像が印象的

第1部は、「巨匠」たちの卒業制作がずらりと並び、若者の時の作品ですから、「巨匠」と呼ばれる次期とはまた違う作風が新鮮でした。
洋画部門の学生は必ず自画像を作成する、と何かで読んだことがあります。巨匠たちの自画像が壁いっぱいに並んでいるコーナーが印象的でした。あ、この人も藝大出身なんだ、と、日本の芸術の最高峰である藝大の凄さを実感。

作品のエピソードもそれぞれ興味深かったです。
特に、菱田春草の「寡婦と孤児」は評価が分かれ最後は校長の岡倉天心の裁定で最優秀賞が決まった、との解説に、読んだ瞬間は「天心校長、やりすぎでは?」と思ったのですが、作品を見ていると、寡婦の悲しみや不安、赤ちゃんの母に抱かれている安心感、荒涼とした室内から漂う戦のむなしさが伝わり、その表現力が高く評価されたのだろう、と思い直しました。

第2部は、「芸術」の広まりを感じさせる作品に満ちてました。音楽がないなーと思ったら、テラス席に特設され、QRコードで音楽を聴けるようになってました。

写真撮影は、一部の作品を除いてOKでした。

2階の常設のミュージアムショップが片づけられ、モビール作品が展示されてました。押し花を使った作品で、光に透けて春らしく、きれいでした。

1階のロビーで、2階のミュージアムショップで見たことのある絵葉書などがセール中でした。もしかして2階のミュージアムショップは閉店??気になってます。

THANKS!をクリックしたユーザー
uchikoさん、さいさん、morinousagisanさん、micco3216さん、Audreyさん

5.0

学生たちの卒業制作に藝大の歴史が見える

優秀な学生の卒業制作を買い上げてきた藝大の「買上展」。名だたる巨匠の若き日の大作がずらり並ぶ第1部も圧巻でしたが、各科で厳選された作品が集まる第2部では日本画からデジタルアートまでの近代〜現代美術の変遷がよくわかり、藝大の重厚な歴史が感じられる充実の展示でした。

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出展作品・関連画像IMAGES

[絵画]横山大観 《村童観猿翁》 1893年 東京藝術大学蔵

[西洋画]和田英作 《渡頭の夕暮》 1897年 東京藝術大学蔵

[西洋画]萬鉄五郎 《自画像》 1912年 東京藝術大学蔵

[グローバルアートプラクティス]山口諒《白昼夢》 2020年 東京藝術大学蔵

[彫刻]日高(工藤)頼子 《女》 1963年 東京藝術大学蔵

[日本画] 梅原幸雄《遠い記憶》 1978年 東京藝術大学蔵

[作曲]小野田健太《Singable Blue for Orchestra》 2019年 東京藝術大学蔵

[メディア映像]越田乃梨子《壁・部屋・箱 ―破れのなかのできごと》 2008年 東京藝術大学蔵

[デザイン]岩瀬夏緒里《婆ちゃの金魚》 2011-2012年 東京藝術大学蔵

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