5.0
大きな作品もありました
テート美術館は作品の情報を知らなかったので、見たことの無いタッチのものもありました。同行した友人ともこれは面白いと言い合っていました。会場には大きな作品もたくさんあり、迫力に圧倒されます。写真を撮ることも出来て、直接観るのと画像で確認する事とで印象派の色彩を興味深く楽しめました。
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 309 の美術館・博物館と 617 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
本展は、2021年から中国・韓国・オーストラリア・ニュージーランド・日本と世界巡回している大規模展で、現在東京の国立新美術館で7月12日から10月2日まで開催しており、大阪展が最終会場となります。
本展では、異なる時代、異なる地域で制作された作品を一堂に集め、各テーマの中で展示作品が相互に呼応するようなこれまでにない会場構成を行います。絵画、写真、彫刻、素描、キネティック・アート、インスタレーション、さらに映像等の多様な作品を通じ、アーティストたちがどのように光の特性とその輝きに魅了されたのかを検証します。
また、日本国内において大阪展でしか見ることのできない作品も展示します。
会期 | 2023年10月26日(木)~2024年1月14日(日) |
---|---|
会場 | 大阪中之島美術館 Google Map |
展示室 | 5階展示室 |
住所 | 大阪府大阪市北区中之島4-3-1 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、12月31日、2024年1月1日 ※ただし2024年1月8日は開館 |
観覧料 | 一般 2,100円(1,900円) 高大生 1,500円(1,300円) 小中生 500円(300円)
|
TEL | 大阪市総合コールセンター(なにわコール) 06-4301-7285 受付時間 8:00ー21:00(年中無休) |
URL | https://tate2023.exhn.jp/ |
5.0
テート美術館は作品の情報を知らなかったので、見たことの無いタッチのものもありました。同行した友人ともこれは面白いと言い合っていました。会場には大きな作品もたくさんあり、迫力に圧倒されます。写真を撮ることも出来て、直接観るのと画像で確認する事とで印象派の色彩を興味深く楽しめました。
3.0
幾つかの作は、遠い昔、学生時代に観ていました。年を重ね、観る機会が訪れる都度、作品は常に違う見えかたになります。初めて出会った時とは違い、これまで見えなかった絵が目に映る様になりました。様々な作品と共有する時間。それは常に変化しながら、つまりは、見る側が変化するのを、40年前に出会えた作品が今回も教えてくれました。唯一無二な時を得れること、意外に尊いことだと、改めて思える素敵な企画展でした。感謝 :)
2.0
ターナー,モネなど巨匠の作品ではありますが、目を見張る名作は展示に含まれていません。
個人的にはハンマースホイの作品を2枚見れたのが収穫。
「光」をテーマにしていますが、テーマでまとめきらない作品も多く、無理矢理感があります。
チケット料、2000円は高いと感じました。
4.0
テート美術館というと「ラファエル前派」や「ウィリアム・ターナー」など19世紀頃の作品のイメージが強かったのですが、今回の展覧会では現代アートも多数出品されていて、歴史的な流れを感じる構成になっています。
最近はSNSでの宣伝効果を狙ってか、写真撮影OKの作品も増えて、日本の美術館も随分イメージが変わってきたように感じます。
4.0
宗教的主題から自然主義的な絵画まで、そして実験的な写真表現から光学的な現代アートまで、さまざまな「光」の表現を概観する本展だが、「光」を主題とするからといって「明るい」作品が多いというわけでもないのが良い。実際、闇が引き立つ作品も少なくない。
明るすぎても、暗すぎてもいけない。必要十分に主題を浮き彫りにする光の効果を堪能できる興味深い展覧会だ。ターナーの素朴でありながら黄金色に輝く画面、マーティンの劇的なまでに崇高な光景、朧げな陰影に気配を感じるハマスホイの室内空間、移ろう時の流れを感じさせる印象派の自然光など、それぞれの作品には多様な光の表情の差異が見てとれる。現代アートはとりわけ闇を見せるが、それゆえ発光体が存在感を増している。
現代人は光よりも闇に惹かれる傾向が強いように思っているのだが、闇あるいは影の魅力に気がつく一方、展示からは「光」がテクニカルなものであることもまた認識できる。光は闇の表情さえも左右する。芸術家たちの創造的手腕、「光をとらえる術」を評価できる目を養わなければと思い至る。
4.0
土曜日16時過ぎに行きました。会期終了間際だったのもあり、なかなかの混み具合。じっくりとゆったり観るのは難しかったです。ですが展示内容には大満足!大きな襖絵は圧巻でした。
4.0
23日の宮下先生の講演会聴講を兼ねてフレンドシップで2回目出かけるつもりでしたが、野球の祝勝パレードがあるということで、急遽前日の午後3時ごろ出かけてきました。
展示室に若い世代が多く、お気に入りを写真におさめている人も多かったです。
まっ、本格的にカメラで写真を撮っている人も居ましたが、それはちょっと私的には賛同しかねます。作品の良い画像が欲しいなら図録買ってください。
学生グループが作品を見ながら語り合っているの良いですよねー。
アートの重要な要素である「光」について、ここ200年の美術史の中でも、光を表現した作品を辿りながら、「光」だけでなく、「光と色彩」や「光の反射や屈折」などについても考えてみたり、語り合ってみたりして素敵ですね。
そういう話声って、聞こえてきても全然OKですし、小さなお子さんを連れて美術館に来ている若いお父さんお母さんもいいなぁと思うのです。ここでアートを見るマナーを学べると良いですね。お話しながら作品を見て当然かと私は思ってます。
(中高年全く関係ない事を話している話し声や講釈ぶっているお話はとても耳障りですけど。キャプションは各自お読みくださいって!)
監視員さんは、「お静かに!」のボードを持って立っていらっしゃったけれど、展示室で響き渡っていたのは、展示室へお知り合いに会いにいらした館長とそのお知り合いの話し声が一番大きかったです( ´艸`)
草間彌生って聞いたことはあるけど実物を見るのは初めてとか、ラファエル前派の細かい描き込みを初めて見て驚いたり、現代アートって何?と思っていたのが、オラファ―のキラキラを体感して「わぁーっ!」ってなって、もっと見てみたいと思われるかもしれません。
帰り際、学生服を着た男子学生ともすれ違った!「いいぞ学校の帰りに立ち寄れる美術館があるっていいね」
5.0
音声ガイドを聞きながら回りました。配置にも余裕があり他の方との距離も適度だったのでとても見やすかったです。撮影可の作品も多く、じっくり楽しめました。
グッズもたくさん買ってしまいました笑。クリアファイルサイズに合う額が販売されており、これはとてもありがたい。もちろん購入です。
中之島美術館には初めて行きましたが、新しくて綺麗ですし空間の構成がとても美しいと思いました。また訪問したいと思います。
4.0
「光」というテーマは、昔から多くの画家が取り組み、現在も現代アートの中で表現し続けており、その文脈を展覧会場で感じながら、「光」が人類を魅了する永遠のテーマであること痛感しました。
メインビジュアルにもなっているジョン・ブレット「ドーセットシャーの崖から見るイギリス海峡」のキャプションを読むと、ブレットは科学者で正確な風景を描くとありました。綺麗な光の表現が海面に映っている絵を眺めていると、海面には光の強弱があるが、空の雲はその強弱にリンクする表現になっていないので、本当にこれは正確なのか、それとも、画面の外側にある雲間からの光がさす表現なのか、化学的と言われてしまうと、右脳で単純に綺麗だなと感じるだけでなく、左脳でどの角度からさす光なのか考えてしまいました。
現代アートにおいては、有名なジェームズ・タレルの「レイマー・ブルー」、オラファー・エリアソンの「黄色vs紫」や「星くずの素粒子」に心奪われ、これまでネット上でしか見たことのなかった作品を体感する身体性の重要性をより感じる作品でした。
麻布台ヒルズギャラリーにて11/24から開催される「オラファー・エリアソン展」も注目しています。
3.0
光や空間、そして人はどう見えているかを考える良い機会となりました。ただ、正直なんでこんなに混雑していて人気なのかは、私にはよく分かりませんでした。ターナー見たくて行ったので、理論が分かるものはとても興味深かったです。
5.0
待ってました!
テート美術館に行こうと飛行機まで予約していたのに、コロナで渡航できなくなったのが2020年。同じ2020年のオラファー.エリアソン展も東京のみでこれも行けず・・ そうしたら「テート」の方からやってきてくれました。
初日は混むかなと思い、開催2日目に行きました。東京での混雑ぶりを皆様のレビューで拝見してたのでドキドキでしたが、思ったよりゆったり見ることができました。
「光」をテーマにした展覧会。自分がどこで「光」を感じるのかを意識しながら見ました。
まずはオラファー.エリアソン。展覧会場の最後で出会う彼の作品は「光」が刻々と変化します。「黄色VS紫」という作品は補色の効果もあってずっと見ていたくなります。鑑賞時間が決まっているので、会場に入る時に確かめておくことをおすすめします。「星屑の素粒子」は複雑な多面体が作り出す光と影とそこから散らばる星屑のような光。これまで画家たちは光の瞬間をキャンバスに閉じ込めて私たちの心をつかんできましたが、エリアソンは光の変化で心に訴えてきます。蛇足ですが、彼は今年の高松宮殿下記念世界文化賞(彫刻部門)を受賞しました。推しの作家が活躍の場を広げていくのはとても嬉しいことです。
ジェイムズ.タレルの「レイマー・ブルー」の光は自分全体を包み込んでくれる光でした。作品が思っていたより大きかったのも展覧会場に行かないとわからなかったこと。これも出会いの楽しさです。
この展覧会で初めて名前を知った作家がジュリアン・.オピー。お気に入りを発見した気分になっていたら、グッズ売り場で彼の作品がクリアファイルやエコバッグにまでなっていたので、彼の作品に魅せられた人が他にもたくさんいたということですね。
今回は現代の作家だけとりあげましたが、他にも紹介したいことはたくさん。
この展覧会はまた友人や家族と日をかえてあと2回は行くので、再訪して出会った
「光」をまたお伝えできればと思います。
「テート美術館展 光 — ターナー、印象派から現代へ」が、世界巡回展の最終開催地である大阪中之島美術館で始まりました。
東京展での観覧者は29万人で巡回先でも最高の来館者数を記録したそうです。東京展でのアートアジェンダのクリップ…readmore
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
大阪府で開催中の展覧会