4.0
自在置物と、緑山による牙彫にビックリ
休館前最後の展覧会ということで、行って来ました。
この展示空間も好きです。
茶道具や、屏風、掛け軸の作品も素晴らしかったですが、自在置物や緑山による牙彫には、驚きました。
実物を自分の目で見れてよかったな、と思う作品でした。再現度が素晴らしい!
現在は休館中ですが、VRでもこの展示が見れるので、ぜひ、三井記念美術館のHPを見てみてください!!おすすめです!
休館明けにもまた行きたいです。
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東洋・日本美術に表されたさまざまな「自然のすがた」をテーマに、三井記念美術館コレクションの中から選りすぐりの名品を紹介します。
「自然」といえば、山・川・海がつくる地形、雨・雪・雷・雲・風などの気象、樹木・草花・動物・虫などの動植物といったように、多くの事物や現象がイメージされます。本展では、これらの「自然」がどのように美術に表現されているのか、色々な角度からアプローチします。
例えば、絵画や調度品では、四季や物語にみる美しい情景の一瞬を捉えたり、自然に溢れた理想の世界を想像したり、自然物をリアルに表現したりする試みが行われました。さらに、茶道具などには、自然のモチーフをデザイン化したり、造形や色を自然にたとえたりするなど、趣向を凝らした表現方法を見ることができます。こうした多彩な「自然のすがた」から、作品の背景にある人々の豊かな感性や創意工夫を感じ取ることができるのです。
雪の煌めき、水の流れ、風の音、雲の動き、草花や樹木の表情……「自然」というフィルターを通して作品を鑑賞してみると、作品がひと味違う姿で目の前に現われるはずです。「自然」が彩る「かたち」と「こころ」をどうぞお楽しみください。
【FEATURE|この名画・名品を観に行きたい!】
美術館散歩 Vol.08 三井記念館美術館
円山応挙筆 国宝 《雪松図屏風》
会期 |
2021年7月10日(土)~2021年8月22日(日)
|
---|---|
会場 |
三井記念美術館
![]() |
住所 | 東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階 |
時間 |
11:00~16:00
(最終入場時間 15:30)
|
休館日 |
月曜日 ※但し8月9日は開館 |
観覧料 | 一般 1,300円(1,100円) 大学・高校生 800円(700円) 中学生以下 無料
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | http://www.mitsui-museum.jp/ |
4.0
休館前最後の展覧会ということで、行って来ました。
この展示空間も好きです。
茶道具や、屏風、掛け軸の作品も素晴らしかったですが、自在置物や緑山による牙彫には、驚きました。
実物を自分の目で見れてよかったな、と思う作品でした。再現度が素晴らしい!
現在は休館中ですが、VRでもこの展示が見れるので、ぜひ、三井記念美術館のHPを見てみてください!!おすすめです!
休館明けにもまた行きたいです。
『雪松図屏風』をこれほど美しく感じたのはこの美術館だったからだと思う。以前とはまったく異なる印象に驚いた。松に積もる雪は白さが冴えるだけではなく一瞬、雪は輝いて見えたのである。真冬の凍てつく靄。朝の日差しが新雪の結晶ひと粒…readmore
4.0
改装前最後の展覧会と知らずに訪問。静嘉堂文庫美術館もそうだったが、一時閉館前の展覧会は収蔵品の名品を一斉に公開してくれるのがありがたい。その中にあってこの展覧会は、単に名品を揃えた、というだけでなく、名品を「自然」の表現を通して観る展覧会。何時見ても綺麗だと思う野々村仁清の水差し「信楽写兎耳付水指」、真夏にあって涼しげな「雪松図屏風」、素材の使い方が素晴らしい「秋草に兎図襖」と満足。1年弱先ではありますが、改装後も楽しみです。
5.0
リニューアル前最後の展示。まさに、名品が一堂に会している展覧会!
特に円山応挙の雪松図屏風は見応えがありました。描かない白にハッとさせられ、ずっと観ていられます。一方の福禄寿・天保九如図の愛らしさ。どちらも良くて選べない。
そして高瀬好山の昆虫自在置物や伊勢海老自在置物。そのまま写し取っているかのようなリアルさがありながら、人工物ならではの良さがあり、まさに観ていて飽きない作品。
絵画や工芸品、能装束などそれぞれに見どころがあり、日本美術を堪能させていただきました。
5.0
自然物をどうアプローチして作品にしていくか、贅沢にもコレクションの名品から紐解く。
「理想化された自然を表す」「自然物を造形化する」等々、5つに分類しているが、とにかく名品揃いに息を呑む。
国宝 雪松図屏風 円山応挙筆、重要文化財 黒楽茶碗 銘雨雲 本阿弥光悦作はもちろんのこと、様々な名品が次々とあらわれる。
安藤緑山の象牙の野菜や、象彦の蒔絵は超絶技巧。
もうお腹いっぱいの名品展。
そして、猛暑に雪松図屏風を眺めるなんて乙だ。
5.0
モネの睡蓮から美術鑑賞に引き込まれ、同時に北斎の魅力にも取りつかれて、
できる限りの展示に足を運ぶようになったが、都内のこんなに近くに
この名作があるとは。
《雪松図屏風》
名作というより国のお宝。
バランス。
松のトゲトゲしさと、雪のふんわり感。
黒と白。
できるだけ近くで見たときと、大股6歩くらい下がって見たときの印象。
繊細であり、大胆。
心を揺さぶる絵ってすごい。
4.0
コロナ禍でありましたが、予約なしで入館できました。祭日でしたが人出はまぁまぁと言った感じでした。
三井記念美術館所蔵品の中から、自然をテーマから選りすぐりの作品群が展示されてました。
中でも応挙「雪松図屏風」は圧巻。抱一の「秋草に兎図襖」は重文「夏秋草図屏風」を思い出させ、杉の板張りの襖が斜めに張り合わされて強風を表現・・・凝ってました。
安藤碌山作:染象牙果物置物もリアル。高瀬好山製:昆虫自在置物と伊勢海老自在置物。何れも明治~昭和にかけての職人芸、現代に繋がっていないのが残念でした。
「東福門院入内図屏風」は徳川の威信をかけた入内だったのでその華やかな様子が人名と共に描かれ、持参したお道具の内容までも描かれていたのが面白かったです。
全体的には三井記念美術館らしい展示内容で、茶道具・絵画・工芸・能面・能装束と幅広く展示されて、楽しめました。
だだ、和漢朗詠集切が茶室の床、奥深く展示だれていたので、良く見えなかったのが残念でした。
4.0
改装前の最後の展覧会です。時間を間違えて10時すぎころ着いてしまいました。自然をテーマに茶道具、絵画、工芸品などが並びます。最初の展示は各種茶道具で、いつもの展示とかわらない構成です。見どころは第4展示室で、国宝の雪松図屏風が正面に座しており、迫力があります。酒井抱一の屏風も素敵でした。工芸の展示は超絶技巧が揃い、見とれてしまいます。まだそれほど混雑していないのでおすすめです。
5.0
リニューアル工事前の最後の企画展ということで、名品ばかりでした。
・安藤緑山の牙彫、自在置物、超絶技巧です。
・酒井抱一の襖絵、斜めの板で風を表現。斬新です。好きだなー抱一。
・東福門院のお輿入れの時の屏風、見物している人たちも魅力的で、いつまでも見てられます。
・能衣装、鮮やかです。
絵画、工芸、茶道具、などなどジャンルもいろいろで、とても楽しかったです。
5.0
三井の持っているすごいものが一気に集結です。
卯花も雪松図も同時に見られるなんて!!なんて太っ腹!!
今回はコレクション展なので、テーマでまとまることなく、いいものを思い切り拝見できる素敵なチャンスです。
途中の小部屋の根付&印籠も素敵な細工のものがたくさんなので、見逃さないように!!
5.0
三井記念美術館の本年度ラスト展覧会、良かったです!
抱一の襖絵が素晴らしいです。
木目を風に見立てているんですね。洒落ています。
経年劣化も見越しているんでしょうか。
川端玉章、狩野栄信は状態も良く見応えあります。
光悦雨雲も素敵だなぁ。しばらく眺めます。
工芸品、能面も良いなぁ。
豪商の凄みが伝わる三井記念美術館ハイライト展に仕上がっています。
三井に軍配。
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