4.0
絵を巡る100年の物語
画家、江上茂雄氏を初めて知った。色々な画材で描かれた風景画の数々。美しく色を重ねた心象風景の様なクレヨンによる風景画に見惚れてしまった。木版画も詩的で美しい。お孫さん達に出したハガキにも可愛らしい版画が添えられて優しい人柄が伺えて微笑ましかった。 第三部、美術館所蔵品第一号の「百日草の庭」という一枚の絵を巡るドラマに驚いた。謎の画家を追って、よくぞ地球の裏側までと、この企画に興奮した。 最後に美しい沢山の花の写真と言葉に癒された。… Read More
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東京都美術館は、今から100年前の1926年、日本初の公立美術館として東京・上野公園内に開かれました(※開館時の名称は「東京府美術館」)。本展は、この「100年」という時間を、異なる3つの場所でそれぞれに続けられた創作活動をとおして、展望していきます。
第一部「上野—東京都美術館の100年」では、上野に誕生した美術館のはじまりからこれまでを、そこで開催されたさまざまな展覧会やその周辺に広がる風景から振り返ります。
第二部「大牟田—江上茂雄の100年」では、九州の炭鉱の町・大牟田そして荒尾で生涯をすごし、その場所の風景を描き続けた江上茂雄(1912-2014)の画業をみつめます。
第三部「ブエノスアイレス―《百日草の庭》をめぐる100年」では、東京都美術館が開館した 1926年に描かれ、最初の収蔵品となった絵画作品《百日草の庭》をめぐって、戦前にアルゼンチンに渡ったある日本人移民とその家族たちの「絵」と「花」の物語をたどります。
近代以降、あまたの博覧会、展覧会の開催地となり、さまざまな文化的施設がつくられた上野という場所は、日本近現代美術史の中心地とみなされてきました。本展では、多種多様なひとびとが集った上野そして東京都美術館の100年と、そこから遠くはなれた土地で、個人の膨大な熱量によって繰り広げられた創作の営みとを並行してたどることで、「中央/周縁」といった枠組みをのりこえ、表現することの根源的な意味を浮かび上がらせていきます。
ひとびとの「より良い生活」を支える場所として、美術館はなにができるのか。3つの場所の風景と向き合いながら、次の100年について考えていきます。
| 会期 | 2026年7月23日(木)~2026年10月7日(水) |
|---|---|
| 会場 |
東京都美術館
|
| 展示室 | ギャラリーA・B・C |
| 住所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
| 時間 |
|
| 休館日 |
月曜日 ※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開室 |
| 観覧料 | 一般 1,200円 65歳以上 1,000円 学生・18歳以下 無料
|
| TEL | 03-3823-6921 |
| URL | https://www.tobikan.jp/viewsofthisplace |
4.0
画家、江上茂雄氏を初めて知った。色々な画材で描かれた風景画の数々。美しく色を重ねた心象風景の様なクレヨンによる風景画に見惚れてしまった。木版画も詩的で美しい。お孫さん達に出したハガキにも可愛らしい版画が添えられて優しい人柄が伺えて微笑ましかった。 第三部、美術館所蔵品第一号の「百日草の庭」という一枚の絵を巡るドラマに驚いた。謎の画家を追って、よくぞ地球の裏側までと、この企画に興奮した。 最後に美しい沢山の花の写真と言葉に癒された。… Read More
3.0
65歳以上は「大英博物館-百花繚乱」展のチケット半券で、100円ということで、身に入ってみました。 「本展では、東京都美術館が地域社会や歴史の中でどのように「より良い生活」を支えることができるのかについても深く考察します。」などとありました。なのに何故大牟田やブエノスアイレス?? なんだか結局良く分かりませんでした。 1. 上野—東京都美術館の100年 では、この美術館の歴史を振り返り、開館以来の展覧会や周辺の風景などや、多彩な資料やアーカイブを通じて、各時代の上野の姿を知ることができました。ちょっと下町風俗資料館みたいな印象の展示でもありました。 2. 大牟田—江上茂雄の100年では、存じ上げなかった画家さん、九州の大牟田で生涯を送った、江上茂雄氏の作品とその背景を深く掘り下げようとしています。この展示は、年代を追って変わっていく、氏の独自の創作スタイルや、使用した多様な画材に触れることができました。全て独学とは思えない、なかなか凄い方だと、作品とともに氏の人生も記憶に刻まれた感じです。 3. ブエノスアイレス―《百日草の庭》をめぐる100年では、1926年に制作された絵画「百日草の庭」が中心でした。この作品を通じて、… Read More
4.0
大牟田のひと、江上茂雄氏の展示が圧巻です。 全く存じ上げない作家。高等小学校を出てすぐ三池炭鉱に就職し、60歳の定年まで勤め上げた方。絵は独学、退職後に制作を本格化しています。画の題材はずっと大牟田。 10代から晩年近くまで総数約400点、と驚異的な数の作品展示。独学の人とはいえ、10代の習作からして基礎画力は抜群。50~60代の頃のパステル画(正確にはクレヨン画)はサイズも大きく数も多く、一心不乱に描き上げた感のある筆致が瑞々しい。 展示の後半では「水彩風景画」とのぶっきらぼうなタイトルでまとめた113点が壁面一杯に。67歳~97歳の30年間に描かれた8500点から選出したとのことです。これ、単純計算で年間280枚!高齢での作ながら筆が枯れない。すさまじい情熱に心から感服します。 江上氏の作品は、一部、地元の福岡県美術館の所蔵となっており、公営美術館への収蔵実績もあるようです。展覧会履歴は、とフライヤの小さな字を見てみると、直近では2018年に武蔵野市立吉祥寺美術館で個展開催あり。ここで謎が解けました。吉祥寺から東京都美に移られた大内曜学芸員が、両館で企画なさっているのですね。 そもそも、上野・大牟田・ブエノスアイレス… Read More
5.0
第一部は5年程前に 「東京都コレクションでたどる上野の記録と記憶」という展覧会があり それに出品されていた作品も出ていました 第三部はあまり興味をひかれず流し見 第二部 大牟田ー江上茂雄の100年 知らない画家でした 水彩からクレパス、クレヨン 木版画 どれも素晴らしかった (油彩は絵の具が高価でなかなか手が出なかったらしい) 働きながら描いた人生 図録はまだ出来ていなくて 絶版の画集が 一冊置いてありゆっくりページをめくる 激込みの大英博物館展の後 疲れた気分が回復してゆく 空いています 風景画好きの方にはオススメです 単独の展覧会を熱望します 2018年 吉祥寺美術館での展覧会 行きたかったなぁ…… Read More
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