大地に耳をすます 気配と手ざわり

東京都美術館

  • 開催期間:2024年7月20日(土)~2024年10月9日(水)
  • クリップ数:47 件
  • 感想・評価:7 件
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ミロコマチコ《2匹の声》2022年 アクリル、木製パネル 作家蔵 Photo: Yuichiro Tamura
ミロコマチコ《木の記憶》2021年 アクリル、テーチ木染めシーチング木製パネル張り 作家蔵 Photo: Yuichiro Tamura
ミロコマチコ《光のざわめき》2022年 アクリル・紙、木製パネル 作家蔵 Photo: Yuichiro Tamura
川村喜一《2018.1121.1043》2018年 写真 作家蔵
川村喜一《2017.0629.1305》2017年 写真 作家蔵
川村喜一《2018.1027.1025》2018年 写真 作家蔵
ふるさかはるか《山かけと懺悔》2023年 木版 藍・土、紙 作家蔵 撮影:麥生田兵吾 画像提供:Gallery PARC
ふるさかはるか《織り》(部分)2014年 木版 土、紙 作家蔵
ふるさかはるか《葉隠れ》2014年 版木 土・水彩、サクラ 作家蔵 画像提供:青森公立大学 国際芸術センター青森
倉科光子《39°42'03"N 141°58'15"E》2015-21年 透明水彩、紙 作家蔵
倉科光子《40°12'15"N 141°47'55"E》2013-14年 透明水彩・アクリル絵具・鉛筆、紙 作家蔵
倉科光子《37°33'22"N 141°01'31"E》2016-20年 透明水彩、紙 作家蔵
榎本裕一《無題(沼と木立)》2022年 油彩・シルクスクリーン、カンヴァス 作家蔵
榎本裕一 新作の完成イメージ 2024年 作家蔵
榎本裕一 新作の完成イメージ 2024年 作家蔵
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展では自然に深く関わり制作をつづける現代作家5人を紹介します。

野生動物、山の人々の生業、移りゆく景色や植生、生命の輝きや自然の驚異を捉えた作品は、自然とともに生きるつくり手の瑞々しい歓喜に溢れています。同時に、ときに暴力的に牙をむき、したたかな生存戦略をめぐらせる自然の諸相を鮮烈に思い起こさせ、都市生活では希薄になりがちな、人の力の及ばない自然への畏怖と敬意が感じられます。未開の大自然ではなく自然と人の暮らしが重なる場から生まれた彼らの作品は、自然と人の関係性を問い直すものでもあります。

古来人間は、自然の営みに目を凝らし、耳をすまし、長い年月をかけて共生する術を育んできました。自然に分け入り心動かされ、風土に接し生み出された作品は、人間中心の生活のなかでは聞こえにくくなっている大地の息づかいを伝えてくれます。かすかな気配も捉える作家の鋭敏な感覚をとおして触れる自然と人のあり様は、私たちの「生きる感覚」をも呼び覚ましてくれるでしょう。

◆ 出品作家 (五十音順)
榎本裕一、川村喜一、倉科光子、ふるさかはるか、ミロコマチコ

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年7月20日(土)~2024年10月9日(水)
会場 東京都美術館 Google Map
展示室ギャラリーA・B・C
住所 東京都台東区上野公園8-36
時間 9:30~17:30 (最終入場時間 17:00)
  • 金曜日9:30~20:00(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)
※ただし、8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・休)は開室
観覧料 一般 1,100円
大学生・専門学校生 700円
65歳以上 800円
高校生以下 無料
  • ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料*いずれも証明できるものを要提示
    ※都内の小学・中学・高校生ならびにこれらに準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観覧するときは無料(事前申請が必要)
    ※同時期開催の特別展「デ・キリコ展」「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」のチケット提示にて各料金より300円引き
TEL03-3823-6921
URLhttps://www.tobikan.jp/daichinimimi/

東京都美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

楽しみにしていた展覧会

東京訪問予定が、ケガ入院中にためいけなくなり、同行予定だった友人に行ってもらいました。以下、彼女の感想です。
【大地に耳をすます
気配と手ざわり】
『未開の大自然ではなく自然と人の暮らしが重なる場から生まれた彼らの作品は、自然と人の関係性を問い直すものでもあります。
古来人間は、自然の営みに目を凝らし、耳をすまし、長い年月をかけて共生する術を育んできました。自然に分け入り心動かされ、風土に接し生み出された作品は、人間中心の生活のなかでは聞こえにくくなっている大地の息づかいを伝えてくれます。」
まさに自然の偉大さを知らしめられ、日常生活を普段通りに送っている私が薄れていた自然への畏怖の念が蘇り、改めて自然とういものの凄さに向き合う時間になりました。
鋭敏な感覚をとおして触れる自然と人のあり様は、私たちの「生きる感覚」をも呼び覚ましてくれると紹介されてるように「生きる感覚」を根底から呼び覚ましてくれた展覧会でした。

3.0

溢れる生命感

ミロコマチコさんの<木の記憶>が良かった  
絵本<みえないりゅう>は図書室で読んでみました

倉科光子さんの 津波前後の植物たち
小品ですがふるさかはるかさんの<ソマの舟>夜営は 心にぐっとくるものがありました

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Rikashさん、morinousagisanさん

4.0

余韻が残ります

いつのまにか出不精になってしまい、身近な公園の花や木々にプチ自然を感じている日々でしたが、この展覧会に行くと、心の中にすでに知っている大自然の原風景がよみえがえり、頭の中になだれ込んできました。

それぞれの作品が切り取っているのは自然の中のごく一角ですが、イマジネーションを掻き立てられ、見ている以上の景色を見せられ、作家さんの思いはもちろん、息づかいまで感じるような作品が多く、美術館を出た後も余韻が残りました。

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kage0512さん、mio_sprさん、Camdenさん

4.0

力をもらいに

ミロコマチコさんに力をもらいに行きました。今の私には彼女のパワーが欲しかったのです。他のアーティストさんもはじめましてが多かったのですが、どの方も素敵でまたみたいなと思う方ばかりでした。すごく良い展覧会でした。

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kage0512さん、内線38さん

4.0

自然と関わる作家の制作姿勢に共感

自然・大地に深く身を置く5人の作家の群像として捉えた本企画展、声高とは正反対だが何故だか実に情緒的でした。自然の厳しさや気まぐれの中で、作家各様の「生」の表現があり、エネルギーを感じます。

最初の川村喜一氏の明るいトーンのフォトインスタレーションは、自然を身近に優しく受容しようとする視点にして、本展のいざない。
二番手のふるさかはるか氏の版画は、制作記録のビデオ映像で氏の自然にトコトン拘る制作プロセスがよくわかり、作品の魅力の理解につながります。控えめで、素朴で、首尾一貫のナチュラル。
三番手のミロコマチコ氏。絵本でおなじみですが、印刷ではないアクリル原画の世界は、一転して、感じた自然をエネルギッシュにワイルドに表現します。ここは楽しい。
四番手の倉科光子氏。あの地震被災地の植生変化を、観察記録のように水彩画にてルポルタージュしている作品群。直後の不毛の土地から徐々に育まれる生、そこに注がれる同氏のまなざし、心に沁みます。
最後の榎本裕一氏。自動車用ウレタン塗料をアルミパネルにインクジェットで吹き付ける白黒の抽象作品群は、これまでの情緒を拒絶します。北の大地の冬の自然の厳しさを、対峙的に、客観的な距離感で捉えなおしてくれます。甘いものじゃない、と。

以上のようなストーリーを感じつつ、本企画展の主題「大地に耳をすます 気配を手ざわり」を楽しみました。大人気のデ・キリコ展の傍らで、なかなか味のある都美の展覧会でした。

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ぷりんさん、kage0512さん、mio_sprさん、fumiko773さん、nkwiwkさん

5.0

自然と向き合うアート

5人の作家が、それぞれ異なるアプローチで自然と向き合っていた。
移動できることを前提として作られた作品、自然の素材のみで作られた作品、生命感あふれるダイナミックな作品、たくましく育つ植物をディテールまで優しく描いた作品、雪や暗闇の木立を独特な方法で表現した作品、いずれも自然への敬意を感じた。

一部の作品には、その創作過程を撮影した映像があり、作品への理解が深まったのも良かった。

THANKS!をクリックしたユーザー
ぷりんさん、kage0512さん

5.0

自然への敬意が大切だと感じた

 それぞれの現代作家の作品からは、自然に対する尊敬の念が感じられた。
来館日も都内では猛暑だったが、この原因は人間が経済最優先で行動した結果の代償でもある。それは、自然への軽視ともいえるのではないかと作品を鑑賞しながら感じた。

 自然は人間と同じく生き物であるので、自然とともに共生することが大切であるという作家の思いが伝わる展覧会だった。

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kage0512さん、アバウトさん

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出展作品・関連画像IMAGES

ミロコマチコ《2匹の声》2022年 アクリル、木製パネル 作家蔵 Photo: Yuichiro Tamura

ミロコマチコ《木の記憶》2021年 アクリル、テーチ木染めシーチング木製パネル張り 作家蔵 Photo: Yuichiro Tamura

ミロコマチコ《光のざわめき》2022年 アクリル・紙、木製パネル 作家蔵 Photo: Yuichiro Tamura

川村喜一《2018.1121.1043》2018年 写真 作家蔵

川村喜一《2017.0629.1305》2017年 写真 作家蔵

川村喜一《2018.1027.1025》2018年 写真 作家蔵

ふるさかはるか《山かけと懺悔》2023年 木版 藍・土、紙 作家蔵 撮影:麥生田兵吾 画像提供:Gallery PARC

ふるさかはるか《織り》(部分)2014年 木版 土、紙 作家蔵

ふるさかはるか《葉隠れ》2014年 版木 土・水彩、サクラ 作家蔵 画像提供:青森公立大学 国際芸術センター青森

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