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因陀羅コンプリート王手と夏の施策
因陀羅の禅機図・全6点の鑑賞を目指す私は、本展も因陀羅狙いで訪問しました。
禅機図はいずれもニヤッとした爺さんが出てきますが、可愛らしさがあるんですよね。
『智常禅師図』も脱いだ靴が揃っていないところとか、見ていて楽しくなります。
残るは荏原畠山美術館の所蔵品のみ。近々出してくれないかなぁ。
他には狩野常信の『琴棋書画図屛風』が面白かった。
船にドーム型のテントを張って、その中で囲碁を楽しむ情景がなんだかイマっぽい。
さて、7・8月は各美術館が子ども向けの施策をいろいろ打ち出します。
本展も伊藤ハムスター氏が描いたキャラクターを使い、小学生狙いなのはわかる。
わかるけど、このテーマではキツイかな。
絵画入門ということで、作品の隙間を埋めるように大きめのタイトル幕を配置したり、パネル展示を増やしたり…、結果的には大人が恩恵を受けています。