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※移転準備のため休館中。静嘉堂文庫美術館の展示ギャラリーは、2022年10月に東京丸の内の明治生命館1階に移転。庭園は無料で散策可。
静嘉堂文庫美術館は、世田谷区岡本(最寄駅 東急田園都市線・大井町線の二子玉川駅)にあり、現在、「曜変天目(「稲葉天目」)」(茶碗)、俵屋宗達筆 「源氏物語関屋・澪標図屏風」などの国宝7点、重要文化財84点を含む、およそ20万冊の古典籍(漢籍12万冊・和書8万冊)と6,500点の東洋古美術品を収蔵する。
静嘉堂の歴史は、三菱第二代社長 岩﨑彌之助(いわさき やのすけ 1851~1908)が、1892(明治25)年、神田駿河台の自邸内に静嘉堂文庫を創設したことに始まる。
1911(明治44)年には、岩﨑家の高輪別邸(東京都港区)に移転し、さらに1924(大正13)年には世田谷区岡本にある彌之助の墓の隣接地に静嘉堂文庫を建設。1940(昭和15)年には、彌之助の長男 三菱第四代社長 岩﨑小彌太(いわさき こやた 1879~1945)により、財団法人静嘉堂が創立された。
1977(昭和52)年には、展示室を設けて静嘉堂が収蔵する美術品の一般公開を行ってきたが、1992(平成4)年4月、静嘉堂創設100周年に際して、同敷地内にあらたに「静嘉堂文庫美術館」が建設され、開館。世界に3点しか現存していない中国・南宋時代の国宝「曜変天目(稲葉天目)」をはじめとする所蔵品(※常設展示はされていない)を、年間4~5回の展覧会でテーマ別に公開している。
岩﨑彌之助は、明治期の西欧文化を偏重する世相の中で、軽視されがちであった東洋固有の文化財を愛惜し、後世へとその遺産を残すために、 1887(明治20年)頃から本格的に美術品の収集を開始した。さらに小彌太によって、美術館の収集は拡充されていった。彌之助が、絵画、彫刻、書跡、漆芸、茶道具、刀剣など広い分野にわたるのに対して、小彌太は、特に中国陶磁を系統的に集めている点が特色となっている。
静嘉堂文庫美術館は、武蔵野の面影を色濃く残した自然の広がる中にあり、美術館内の敷地にも、趣きある庭園が広がり、梅園やギンモクセイなど、四季折々のさまざまな樹木や花々を楽しむことができ、鑑賞後の散策なども楽しめる。
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