美しい春画
-北斎・歌麿、交歓の競艶-

細見美術館

  • 開催期間:2024年9月7日(土)~2024年11月24日(日)
  • クリップ数:31 件
  • 感想・評価:7 件
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-1
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-2
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-3
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-4
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-5
喜多川歌麿 夏夜のたのしみ(部分) 個人蔵【前期展示】
葛飾北斎 肉筆浪千鳥より(部分) 個人蔵【全期展示】
月岡雪鼎 月次春画花卉画帖 ミカエル・フォーニッツコレクション【頁替あり】
喜多川歌麿 階下の秘戯 (部分) 似鳥美術館蔵【後期展示】
鳥文斎栄之 貴人春画巻 個人蔵【巻替あり】
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-1
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美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-1
美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶- 細見美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

本展では、1点ものである絵画作品「肉筆春画」に焦点をあて、海外からの里帰り作品約20件を含む精選された美麗な春画約70件を展示します。

春画は個人の密かな楽しみという常識を覆す喜多川歌麿の大作や、書籍などで存在は知られながらも、公開の機会がほとんどなかった作品も登場。

中でも、葛飾北斎の「肉筆浪千鳥」は日本の美術館では初公開となります。

【FEATURE|内覧会レポート】
「春画」ー秘するがゆえに溢れる愉悦の美

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年9月7日(土)~2024年11月24日(日)
  • 前期 9月7日(土) ~10月14日(月・祝)
    後期 10月16日(水) ~11月24日(日)
会場 細見美術館 Google Map
住所 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
祝日の場合、翌火曜日
観覧料 2,200円
  • ※18歳未満は入場禁止
TEL075-752-5555
URLhttp://www.emuseum.or.jp/index.html

細見美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

細見美術館 細見美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ドキドキの体験でした!

8年ぶりとなる春画展、私は初めて本物の春画を生で見る機会となりました。大きな掛軸となっている春画は、床の間に飾り、客人を招いて、皆で鑑賞したのだろうかと想像すると、江戸時代の性に対する寛容さに驚きとともに新鮮さを感じます。
表情を見ていると、絵師の違いが特徴的で、スタイリッシュな歌麿、無表情の雪鼎、役者を思わす北斎、ユーモアを感じる英一蝶、個人的には、一蝶スタイルが好きです。

どの作品か忘れたのですが、イチモツに置く女性の手の表現が面白かったです(指は5本あったのですが、親指が長く、足の指見たいでした)。

土曜日の午前中に行ったのですが、大盛況で、夫婦やカップル、女性だけのグループなど、女性の鑑賞者が多かったのは驚きでした。

取り扱いが難しいジャンルですが、公立美術館で開催される日を期待しています。

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uchikoさん、黒豆さん

2.0

展示室には春画作品のみ67点をびっしり展示。

春画といっても、名を馳せた画家の作品ばかり。着物の柄や生地(絽や紗)、背景の家具等々、繊細で美しく。
展覧会タイトルにある「美しい」は、この辺りを表現したかったのかと。
春画が美しいわけではない。かなり生々しく、数が多過ぎて…
通常の細見美術館の展覧会に比べると、かなり混雑ぎみで、展示室は人だらけ。入場料も高くて驚いた。
狭くて音が響く室内で、構わずに大きな声で喋りながら見る人も多いから、かなり騒々しい室内。
ずっと「amazing」を繰り返す外国人の集団も。

2.0

着物が素敵!

浮世絵の巨匠たちの肉筆画も観られる贅沢な企画展です。やはり美人画の春画は素敵でしたし、着物の柄や色の重ね方などうっとりしました。

ただ、個人的にはキャプションが残念。その作品の全体像を説明され、実際に展示されている絵については数文字というものが多かったので、混乱するばかりで作品鑑賞の助けにはなりませんでした。

数年前の春画展では作品の中に書いてある文章もキャプションにしてくださっていたのでわかりやすく楽しめたのですが、今回は皆無。北斎のタコと海女は書いてある文章をぼんやり覚えていたのでなんとか読めましたが、他の作品は解読できず、消化不良となりました。

平日の14時過ぎに行きましたが行列はなく、展示室も空いていたのでゆっくり鑑賞できました。スタッフさんがたくさんいらっしゃったのが通常の細見美術館の雰囲気とは違っていました。

REPORT

浮世絵の巨匠たちが描く美しい春画 - 北斎と歌麿の名作を堪能

細見美術館での「美しい春画」展
細見美術館で開催中の「美しい春画」展。正直に言って、春画を見ることに抵抗がありました。タブーに触れているような気がして。でも、興味は抑えられませんでした。そこで、実際に足を運んで確かめてきまし…readmore

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karachanさん

4.0

おおらか

楽しかった。
8年前?に行ったときよりも美しい感じのものが多かった。前回は局部を誇張するあまりあり得ない大きさで描かれているものもあり、少々げんなりした記憶がある。
人間の営みとしておおらかに描かれてあり、気持ちが良い。決して男性優位という感じでもなく、良く分からない雑誌やメディアから歪んだ性の知識を得てしまいがちな若者にも、できればカップルで観て欲しい。
過去、大英博物館の展示会では世界を驚愕させたらしいが、もっと海外に出して観てもらうべき日本のアートだと思った。

5.0

春画展を楽しみ尽くす

「細見で春画展を開催」の一報を聞いてから、本当に楽しみにしていました。今年一番期待していた展覧会といっても過言ではないですね。
春画の面白さは、絵面がワイセツこの上ないのにムダに技巧を凝らして豪華に作っているところ。そして、絵解きをするまでもなく、わかりやすい!
今年は春画を見る機会が多くあって、当たり年だと思っています。アートフェア東京の角匠のブース、アートフェアArt Kudanの浦上蒼穹堂のブース、大倉集古館の「浮世絵の別嬪さん」など、展示数は多くないけど良品・珍品を楽しみました。で、満を持しての「美しい春画」展です。

本展を楽しむには、迷わず友の会への入会をオススメします(4,000円、1年間有効)。
なぜなら、今回はフロアごとに再入場が不可だから。別のフロアに進んでから前のフロアにあった作品を見たいと思っても戻れない。でも、会員なら何回入館しても大丈夫。今回も日帰り遠征だったので、入会して本展を見て、京セラと近代美術館を回ってから再訪しました。「この人、また来た?」と思われても、全然平気です(笑)
1日で会費の元は取ったし、後期もまた来るし、来年の遠征計画もすでにあるし、もうタダみたいなものです。

差し障りがあるので作品の細かい内容は語りませんが、期待以上の内容でした。
肉筆画が多いのでとにかく色が綺麗だし、大っぴらに見るものでもないので保存状態も良好。「真似ゑもん」も「三源氏」もあったし、特にうれしかったのは鳥文斎栄之の作品を多く見られたのと、「袖の巻」と「階下の秘戯」の実物を見られたこと!
今年1月にあった鳥文斎栄之の大規模回顧展でも春画については触れられてなかったし、「袖の巻」はサイズ感が気になっていたので実物を見て納得しました。「袖の巻」は男女ともに笑顔が可愛らしい大好きな作品です。「階下の秘戯」は大倉集古館のセミナーで「深川の雪」との関係性を聞いていたので、それを思い出しながら鑑賞しました。
目玉の北斎の作品は最後のフロアを丸ごと使って展示していました。版画の「富久寿楚宇」とそれに彩色した「浪千鳥」の同じ場面が並べられていて、見比べがしやすかったです。「肉筆浪千鳥」を含めて、版画と肉筆のそれぞれの良さを味わうことができました。

図録には多くの展示作品の全場面が掲載されているので、図版は小さいもののストーリー展開を追うのに役… Read More

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Camdenさん

4.0

18禁の肉筆画、よく描き込んでます

日曜日の午後に訪問、流石に年配の方が中心ですがかなり賑わってました。

これは流石に18禁ですね。
そもそもは秘め事です。
ですので、その肉筆画は、細部にもとことん凝って、艶美に美しく、です。
こういうのは、美しくないといけません。
あらためてですが、春画は裸体画ではない。
衣をまとい、その衣の描写が実に丁寧で色合いも良く、美しい。
デフォルメあり、大胆過ぎもあり。
思わず笑うようなユーモアがあるのも明るくて楽しいです。

喜多川歌麿《夏夜のたのしみ》。横幅1メートルの見事な大作、保存状態も完璧な掛軸・・・なのですが、多分掛けられたこと、あまりないでしょうね。

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Sukekiyo-Acckermanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

喜多川歌麿 夏夜のたのしみ(部分) 個人蔵【前期展示】

葛飾北斎 肉筆浪千鳥より(部分) 個人蔵【全期展示】

月岡雪鼎 月次春画花卉画帖 ミカエル・フォーニッツコレクション【頁替あり】

喜多川歌麿 階下の秘戯 (部分) 似鳥美術館蔵【後期展示】

鳥文斎栄之 貴人春画巻 個人蔵【巻替あり】

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