美しい春画-北斎・歌麿、交歓の競艶-
細見美術館|京都府
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浮世絵の巨匠たちが描く美しい春画 - 北斎と歌麿の名作を堪能
細見美術館での「美しい春画」展
細見美術館で開催中の「美しい春画」展。正直に言って、春画を見ることに抵抗がありました。タブーに触れているような気がして。でも、興味は抑えられませんでした。そこで、実際に足を運んで確かめてきました。
春画ってなんだ?
春画とは、性の営みを描いた絵画です。平穏な日常生活を続けている私が見ていいものだろうか。美術館という公の場で春画を見ちゃっていいのでしょうか。いけないことをしているような、妙な気持ちです。展示の解説ツアーがあるというので、秘密のパーティーにお呼ばれする気持ちで扉を開きました。禁断の世界に足を踏み入れ、私が目にしたものは…!
北斎の春画
「北斎という名を問えば、《富嶽三十六景》という親しみ深い作品名が、まるで合言葉のように返ってくる…」(『北斎肉筆画集成』双葉社)私も同じです。しかし、北斎の師匠である勝川春章は肉筆美人画の第一人者でした。北斎の肉筆春画というだけでも貴重ですが、《肉筆浪千鳥》は日本国内の美術館では初展示だそうです。しかも12枚セットで展示されています。
歌麿の美人画
「春画は個人の密かな楽しみというこれまでの常識を覆す喜多川歌麿の大作」(説明パネル)。この作品は、江戸庶民を楽しませただけでなく、武家社会からも需要があったことが近年明らかになってきました。スペースの限られた版画で、ここまで表情や仕草、さらには内面まで表現できたことに驚きました。「~完成された歌麿の美人画風を見ることができ、流麗な線や、しなやかな描写などの、成熟した官能表現を見てとることができる。」(説明パネル)
体験の感想
繊細で優美なだけではありません。人間の身体におかしな歪みがあったり、不自然なのに、なぜか絵として違和感がないのです。身体が絡まり合う感情の世界に引き込まれ、没頭してしまいます。これぞボットー体験!
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- karachanさん
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- BY 入江玄|アートライター