4.0
あなたは何を感じるだろうか
アーティスト集団「ダムタイプ」による第59回ヴェネチア・ビエンナーレの
日本館の展示が堂々の凱旋である。単に再現されているのではなく
ゾン美の展示室に合わせて再構築した《2022: remap》として作品が作られている。
室内は真っ暗でレーザー光、LEDライトが目まぐるしく明滅している。
かろうじて何か文字が書いてあるがとてもじゃないが追えない。
どうやら資料によると、この光は4台の高速回転する鏡に反射しているらしい。
そして、周囲にはレコードを思わせる機械(ターンテーブル)がいくつもある。
所々、スポットライトがあたり、その間は何かしらの音が聞こえる。
本作は音楽家の坂本龍一氏が参加しており、その音の正体を知ると
いかにも現代芸術らしいもので出来ている。
メンバーの高谷史郎氏によると、
【展覧会には様々なメッセージを込めたが、来場した人が展示を見て
感じたことがその人の答えになると思っている】と、述べている。
本展覧会の捉え方はまさに千差万別だと思う。
果たして、あなたは何を感じるだろうか。
私は明滅する光で、少し目眩を感じましたヾ(;゚;Д;゚;)ノ゙