FEATURE

アートの住処は美術館だけじゃない。
最もクリエイティブなアートの形態、
オペラで至高のアートと邂逅する

アートコラム

現代美術界の巨匠、アニッシュ・カプーアによる、火山が逆さまに吊るされた舞台美術が話題となった新国立劇場 2023/24シーズンオペラ ジュゼッペ・ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」第1幕より。中央はシモン・ボッカネグラ役のバリトン、ロベルト・フロンターリと娘のマリア役のソプラノ、イリーナ・ルング。
現代美術界の巨匠、アニッシュ・カプーアによる、火山が逆さまに吊るされた舞台美術が話題となった新国立劇場 2023/24シーズンオペラ ジュゼッペ・ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」第1幕より。中央はシモン・ボッカネグラ役のバリトン、ロベルト・フロンターリと娘のマリア役のソプラノ、イリーナ・ルング。

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構成・文 藤野淑恵

現代美術界の巨匠、アニッシュ・カプーアの舞台美術が登場。
世界初演、新国立劇場 2023/24シーズン
オペラ ジュゼッペ・ヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」

響き渡るソプラノやテノールの輝かしい歌声、ストーリーを雄弁に奏でる指揮者のタクトとオーケストラの旋律、奥行きのあるスケール感が立ち上がる合唱などの音楽の魅力はもちろんのこと、歴史劇を現代に置き換えるなど、作品の印象をガラリと変えてしまう斬新な美術や演出、世界的なデザイナーが手がけることもある芸術性に富んだ衣装、演目によっては華麗なバレエが繰り広げられ、近年は趣向を凝らした映像やデジタルアートが登場することもある。――― オペラは多くの要素から構成される総合芸術だ。スター歌手が喝采を集めた時代から、楽曲を解釈しオーケストラを牽引する指揮者の時代を経て、現在は演出がより重要視される時代といわれている。

新国立劇場オペラ芸術監督・大野和士

東京藝術大学卒業後、バイエルン州立歌劇場でサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。ザグレブ・フィル音楽監督、バーデン州立歌劇場音楽総監督、ベルギー王立モネ劇場音楽監督、リヨン歌劇場首席指揮者などを歴任。ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、エクサン・プロヴァンス音楽祭など主要歌劇場や音楽祭で数々のプロダクションを指揮。新作初演にも意欲的で、数多くの世界初演を成功に導いている。新国立劇場の23/24シーズンは「シモン・ボッカネグラ」「トリスタンとイゾルデ」(2024年3月)を指揮する。

2018年に新国立劇場の芸術監督に就任した大野和士は、ビジョンのひとつとしてオペラの「視覚芸術としての面白さ」を掲げる。就任第一作の「魔笛」(2018年 演出:ウィリアム・ケントリッジ)では、映像化した素描を舞台に常時投影して素朴なタッチの中で植民地支配の歴史を暗示し、パフォーマンス集団ラ・フーラ・デルス・バウスのアレックス・オリエ演出の「トゥーランドット」(2019年)では桁違いの巨大なセットで観客を圧倒。2022/23シーズン公演の「ボリス・ゴドゥノフ」(マリウシュ・トレリンスキ演出)では映像を大胆に使った挑発的な舞台が話題となるなど、気鋭の演出家達を起用し「視覚芸術」としてのオペラの魅力を野心的に追求してきた。

「シモン・ボッカネグラ」で第一幕から始まる物語の、25年前が描かれたプロローグより。平民派のシモン、パオロ、そして対立する貴族のフィエスコの娘でありシモンと恋仲だったマリアの恩讐のストーリーが展開する赤と黒の世界から、シモンが総督に就任したタイミングで一転、ジェノバの国旗を象徴する赤と白の世界へと鮮烈な転換を遂げた舞台。
「シモン・ボッカネグラ」で第一幕から始まる物語の、25年前が描かれたプロローグより。平民派のシモン、パオロ、そして対立する貴族のフィエスコの娘でありシモンと恋仲だったマリアの恩讐のストーリーが展開する赤と黒の世界から、シモンが総督に就任したタイミングで一転、ジェノバの国旗を象徴する赤と白の世界へと鮮烈な転換を遂げた舞台。

実はオペラ愛好家のカプーアが
「シモン・ボッカネグラ」に重ねた、
古代ギリシャの哲学者のイメージ

新国立劇場制作部の高梨木綿子オペラ広報担当専門員は、「映画より演劇より、オペラは最もクリエイティブなアートの形態かもしれません。そしてそのことはあまり知られていないかもしれません」と語る。その言葉を証明したのが、現代美術家アニッシュ・カプーアの舞台美術起用に注目が集まった「シモン・ボッカネグラ」(指揮:大野和士、演出:ピエール・オーディ)。イタリア・オペラを代表するヴェルディの最高傑作のひとつ数えられながらも、登場人物は一人のソプラノを除き主人公のシモン(バリトン)を含めてすべて男性という、重厚さが際立つこの作品は、「椿姫」や「リゴレット」などと比べると上演される機会が少なく、新国立劇場でも開館以来初の上演となる。舞台美術を手がけたインドのムンバイ出身のアニッシュ・カプーアは、ヴェネチア・ビエンナーレの英国代表やターナー賞の受賞、また世界各地でのランドマーク的なパブリック・アートなどで常に現代アートをリードする世界的な巨匠だ。

公演情報 新国立劇場 2023/24シーズンオペラ
ジュゼッペ・ヴェルディ シモン・ボッカネグラ 〈新制作〉
Giuseppe VERDI / Simon Boccanegra
プロローグ付き全3幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
共同制作:フィンランド国立歌劇場/テアトロレアル
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/simonboccanegra/
第2幕の背景幕にはカプーアの絵画作品が使用された。彫刻家として有名なカプーアは近年絵画作品も多く発表している。
第2幕の背景幕にはカプーアの絵画作品が使用された。彫刻家として有名なカプーアは近年絵画作品も多く発表している。
現代美術家として長年にわたり世界を牽引するアニッシュ・カプーア。
「シモン・ボッカネグラ」の舞台美術と呼応するかのように2023年11月現在、世界で同時多発的に展覧会が開催中。
現代美術家として長年にわたり世界を牽引するアニッシュ・カプーア。
「シモン・ボッカネグラ」の舞台美術と呼応するかのように2023年11月現在、世界で同時多発的に展覧会が開催中。

天皇陛下もご鑑賞された11月15日の新国立劇場の初日が世界初演となった今回のプロダクションは、新国立劇場、フィンランド国立歌劇場、スペインのテアトロ・レアルの3館での共同制作によるもので、東京の後はヘルシンキ、マドリードで上演予定という。エクサン・プロヴァンス音楽祭総監督を務め、革新的な取り組みで現代オペラの最前線と称される演出家ピエール・オーディは、複雑なストーリー展開のディテールの再現にこだわらず、登場人物の内面の孤独や苦悩にフィーチャーする演出で壮大かつ鮮烈に、未だかつてないヴェルディ、そして想像を遥かに超えた「シモン・ボッカネグラ」の世界を表現した。

演出家・ピエール・オーディ

レバノン出身。オックスフォード大学で学び1979年ロンドンでアルメイダ劇場と同劇場現代音楽フェスティバルを設立、89年まで監督を務める。1988年から2018年までオランダ国立オペラ芸術監督。在任中の16年に同劇場がインターナショナル・オペラ・アワード最優秀オペラカンパニーに輝く。2004年~14年、オランダ・フェスティバル芸術監督。18年からエクサン・プロヴァンス音楽祭芸術監督、ニューヨーク・パークアヴェニュー・アーモリー芸術監督。演出家としては、ゲオルグ・バゼリッツ、アニッシュ・カプーア、ヘルツォーク&ド・ムーロンらの現代美術家と協働。バロックからモーツァルト、ワーグナー、ヴェルディ、メシアンまで幅広い作品を演出している。

ヴェルディ作品の演出は「エルサレム」、「アッティラ」、「リゴレット」に続く4作目となるオーディ。アーティストとのコラボレーションを好み、これまでにも「ペレアスとメリザンド」(モネ劇場、2008年)、「パルジファル」(オランダ国立オペラ、2012年)で「実はたいへんなオペラ愛好家」(オーディ)というアニッシュ・カプーアと協働している。今回の演出について相談したところ、「シモン・ボッカネグラ」は大好きな作品ということで、早々にアイディアを提案してくれたという。カプーアが提示したのは孤独と死がつきまとうシモンの人生を、エトナ山の火口に身を投げた古代ギリシヤの哲学者・エンペドクレスの人生に重ね合わせるというもの。オーディのプロダクション・ノートには「気候変動や国境紛争などの未曾有の天災と人災が分断をもたらしている世界で、私たちは噴火寸前の火山のふちに腰掛けているかのようなもの。しかしこのような情勢だからこそ、ヴェルディが生み出した至高の音楽に、人間の現状に対する深い洞察を感じられるはず」とのメッセージを寄せている。「『能』に見られるように、すべてを極限まで排して本質的なものだけを残した舞台には、日本的なインスピレーションも感じていただけるのではないかと思います」(オーディ)。公演に先駆けて開催されたオペラトークでは、カプーアと共に抱いているという日本の芸術への敬意についても語った。

モノクロームのシルエットで表現された松明の行進の美しさと、床一面に広がる血の塊のような溶岩流の美術の対比が印象的な最終幕。大野和士・指揮による東京フィルハーモニー交響楽団の演奏は、作品に通底するジェノバの「海」のイメージを雄弁に表現していた。
モノクロームのシルエットで表現された松明の行進の美しさと、床一面に広がる血の塊のような溶岩流の美術の対比が印象的な最終幕。大野和士・指揮による東京フィルハーモニー交響楽団の演奏は、作品に通底するジェノバの「海」のイメージを雄弁に表現していた。

音楽、美術、演出、照明、衣装・・
多くの要素から構成される
総合芸術オペラの魅力

平民派と貴族派の対立する14世紀の海洋国家ジェノバで、期せずして総督に選出されたひとりの元海賊の物語、「シモン・ボッカネグラ」。「ヴェルディのオペラといえば、インテリアや建築物、景色、また時代背景を感じる舞台セットが登場することが常」(オーディ)。しかし今回は「現代美術家が手がけるおそらく初めてのヴェルディ作品。美術家の視点が入ることで音楽の魅力をより際立たせた」と語る。船の帆を象徴する複数の三角形でジオメトリカルに港を表現したプロローグから、大きな火口を開け逆さまに吊られた火山が不気味な煙を吐き、ときに人を呑み込む本編、そして火口から溢れ出たマグマが主人公シモンのガウンと一体化して舞台に黒い太陽が昇る最後の場面まで、舞台上はジェノバ国旗のカラーである白と赤に黒を加えた3色の世界で貫かれた。

シモンのガウンも溶岩流の一部に溶け込み息絶える最終幕。中央に昇る黒い太陽は新たな始まりを象徴する新月のようにも見て取れた。照明はピーター・ブルックの演劇作品の照明でも知られる世界的な照明アーティスト、ジャン・カルマン、衣装を手掛けたヴォイチェフ・ヂエジッツは「美術が非常に力強いので、衣裳も美術の一部になるように考えた」という。
シモンのガウンも溶岩流の一部に溶け込み息絶える最終幕。中央に昇る黒い太陽は新たな始まりを象徴する新月のようにも見て取れた。照明はピーター・ブルックの演劇作品の照明でも知られる世界的な照明アーティスト、ジャン・カルマン、衣装を手掛けたヴォイチェフ・ヂエジッツは「美術が非常に力強いので、衣裳も美術の一部になるように考えた」という。

日本においては金沢21世紀美術館の《世界の起源》や福岡市美術館の《虚ろなる母》などの彫刻作品で知られるアニッシュ・カプーアだが、今回の舞台では近年発表している絵画作品も登場。カプーアの作品を知るアートファンであれば、プロローグに登場する幾何学的なフォルムや、第3幕の火山から流れ出る赤い血糊のような溶岩、最後に上る巨大な黒い太陽などから、アニッシュ・カプーアの代表作をイメージすることだろう。筆者は2022年、ヴェネツィア・ビエンナーレ国際美術展の会期中に、アカデミア美術館とパラッツォ・マンフリンで開催されたアニッシュ・カプーアの大規模な展覧会を訪れ、これまで日本の美術館やギャラリーで鑑賞していたシンボリックで深淵な哲学的な作品のイメージとは異なる、マグマが炸裂するかのような情動的で混沌としたイメージの作品群に初めて触れる機会を得た。今回の舞台美術にシンボリックに登場した逆さまの火山は、パラッツォ・マンフリンの扉を開けた瞬間に目に飛び込んできた、巨大なインスタレーションのイメージにそのまま重なる。

2022年の第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の会期中、パラッツォ・マンフリンで開催されたアニッシュ・カプーア展の展示風景。「シモン・ボッカネグラ」の舞台美術を彷彿させる火山のようなインスタレーション。筆者撮影
2022年の第59回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展の会期中、パラッツォ・マンフリンで開催されたアニッシュ・カプーア展の展示風景。「シモン・ボッカネグラ」の舞台美術を彷彿させる火山のようなインスタレーション。筆者撮影

2023年秋、世界で同時多発的に開催。
挑戦的な創作を続けるカプーアの展覧会

新国立劇場でアニッシュ・カプーアの美術による「シモン・ボッカネグラ」が世界初演された2023年11月現在、ニューヨークのリッソンギャラリーとフィレンツェのストロッツィ宮殿、そして東京でもGYREギャラリーとTHE MIRRORでカプーアの展覧会が開催中だ。開幕したばかりの東京・表参道のGYRE ギャラリーでは、新国立劇場の「シモン・ボッカネグラ」と同様のカプーアの世界観に触れることができる。舞台でも使われた真っ赤な地中から黒煙が吹き出しているかのような絵画作品など、日本では未発表の作品を集めて個展を企画した飯田高誉・スクールデレック芸術社会学研究所所長は「巨匠でありながらも、カプーアは常に挑戦的な作品を創作している。今回のインスタレーション作品は、カプーア・スタジオからスタッフが来日し、カプーア自身もリモートで参加してこの場で制作したコミッションワーク。これまで日本に紹介されてきた作品群とは異なる、シモン・ボッカネグラの舞台美術とも通底するカオスに満ちたカプーアの世界を体感してほしい」と語る。新国立劇場の舞台美術を見逃した人にも、オペラでカプーアのアートに興味を持った人にも、共におすすめしたい展覧会だ。

GYREギャラリーで開催中の『アニッシュ・カプーア 奪われた自由への眼差し 監視社会の未来』の展示風景。展示会場で制作されたコミッションワークは、「南ロンドンにあるカプーアの広大なスタジオの雰囲気を彷彿させるもの」(飯田高誉・スクールデレック芸術社会学研究所所長)。筆者撮影
GYREギャラリーで開催中の『アニッシュ・カプーア 奪われた自由への眼差し 監視社会の未来』の展示風景。展示会場で制作されたコミッションワークは、「南ロンドンにあるカプーアの広大なスタジオの雰囲気を彷彿させるもの」(飯田高誉・スクールデレック芸術社会学研究所所長)。筆者撮影

新国立劇場ではオペラの上演に先駆けて芸術監督や演出家が見所を語るオペラトーク(会員以外は有料。聞きどころをオペラ歌手が唄うミニコンサート付き)や公演後のアフタートーク(11/18公演後)が開催されている。11月3日に開催されたオペラトークには指揮・芸術監督の大野和士、演出のピエール・オーディが登場。1859年、「シモン・ボッカネグラ」初演で大失敗したヴェルディが、20年以上の時を経て1881年に発表した改訂版がセンセーショナルな成功を収めたこと。その間にはヴェルディにとって初めてのワーグナーのオペラとの邂逅があり、ヴェルディ後期の作品で重要な役割を果たす脚本家で「シモン・ボッカネグラ」の改訂を手掛けたアッリーゴ・ボーイトとの再会があったこと。物語の本質である「愛」、「ジェネレーション」、「分断」に注目して欲しいこと。などなど、日本を代表する指揮者である芸術監督が自ら熱を込めて語り、演出家が先に紹介したようなカプーアとのエピソードや本作への思いを披露した。こうしたイベントは、美術館でキュレーターが解説するギャラリートークと同じか、もしくはそれ以上に作品への理解を深め、楽しむための貴重で贅沢な機会であり、アートの視点で鑑賞してみたいというオペラ初心者にとっても絶好の水先案内だ。

新国立劇場の次回上演は、ウィーンの年末年始の風物詩ともいえるヨハン・シュトラウスⅡ世作曲のオペレッタ「こうもり」。ウィーン気質を熟知するハインツ・ツェドニク演出による、エレガントで洒脱な仕掛けがふんだんに用意された正統的な舞台は、アール・デコ調の華やかな美術・衣裳やクリムトの作品を彷彿させるウィーンの洗練の美を堪能できる大エンターテインメントという。重厚な「シモン・ボッカネグラ」とは180度趣を異にするオペラだが、総合芸術としてのオペラに触れる手始めとしては良い機会となるだろう。美術館やギャラリーだけでなく、オペラハウスでも舞台の中のアートを体感してみてほしい。(敬称略)

公演情報 新国立劇場2023/24シーズンオペラ
ヨハン・シュトラウスⅡ世 こうもり
Johann StraussⅡ/ Die Fledermaus
全3幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:2023年12月6日(水)~12月12日(火)
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/diefledermaus/
現在各地で開催中のアニッシュ・カプーアの展覧会
LISSON NY ~2023年12月16日
『アニッシュ・カプーア』
フィレンツェ・ストロッツィ宮殿 ~2024年2月4日
『アニッシュ・カプーア Untrue Unreal』
GYREギャラリー ~2024年1月28日
『アニッシュ・カプーア 奪われた自由への眼差し 監視社会の未来』
THE MIRROR ~2024年3月29日
オープニング展覧会『アニッシュ・カプーア in 松川ボックス』

藤野淑恵 プロフィール

インディペンデント・エディター。「W JAPAN」「流行通信」「ラ セーヌ」の編集部を経て、日経ビジネス「Priv.」、日経ビジネススタイルマガジン「DIGNIO」両誌、「Premium Japan」(WEB)の編集長を務める。「CENTURION」「DEPARTURES」「ART AGENDA」「ARTnews JAPAN」などにコントリビューティング・エディターとして参加。現在は主にアート、デザイン、ライフスタイル、インタビュー、トラベルなどのコンテンツを企画、編集、執筆している。

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