4.0
初めて村上隆さんの作品を観に行った
色んな日本画の要素が散りばめられていて楽しかったです。アンダーグランドとクラシックの要素がとても融合されていて刺激がすごかった。
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現代美術の最前線で活躍する村上隆の大規模な個展「村上隆 もののけ 京都」を、2024年2月より、今年度開館90周年を迎える京都市京セラ美術館において開催します。
村上隆(1962年生まれ)は、マンガやアニメといったポピュラーカルチャーなどの引用やそれらとのコラボレーションを通して、アートの価値や本質的な意味を問いかけてきました。そのキャリアは、欧米が事実上の規範となっている国際的なアートシーンに、日本から独自の視点で挑み、刺激を与え続けてきた営みであると言えます。高い評価を受ける村上の作品は、世界各地の美術館でコレクションされており、『アートレビュー』誌の「Power100(アート界で最も影響力のある100人)」には10年連続で選出されています。
江戸時代に絵師たちが活躍した京都に深い関心を持ち、インスピレーションを得てきた村上にとって、本展は国内で約8年ぶり、東京以外で初めての大規模個展となります。現在、《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》2008年)や、「光琳」シリーズ(2015年)など日本美術に想を得た作品の本展特別バージョンを制作中であるほか、京都とその歴史を参照した数々の新作を構想しており、美しい伝統と都市の活気とが交差する京都を舞台に初公開します。常に圧倒的な美的領域を構築してきた村上隆の新たな世界にご期待ください。
会期 | 2024年2月3日(土)~2024年9月1日(日) |
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会場 |
京都市京セラ美術館
![]() |
展示室 | 新館 東山キューブ |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
時間 |
10:00~18:00
|
休館日 |
月曜日 祝日の場合は開館 |
観覧料 | 一般 2,200円(2,000円) 大学・専門学校生 1,500円(1,300円) 高校生 1,000円(800円) 中学生以下 無料
|
TEL | 075-771-4334 |
URL | https://takashimurakami-kyoto.exhibit.jp/ |
4.0
色んな日本画の要素が散りばめられていて楽しかったです。アンダーグランドとクラシックの要素がとても融合されていて刺激がすごかった。
4.0
明るいフロアの中で、
村上さんのサービス精神のシャワーを浴びているような
あっという間の時間だった。
4.0
会期終盤のお盆の午後に訪問しました。
最初の絵展示室の《洛中洛外図屏風》、全長十数メートルの大作が展示されている回廊は、外国人の方も大勢でもう通勤電車さながらの大混雑です。オマージュなのでしょう、全体を俯瞰はできず部分部分を観てなのですが、活き活きと細密に描き込まれていて、キャラクターも加わり、とにかく愉しい。よくぞここまで、圧巻です。のっけから村上ワールドにテンション上がる、周囲の皆さんも同じように楽しそう。その後もずっとそんな感じです。
もうこれは、美術展というよりテーマパークのノリですね。
こんな会場の雰囲気も含めて、村上隆の世界観を味わうことができ、なかなか無い鑑賞体験でした。
5.0
大和絵、屏風絵や四神相応、祇園祭、五山の送り火、金閣寺などの京都の歴史や文化をモチーフにした新作が多数展示されていて、村上ワールドが京都と融合したり反発し合うことで、新しい芸術が触発する現場を見ることが出来たなと感じました
それらは完成型には程遠かったり、違和感たっぷりだったり、作者のぼやきも聞こえてきます
風神・雷神なんか、それらしくない緩いキャラです
そんなところも含めて、鑑賞していて楽しくなる作品が多彩に展開する展示空間になっています
個人的には、京都の題材としては、禅宗の枯山水庭園を取り上げて、村上流にアレンジしてみて欲しかったなと、次への期待が高まりました
新しもの好きの禅寺が村上隆とコラボして実現してくれないかな
5.0
伝統的な日本画に用いられる金箔とカラフルなアクリル絵の具が同居していて目も鮮やかだった。日本画だと金箔が貼られていても派手さは感じられずくすんだ雰囲気を感じる。が、描かれた当時もそのように見えていたのだろうか。また、もし江戸時代にアクリル絵の具があったとしたら、金箔と共に用いられていたのだろうか。というように、その時代にあった画材によって絵画は規定されるし、また、現代では江戸時代よりも画材も手段(AIによる描画など)もその選択肢が幅広いために、なぜそれを使うのか?というエクスキューズが誘引されていくのだと思った。
5.0
この展覧会が見たくて、朝イチののぞみで京都へ日帰り旅行しました!
《雲竜赤変図》や《洛中洛外図 岩佐又兵衛 rip》、すごい世界へ持って行かれます。ずーっと見ていたかった!ところどころにあるご本人のイラストと吹き出しのぼやき解説も面白くて2度楽しめます!すっごく読みにくいですけどね!読んで欲しいような読んで欲しくないような心境で書かれているのかな?
村上ファンもそうでない人もぜひ!
4.0
とてもおもしろかった。
大人から子供まで楽しめると思う。
個人的には洛中洛外図が一番良かった。
入ってすぐの展示だったのでじっくり見る人も少なく、もったいない感じがした。とても大きな作品なのでもうちょっと広いところでじっくり見せてもよいのではと思った。
村上さんの言い訳メッセージがあちらこちらにあった。内容は読むととても面白いものの、字が小さいのと文字の色が多色のせいで非常に読みにくく、人の列ができていた。もう少し大きいとありがたい。
ほぼ真っ暗の部屋もおもしろかった。
鑑賞者は静かだったが、スタッフの声掛けが多く、少々うるさい感じがした。
5.0
多くの来場者が足をとめていた最初の新作お披露目の部屋、次の暗がりの部屋、その前、途中であの巨大な金色のお花が笑っている作品も間近で見れたからか、なんとなくテーマパークに来たような気分になっていました。どの作品も初めて鑑賞した作品ばかりので、新旧どれも新鮮に感じました。制作現場の映像をみて、大きな作品に一見印刷したような平面も、実際は綺麗に金箔を貼ったり、イラストの部分も緻密な修正などがなされているのだな、など、と工程もみると、さらに作品を興味深く観れました。
(実際には、もともと鑑賞の予定をしておらず、ひょっとしたことから鑑賞に至りました。会場に来るまで、かなり消耗、疲れきっていたのですが、意外性か、驚きか、異なる視点からか?疲れやらを忘れていました。)
4.0
KYOTOGRAPHIEを見に行くと決めたときに、こちらの前売り券を購入しました。まあ、そこそこ面白いはずだと予想していた。
後から知ったのですが新作が160点あることと、見ながら知った言い訳の作品が面白く、じっくり見たおかげで時間がかかりました。個人的には曾我蕭白へのオマージュに見える『雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》』がよかった。もちろん暗闇に浮かぶ四神と六角螺旋堂も感動的でした。
いずれも写真撮影は可で、展示替えはどうやら随時とのこと。どうやら新作が多すぎて、制作が追いついていないようです。
一方で、気になってしょうがないのが、図録というかカタログの行方です。こういうレビューもどきを書くときは、一応、図録を手元に置いて、確認しながら書くのですが、今回はありません。
3月に図録を某オンライン書店で予約したのですが、当時は4月発売で、4400円でした。今のところ4月に入って発売日が6月10日に変わったというお知らせが来て、その後、何の連絡もないまま、発売日が7月に先送りになり、なんと値段が6600円に値上がりしてます。村上隆の図録で思い出深いのは横浜美術館で開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクション」で、予約時2016年3月末発売3600円が最終的に2016年10月4日発売11000円となりました。さて、どうなることやら。
4.0
いまだに「村上隆=DOB」のイメージが強すぎて、当初は見に行くつもりがなかったものの、洛中洛外図屏風が出ると知ってから、情報を集めまくりました。
ご本人のYouTubeチャンネル、日曜美術館、その他インタビュー動画などで、制作過程や資金の問題、美術に関する日本の現状などを知り、「これは見ておくべき!」と思い、遠征に組み込みました。
実際、面白かったです。洛中洛外図屏風については東博でVR作品を見て、原寸複製で好きな場面を撮影してから行ったので、似ているところ・違っているところを見比べることができて楽しかったです。まぁ、作品が大きすぎて、上の方を見るのはなかなか大変でした。
(余談ですが、東博の原寸複製は、VR作品上演期間中は展示するそうです。足を止める人がほぼいないので、思う存分見れますよ!)
展示のあちこちにご本人の「言い訳」が掲示されていて、これも作品理解に役立ちました。言い訳が作品の中にある「727の誕生」が特に面白かった!みなさんご存じの看板からの着想とのこと。ネタやヒントは日常の中にあるんですね。
未完成部分があるそうで、会期が進むとまた違ったものが見られるかもしれません。夏の遠征にも組み込んで、再訪しようかな?
3.0
新作多数の村上隆の大個展。京都をテーマにした構成でもあり、土地のイメージと村上隆ワールドの融合がおもしろい。展示は無料のスペースでも展開されており、規模が大きい。
ビビッドな色彩が特徴的な村上作品だが、目が眩むという感じではなく、しっかり縁取られた絵柄それぞれが均等に目立とうとしていて、まさにフラットな美学が体現されている。サブカル的表現がツヤツヤ・ピカピカに作品化され、ある種の仰々しさを感じさせる一方で、どこかノスタルジックな雰囲気も残す村上ワールド。リアルタイムの現代文化が遠い未来から懐古されているように見える村上隆のアートは、だからかどこか奇妙な感覚を生じさせる。
ところで、圧倒的スケールの作品に対して、展示スペースが狭いのが残念。鑑賞の際にもあまり距離をとれない、撮影可能だが撮影しづらい。荷物も持ち込めないためロッカー問題もある。私は平日訪れたが、外国人観光客も多かったので、ご指摘ある通り、なるべく土日よりは平日に行くことをおすすめする。
5.0
東山キューブに入る階段を上がって
鑑賞者を迎えてくれる青と赤の2体の像、阿像と吽像
インパクトが強くて、強く惹きつけられた
展示室の中も、やはり出だしから
印象に残る作品が続く
世界で活躍し続けるアーティストの
京都ならではという意図を感じられる作品群に
貴重な展示を見られて幸せ
まだ未完成の作品も飾られていると
村上さんがご自身のYouTubeでも語られたり
作品解説にも書かれていることも好印象
若さ、勢いが感じられる一方で
様々なバリアを感じさせない展示
こういうことって自分の視野を広げるのに役立つ
楽しく見せていただき
意識しなくても、学びもある空間だった
作品も、色がパキッとしていて、
グラデーションというか細部にも
色々な模様が施されていて、非常に細かく描かれている
規模も規模なので
グラフィックアートなのかと思っていたら
絵はアクリルで描いているもののようだった
チームワーク、勢い、パワーを感じる展示
京都の寺院仏閣を訪れると同時に、
現代最先端のアートに触れられる贅沢な時間も持つのも
おすすめ
3.0
ギャラリートークを目当てに展覧会行く日を決めて行ったのですが、事前予約であったことを知らず、参加できずに残念(HPに情報公開した時点でその旨が無かった気がしたので、総合案内の人に確認したら、情報公開した時点ですでに事前予約をお知らせしていたとの事、そうなると私が見逃したのか・・・)しかも10名のみって少なくないか…(展示スペースが狭いので、仕方がないか、国立国際美術館のようにはいかないか…)愉しみにしていた展覧会が、いやな気分で終わってしまった。
スーパーフラット思想をYou tube「掛軸塾」で塾長から学び、日本のアニメがやまと絵の引目鉤鼻の文脈を引き継いでいることを少し理解できました。日本では嫌われているとよくお話をされる村上隆さんですが、今回京都での大規模個展の熱狂ぶりは日本においても揺るがない人気ものになったのではないかと感じるぐらいの来場客でした。
また、ふるさと納税を利用して資金集めをしてなんとか開催できたことを挨拶されていて、制度をつくった菅前首相をほめていたのが印象的でした。
5.0
スーパーフラットってどんなものなのか気になって行ってきました!言葉で聞いてもなんかよく分からんけど実際見ると迫力がすごかったです。約9割が新作らしく子供も華やかな色合いの展示にワクワクして楽しんでいました。土日はやはり混みます。
5.0
まず、入口から入ると、大きな洛中洛外図が、あらわれた。すごーいと思っていたら、村上隆さんのメッセージで、この作品が未完成であることがわかった。そんなこと書かなければ、わからないのにと、思いながら、作品の凄さと、メッセージの面白さに引き込まれていきました。大規模な展覧会を開催するための苦労などが、わかって面白かった。空間全体が村上ワールドになっている。特に「金色の空の夏のお花畑」がよかった。みんな同じ顔かと思ったら、目をつぶっているお花を見つけて嬉しかった。京都に行ったら、ぜひ見に行くといいです。
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村上隆《かわいい夏休み(黄金の王国の夏休み)》(参考作品)2008年 デザインデータ 3000×9000 mm
©2008 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《かわいい夏休み(光琳 花)》(参考作品)2008年 デザインデータ 3000×9000 mm
©2008 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《潤声 鮮血》(参考作品)2014年 デザインデータ φ1500 mm
©2014 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《光琳:超紐理論》(参考作品)2015年 デザインデータ φ1500 mm
©2015 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《村上隆版 祇園祭礼図》(左隻)2024 二連画 各2000×4920mm
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《村上隆版 祇園祭礼図》(右隻)2024 二連画 各2000×4920mm
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《金閣寺》2024 H822×W661 mm
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.
村上隆《「古都」にて「片腕」》2024 H840×W700 mm
©2024 Takashi Murakami/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.