春陽会誕生100年
それぞれの闘い
岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ

東京ステーションギャラリー

  • 開催期間:2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)
  • クリップ数:52 件
  • 感想・評価:7 件
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岡鹿之助《山麓》1957年、京都国立近代美術館
長谷川潔《アレキサンドル三世橋とフランス飛行船》1930年、碧南市藤井達吉現代美術館
中川一政《女優像》1941年、真鶴町立中川一政美術館
河野通勢《芝居図》1923年、府中市美術館
木村荘八《銀座みゆき通り》1958年、東京ステーションギャラリー
岸田劉生《麗子弾絃図》1923年、京都国立近代美術館
萬鐵五郎《羅布かづく人》1925年、岩手県立美術館
中川一政《尾﨑士郎著『人生劇場』20 原画》1939年、真鶴町立中川一政美術館
小杉放菴《母子採果》1926年頃、小杉放菴記念日光美術館
岸田劉生《竹籠含春》1923年、個人蔵
椿貞雄《朝子像》1927年、平塚市美術館
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

春陽会は1923年に第1回展が開催された、現在も活発に活動を続ける美術団体です。民間最大の美術団体だった日本美術院の洋画部を脱退した画家たちで構成された創立会員を中心に、新進気鋭の画家たちが加わり新団体「春陽会」を結成しました。

彼らは同じ芸術主義をもつ画家たちの集団であろうとはせず、それぞれの画家たちの個性を尊重する「各人主義」が大事であると考えました。また、春陽会の展覧会には油彩だけではなく、版画、水墨画、さらには新聞挿絵の原画などが形式にとらわれずに出品されました。そして、春陽会では画家たちが互いの作品を批評しながら芸術のために研鑽を積み、次世代育成をも念頭に基盤を固めていったのです。

出品作品のなかに、自らの内面にある風土(土着)的なもの、日本的ないしは東洋的なものを表現しようとする傾向が早くからみられたことは、注目すべき点でしょう。

すでに知名度のある花形の画家たちにより組織され、帝国美術院、二科会に拮抗する第3の洋画団体として誕生した春陽会。本展は、その創立から1950年代までの葛藤に満ちた展開を100点以上の作品で辿ろうとするものです。

◆ 春陽会創立メンバー
創立会員:足立源一郎、梅原龍三郎、倉田白羊、小杉未醒(放菴)、長谷川昇、森田恒友、山本鼎
創立客員:石井鶴三、今関啓司、岸田劉生、木村荘八、椿貞雄、中川一政、山崎省三、萬鐵五郎

開催概要EVENT DETAILS

会期 2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)
  • ※会期中、展示替えをおこないます
会場 東京ステーションギャラリー Google Map
住所 東京都千代田区丸の内1-9-1
時間 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金曜日は、20:00まで(最終入場時間 19:30)
休館日 月曜日、9月19日(火)、10月10日(火)
※ただし、9月18日、10月9日、11月6日は開館
観覧料 一般 1,300円(1,100円)
高校・大学生 1,100円(900円)
中学生以下 無料
  • ※( )内は前売料金(8月1日から9月15日までオンラインチケットで販売)
    ※障がい者手帳等持参の方は100円引き(介添者1名は無料)
TEL03-3212-2485
URLhttp://www.ejrcf.or.jp/gallery
割引券http://www.ejrcf.or.jp/gallery/campaign.html

東京ステーションギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

物足りない。

人も少なきゃ展示数も少ない・・・。
食い足りない。
前期逃した自分がいけなかったかとリストを見たがそうでもなかった。
春陽会全面バックアップだと聞いてたから期待し過ぎたかな・・・(-_-;)。
春陽会は沢山の作家に間口を広げたいということもあって、色々な部門を開設していったそうですが、特に版画部に関しては期待していたので、もう少し手厚くしてほしかった。
推しは劉生と鹿之助で、京都から三味線を弾く麗子ちゃんが来ていて、「おっ!」とテンション上がりました。
が、やっぱり笠間日動で色んな劉生を見て感激したほどでもなく・・・。
個人的には全体的に国立近美のものも多かったので、見たことあるものが多かったことも、お腹いっぱいにならなかった理由の一つかもしれません。

唯一、岡鹿之助部屋だけは行ってよかった!!と思いました。
見ても見ても飽きない絵。全部素晴らしかった。
あの部屋に泊まりたかった。
岡鹿之助部屋に☆一つ追加です。

11/14追記
「コラボというわけではありませんが」とのことですが以下学芸員さんより、
アーティゾン美術館で開催中の「創造の現場ー映画と写真による芸術家の記録」で、こちらで紹介されたアーティストがたくさん見られますよ、とのことです。
もうすぐ終わってしまうのでまたギリギリになってしまいましたが行くつもりです。


創造の現場ー映画と写真による芸術家の記録@アーティゾン美術館

THANKS!をクリックしたユーザー
Nikiyaさん、Sukekiyo-Acckermanさん、karachanさん

4.0

百年の会の歴史を絵画で早わかり

今春、新国立美術館で開催された春陽会展覧会で100年の歴史を年表や写真で解説したコーナーがあった。
今回の展覧会はその歴史を絵画で現したものだった。
日本人による西洋画の裾野を拡げたばかりではなく、水彩画や水墨画、版画や挿絵と間口が広いのも永く続いた理由だろうか。
錚々たるメンバーが名を連ねているが、中でも岸田劉生はさすがに抜き出た画力だ。
水墨画や水墨画も描かれていて何を描いても見事な出来。
今回は大好きな岡鹿之助が目当て。
会場の最後に纏めて展示されていて圧巻。詩情豊かな優しい表現にうっとり。
平日午前中だったがそこそこの込み具合。
会場出てミュージアムショップに向かう廊下に大きなポスターが数枚有るので撮影した。
ショップは展覧会関連のグッズはあまり無く残念。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、morinousagisanさん

4.0

やっと行けました

最近は現代美術を見る機会が多くて、ゆっくりと額縁のある絵画をみたいなあと思っていましたので、爽やかな秋風の吹くような展覧会を大好きな東京ステーションギャラリーで見る事が出来て嬉しかったです。
大好きな作家もあまり馴染みのない作家も同時に見られて時代の雰囲気も感じられて満足。しかし実物を見ないと伝わらないんですよね。図録見たりポストカードでは、わからないので、足を運んで実際に見て確認する事をお勧め致します。

4.0

再認識

展覧会でよく見かける画家、そうでない画家を一時に見る良い機会だった。
その中で印象的だったもの、再認識したことなど
・岸田劉生のバックに使われる濃い臙脂色。麗子像だけではないのでかなりのこだわりがありそう
・鳥海青児のルオーもびっくりな厚塗り
・娯楽の代表だったのだろう、芝居にかかわるものが多い
・岡鹿之助、まとめて見てみると結構好みだった

4.0

西洋の模倣ではない日本の洋画を突き詰める作家たちの思いが、ひしひしと伝わってくる展覧会

「春陽会誕生100年 それぞれの闘い 岸田劉生、中川一政から岡鹿之助へ」展
春陽会は、大正11年、民間最大の美術団体だった日本美術院の洋画部を脱退した画家たちと草土社が合流し構成された創立会員を中心に、新進気鋭の画家たちが加わり、同じ芸術主義をもつ画家たちの集団であろうとはせず、画家個人の志向を尊重し自由な活動を許容する新団体として結成されました。それがちょうど100年前、あの関東大震災の大正12年で、東京と大阪で第一回展が開かれているとか。それでも僅か3年後にはもう、会内部の不和から発足の中心メンバーでもあった岸田劉生・梅原龍三郎が退会し、更に萬鉄五郎が死去していて、空中分解も近いかと思いきや、今日まで100年、300人近い会員を有し、戦時下以外毎年公募展を開催しつつ、日本の風土と伝統に根差した個性尊重の「各人主義」を創設以来の基本理念に、しっかりその研究と創作の活動を続けています。
美術展情報をチェックしていて時々「春陽会」の名は目にすることはあっても、今まであまり関心がありませんでした。なので今回の展覧会も会場はTSGながらちょっと地味感があり、一般注目度はあまり高くはないだろうなどと思いました。会場内は平日とは言えやはりとても空いていました。けれどその内容は、日本近代洋画史上知名度の高い面々の作品100点以上が並び、とても充実していて観応え十分でした。
私としてはとても面白かったのが、挿絵の数々です。江戸の読み本の頃からそうでしたが、簡単な単色で線描き中心であっても、物語の核となるシーンやクライマックス、あるいは大事な付箋となるシーンを、コンパクトにそれでいて読者の心をぎゅっと引き寄せる挿絵は、添え物ではなく大事な絵画表現の一ジャンルです。それから厚塗りの岸田劉生の水墨画も面白く、長谷川潔駒井哲郎等のメゾチントも、岡鹿之助も中川一政や木村荘八も、そして自分はあまり知らなかった鳥海青児や中谷泰はとても気に入りました。鳥海は、砂を混ぜた渋い色調の絵具を多用し、その厚塗りのマチエールを駆使して、モチーフの形態を単純化して描くやや象徴的な表現ながら、独特なリアリズムが感じられる表現が、なんとも言えずとても魅力的でした。中谷はいわさきちひろの師だったともいわれますが、全く画風が違うのは面白いです。この二人は今更ですが私の新しい注目アーティストにな… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
melonsさん、黒豆さん、micco3216さん、morinousagisanさん

4.0

春闘

春陽会、良かったです!

春陽会今も続く伝統ある美術団体なんですね知りませんでした。
岸田劉生、萬鐵五郎、梅原龍三郎、木村荘八、中川一政、鳥海青児、岡鹿之助などのビッグネームは複数作品、
他にも多数のミュージアムから作品が集結していてとても充実しています。
こういった展覧会のときは初見の作家の好みの作品との出会いが楽しみです。
長谷川昇、田中岑、横堀角次郎など気になりました。

各人主義という多種性、多様性を体現しているかのように多彩な作品が揃っていて見応えあります。
暗いからという理由で不満に思われていた岸田劉生はちょっと不憫。
近代洋画がお好きな方は楽しめると思います。

東京SGの次々回の展覧会は安井仲治に確定。楽しみ!
ここのところイイ展覧会を連発していてスゴイなぁ。

THANKS!をクリックしたユーザー
micco3216さん、morinousagisanさん、komagatayaさん

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岡鹿之助《山麓》1957年、京都国立近代美術館

長谷川潔《アレキサンドル三世橋とフランス飛行船》1930年、碧南市藤井達吉現代美術館

中川一政《女優像》1941年、真鶴町立中川一政美術館

河野通勢《芝居図》1923年、府中市美術館

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萬鐵五郎《羅布かづく人》1925年、岩手県立美術館

中川一政《尾﨑士郎著『人生劇場』20 原画》1939年、真鶴町立中川一政美術館

小杉放菴《母子採果》1926年頃、小杉放菴記念日光美術館

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