5.0
映像作品が多く、4時間滞在し、現代アートを堪能!時間に余裕をもって鑑賞を!
無料観覧日に「コレクション2」を見に行った際、地下3階の企画展から何やら聞き覚えのある音楽が・・・これは、間違いなく笹岡由梨子さんの作品から聞こえる歌声でした。来年1月17日から滋賀県立美術館で開催される個展もチェック済みですが、一度見たら、聞いたら忘れられないインパクト、そこから始まるメッセージ性の探求がとても魅力的で、その曲に惹かれるように、特別展「プラカードのために」を見に行きました。
本展覧会でも笹岡由梨子さんのインパクトは健在で、あえて会場入り口の外に展示していて、その意図通り、私はまんまとその引力に惹きつけられたことを実感しました。
本企画の起点となった九州派の田部光子さんについて、今まで知りませんでしたが、直近では、Art Collaboration Kyotoで九州派のコーナーがあり、「Apple series」「グレート健康作品」を見ると、いずれもリンゴがモチーフとなっており、セザンヌを意識しているのか、全く関係ないのか、考えながら、キャプションを読むと、昨年亡くなったことを知り、追悼の意も含んでいることを感じました。また、「人工胎盤」は最近の過熱したフェニミズムの源流を見る思いがし、60年代から振り返り、現代アートの流れを知る上でも、重要なアーティストであると感じました。
本展覧会タイトルにある「プラカード」は、自分の思いを人に(周りに)いかに伝えるか、アートは重要な役割を担っていると思います。
その視点で、私が一番心に残った作品は、飯山由貴さんの「In-Mates」でした。「全編を通してご鑑賞ください。上映中の途中入退場はお控えください。」とのアナウンスがあり、そういった制限があることで集中して見る事ができ、近年の外国人排斥の機運が高まる世相と相まって、民族というアイデンティティを考えさせられる作品でした。平和を考える上で、避けて通れないテーマだと思います。
最近読んだ本「じぶんを切りひらくアート」で、「いちむらみさこ」さんが海外で食材を集めるために運営者と一緒に店舗を周ってもすべて断れたが、プラカードを作成し、一人でデモ行進をしたら、食材を提供してくれる方がでてきたことで、海外でも「エノアール」というカフェがオープンできたことを紹介されていました。今回の企画に入っていませんでしたが、ぴったりの作品だと感じました。
テーマからそれますが、いちむらみ… Read More







