特別展 プラカードのために

国立国際美術館

  • 開催期間:2025年11月1日(土)~2026年2月15日(日)
  • クリップ数:8 件
  • 感想・評価:4 件
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-2
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-3
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-4
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-5
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-6
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-7
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-8
田部光子《プラカード》1961年、東京都現代美術館蔵 
《プラカード》、《人工胎盤》前の田部光子、1961年、「九州派展」、銀座画廊、東京
牛島智子個展「トリへのへんしん」展示風景、2022 年、旧八女郡役所 写真:長野聡史 (C)Nagano Satoshi
志賀理江子《風の吹くとき》2022-2025年 (C)liekoshiga
金川晋吾《祈り/長崎、セルフポートレート》2022年 (C)Shingo Kanagawa
谷澤紗和子個展「ちいさいこえ」展示風景、2023年、FINCH ARTS (C)Sawako Tanizawa, Photo by Haruka Oka, Courtesy of FINCH ARTS
飯山由貴《海の観音さまに会いにいく》2014/2020年、写真:宮澤響、飯山由貴 (C)Iiyama Yuki
笹岡由梨子個展「Animale」展示風景、2025年、PHD Group、香港 Courtesy of the artist and PHD Group. Photo by Felix SC Wong.
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1
特別展 プラカードのために 国立国際美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

美術家・田部光子(たべみつこ 1933-2024)は1961年に記した「プラカードの為に」と題した文章において、「大衆のエネルギーを受け止められるだけのプラカードを作」り、その「たった一枚のプラカードの誕生によって」社会を変える可能性を語りました。過酷な現実や社会に対する抵抗の意思や行為、そしてそのなかに田部が見出した希望は、同年発表された作品《プラカード》に結実します。

この文章は、作品が生まれるまでの思考の過程を語ったものであると同時に、社会の動きを意識し活動するひとりの美術家の宣言としても読むことができます。「たった一枚のプラカード」とは、行き場のない声をすくいあげ、解放の出発点となるような、生きた表現の象徴でもあるのです。

田部の言葉と作品を出発点とする本展覧会は、それぞれの生活に根ざしながら、生きることと尊厳について考察してきた、田部を含む7名の作家の作品で構成します。作家たちは、これまで社会の中で覆い隠されてきた経験や心情に目を凝らし、思考し、そして自ら実践することで、既存の制度や構造に問いを投げかけます。彼女・彼らの作品を通じて、私たちを取り巻く社会やその歴史を見つめ直し、抵抗の方法を探りながら、表現することの意味にも立ち返ります。

◆ 出品予定作家
田部光子、牛島智子、志賀理江子、金川晋吾、谷澤紗和子、飯山由貴、笹岡由梨子

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年11月1日(土)~2026年2月15日(日)
会場 国立国際美術館 Google Map
展示室地下3階展示室
住所 大阪府大阪市北区中之島4-2-55
時間
  • 10:00~17:00
    金曜日は20:00まで
    (最終入場は閉館30分前まで)
    ※2025年11月以降、夜間開館は金曜日のみ
休館日 月曜日、11月4日、11月25日、1月13日、年末年始(12月28日-1月5日)
※ただし11月3日、11月24日、1月12日は開館
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学生 900円(800円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金および夜間割引料金(対象時間:金曜の17:00 – 20:00)
    ※高校生以下・18歳未満無料(要証明)
    ※心身に障がいのある方とその付添者1名は無料(要証明)
    ※本料金で同時開催の「コレクション2」も観覧できます
TEL06-6447-4680 (代)
URLhttps://www.nmao.go.jp/events/event/20251101_for-a-placard/

国立国際美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立国際美術館 国立国際美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

3.0

国際美の現代美術の展覧会も一応は観る事にしています

現代アート、AAさんでの感想やレポートを拝読して出かけていきます。
映像が多いんだな。映像作品結構苦手な私。途中退出できず、じっくり向き合う作品があるんだなと思いながら出かけていきました。

現代アートは
お部屋を明るく美しく飾るものだったりはしないですよね

作家さんの訴えたいこと世に人に問いたいことが作品となっています。
そこから観る側が何を受け取るか、それは作家の意図するものとは限らず、対峙する一人一人が違うものを持ち帰るのかもしれません。
本展の作品からも、キャッチボールなら球を投げられて受け取ってしまった私は、胃の中に何かどー、とーんと重い重いものが入り込み、消化しきれずに、やがて忘れていくのかもしれません。
女性作家さんが多かったように思いましたが、
これから観にいく予定のセカイノコトワリ@京近美や兵庫県美へ巡回する「アンチ・アクション」へと、繋がりっていくといいのだけれど

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

5.0

女のバトンパス

 間違って土曜ダイヤで調べていて、少しずつ予定より早い時間の公共交通機関に乗り開館10分前に着いてしまった。ダイヤが変だなと思っていたら狂ってんのは私の方だった。

 今回は企画展の出品アーティスト志賀理江子氏と映画研究者斉藤綾子氏の対談が行われるということで再訪。10時に整理券をゲットし隣の大阪中之島美術館でシュルレアリスム展を鑑賞、中之島香雪美術館と同じ建物に入った藤よしで昼食をとって国立国際美術館に戻ってきた。
 志賀理江子氏の映像作品をまだ全部観ていなかったので対談の前に鑑賞しようと思う。映像の右上に時間が表示されているのだが、始まって10分経っていたので1周するまで他の作品を鑑賞する。

 前回気になった谷澤紗和子氏。切り紙の作品なのだが、それは高村光太郎の妻、智恵子の作品を参照しているそうだ。私は智恵子の作品を見たことがないので比較することはできないが、鑑賞してみる。
 一面に麺が切り絵で表現してある「NO・月見そば」を見たあと「はいけい ちえこ さま――柘榴――」を見ると、一面の模様に見えていたものが文字で、智恵子への手紙だと気づく。切り絵のため字と字が繋がっていて読みやすいわけではないのだがたどっていった。「若い女性へのメッセージ・箸・箸箱・食器」もメッセージが切り絵で描かれているのだが、食器などの紙と重なっていてよく見ないとわからない。
 「NO」がカニ(?)にNOという文字が浮かび上がっている作品で、じゃあさっきの「NO・鯵」にもNOがあったのかと戻ってみると水の波紋と思っていたものがNOの文字だった。
 このように、立ち止まり引き返しながらメッセージを読み取っていく作品だった。端的でインパクトのあるメッセージはそれだけ受け手に大きな感情を引き起こすが、メッセージはそのようなものばかりでなければならないのか? そういうメッセージに慣れ続けていると、時間をかけて読み取らなければならないメッセージを価値のないものとして切り捨てていってしまうような気がする。
 谷澤氏の作品は智恵子と話したかった、智恵子の声を聴きたかったと智恵子に語りかけている。先に言うと、後の対談で斉藤氏が田中絹代の映画を評した「女から女へ、時代を超えて再発見されるのを待っていたように思える」という文章が引用されて、その時まさに谷澤氏が智恵子を再発見したんだなと思い、… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
komagatayaさん、karachanさん、towatowaさん、黒豆さん、アバウトさん

5.0

映像作品が多く、4時間滞在し、現代アートを堪能!時間に余裕をもって鑑賞を!

無料観覧日に「コレクション2」を見に行った際、地下3階の企画展から何やら聞き覚えのある音楽が・・・これは、間違いなく笹岡由梨子さんの作品から聞こえる歌声でした。来年1月17日から滋賀県立美術館で開催される個展もチェック済みですが、一度見たら、聞いたら忘れられないインパクト、そこから始まるメッセージ性の探求がとても魅力的で、その曲に惹かれるように、特別展「プラカードのために」を見に行きました。

本展覧会でも笹岡由梨子さんのインパクトは健在で、あえて会場入り口の外に展示していて、その意図通り、私はまんまとその引力に惹きつけられたことを実感しました。

本企画の起点となった九州派の田部光子さんについて、今まで知りませんでしたが、直近では、Art Collaboration Kyotoで九州派のコーナーがあり、「Apple series」「グレート健康作品」を見ると、いずれもリンゴがモチーフとなっており、セザンヌを意識しているのか、全く関係ないのか、考えながら、キャプションを読むと、昨年亡くなったことを知り、追悼の意も含んでいることを感じました。また、「人工胎盤」は最近の過熱したフェニミズムの源流を見る思いがし、60年代から振り返り、現代アートの流れを知る上でも、重要なアーティストであると感じました。

本展覧会タイトルにある「プラカード」は、自分の思いを人に(周りに)いかに伝えるか、アートは重要な役割を担っていると思います。
その視点で、私が一番心に残った作品は、飯山由貴さんの「In-Mates」でした。「全編を通してご鑑賞ください。上映中の途中入退場はお控えください。」とのアナウンスがあり、そういった制限があることで集中して見る事ができ、近年の外国人排斥の機運が高まる世相と相まって、民族というアイデンティティを考えさせられる作品でした。平和を考える上で、避けて通れないテーマだと思います。

最近読んだ本「じぶんを切りひらくアート」で、「いちむらみさこ」さんが海外で食材を集めるために運営者と一緒に店舗を周ってもすべて断れたが、プラカードを作成し、一人でデモ行進をしたら、食材を提供してくれる方がでてきたことで、海外でも「エノアール」というカフェがオープンできたことを紹介されていました。今回の企画に入っていませんでしたが、ぴったりの作品だと感じました。
テーマからそれますが、いちむらみ… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
黒蜜きなこさん、さいさん、eiroh613さん、Audreyさん、黒豆さん、他4人

REPORT

わたしのプラカード

「バスを20分以上待たなきゃいけなかったため歩きで行くことにしたが、未だに大阪駅から中之島方面までの道がわからない。バスでいつも通ってるし、中之島から大阪駅まではいつも(帰りのバス停の場所がわからないから)歩いて帰れるのに。G…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
komagatayaさん、karachanさん、アバウトさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
大阪府で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

田部光子《プラカード》1961年、東京都現代美術館蔵 

《プラカード》、《人工胎盤》前の田部光子、1961年、「九州派展」、銀座画廊、東京

牛島智子個展「トリへのへんしん」展示風景、2022 年、旧八女郡役所 写真:長野聡史 (C)Nagano Satoshi

志賀理江子《風の吹くとき》2022-2025年 (C)liekoshiga

金川晋吾《祈り/長崎、セルフポートレート》2022年 (C)Shingo Kanagawa

谷澤紗和子個展「ちいさいこえ」展示風景、2023年、FINCH ARTS (C)Sawako Tanizawa, Photo by Haruka Oka, Courtesy of FINCH ARTS

飯山由貴《海の観音さまに会いにいく》2014/2020年、写真:宮澤響、飯山由貴 (C)Iiyama Yuki

笹岡由梨子個展「Animale」展示風景、2025年、PHD Group、香港 Courtesy of the artist and PHD Group. Photo by Felix SC Wong.

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE