3.0
ユートピアとは?
ユートピアについてを語る展覧会だけど、なんだかごちゃごちゃしてて、
よくわからないまま観終わってしまった。
宮沢賢治が好きだから、その展示はガッツリ見て楽しめた。
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ユートピアは、16世紀イギリスの思想家トマス・モアの小説タイトルで、「どこにもない場所」を意味します。同じくイギリスの社会思想家、ウィリアム・モリス(1834-1896)は自著『ユートピア便り』の中で、暮らしと芸術の総合を唱え、今ここにある課題をみつめ、どこにもない理想を夢みています。その思想が紹介された20世紀の日本でも、ユートピアは暮らしをめぐる課題と理想となりました。そして20世紀を通じあらゆる場所で、美術、工芸、建築など幅広いジャンルを結ぶ共同体が模索されます。新時代の異文化体験を通して近代化しつつあった日本は、かつての日本でもなく、同時代の世界のどこにもない場所だったのです。
本展は2020年にパナソニック汐留美術館と高崎市美術館他で開催し、モダンデザインに託して新しい上質な暮らしを夢みた人々の交流をテーマとした「モダンデザインが結ぶ暮らしの夢」展のいわば「続編」となります。
モリスに触発されゴッホやブレイクらの芸術に憧れ、人間や社会の理想を近代に求めた白樺派や民藝運動を中心とする第1章に始まり、過去と現在を探る悉皆調査や研究から未来を拓こうとしたフィールドワークや建築家にスポットをあてる第2章、芸術家コロニーの交流と夢を紹介する第3章、地域で育まれた実践の例を追う第4章、そして、どこにもない新世界の創造を模索した戦後の試みにスポットをあてる第5章でしめくくります。
暮らしにまつわる過去をたずね、未来を夢みるさまざまな運動を、この展覧会では「ユートピア」と呼びます。そして「美しさ」にまつわる芸術、装飾工芸、建築デザインにテーマを絞り、暮らしの中の「美しいユートピア」をみつめます。
さらに「美しいユートピア」の歴史をたずねるだけでなく、未来への手がかりとします。美しい暮らしを求める20世紀日本のユートピアをたずね、当時の来るべき世界を振り返り、今日のユートピアを思い描く方法を探ります。作品資料約170点を全5章で構成します。
| 会期 | 2026年1月15日(木)~2026年3月22日(日) |
|---|---|
| 会場 |
パナソニック汐留美術館
|
| 住所 | 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階 |
| 時間 |
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| 休館日 |
水曜日 ※ただし2月11日と3月18日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,200円 65歳以上 1,100円 大学生・高校生 700円 中学生以下 無料
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| TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
| URL | https://panasonic.co.jp/ew/museum/ |
| 割引券 | https://panasonic.co.jp/ew/museum/discount/ |
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ユートピアについてを語る展覧会だけど、なんだかごちゃごちゃしてて、
よくわからないまま観終わってしまった。
宮沢賢治が好きだから、その展示はガッツリ見て楽しめた。
3.0
「ユートピア」をキーワードに、ウィリアム・モリス、リーチ、白樺派、民藝、立原道造、宮沢賢治、竹久夢二、松本竣介、レーモンド、井上房一郎などなど、資料も作品もてんこ盛りでした。
意欲的な企画だと思いますが、民藝運動や近現代の建築の知識がないので、キャプションを読んでも、コーナーごとの繋がりがわからず、なかなか難しかった・・・
印象的だったこと。
・渋沢敬三の達磨コレクション。松川だるまは一見の価値あり。立派な眉毛と青い装飾模様はインパクト大。
・立原道造は詩人と思ってましたが、建築学科卒!建物のスケッチもよかったですが、特に水彩の風景画が、清々しいくて高原の空気感まで現しているようでした。
・宮沢賢治のドローイングにほれぼれ。「月夜のでんしんばしら」はどこか物悲しさを感じ、「みみずく」はかわいらしさに降参。
・タウトの工芸品はどれも生活の中の美が感じられ、特に「ウールマフラー」は現代でも十分に通じるデザイン。
展示数が多く、各コーナーの説明書きの文字も小さくてびっしりで、普通に見ても90分以上かかると思います。
エントランスの映像紹介を見てからの入館をお勧めします。
ルオー室も「ユートピア」にちなんだ、穏やかな雰囲気の作品が並んでました。初期の作品は必見(え?これがルオーの作品??という驚き)
幅広の内容と情報量に圧倒され、少々、消化不良気味ですが、立原道造と宮沢賢治の絵画作品が拝見できてよかったです。
アートアジェンダ様、チケットをありがとうございました。
3.0
本展とSOM美のチラシが似ていたんですよねぇ。
岸田劉生、靉光、松本竣介、麻生三郎、鶴岡政男など好きな作家もいるし、
パナ汐らしく建築や工芸も取り上げて豊富な出品作なのも凄いのだけど
結局なんだかよく分からない展覧会でとっ散らかってしまった印象なのが残念かな。
章立てごとのキャプション類が長過ぎるのも個人的にはマイナス。
手を広げすぎてしまって焦点がボヤけてしまったかなぁ。
今展、私はパンフレットを一見しただけでは、全くピンと来ず居りました。「ユートピア」??「どこにもない場所」?? 宮沢賢治にウイリアム・モリスに夢二? 民芸運動?? 美術館のコメントによれば「急速な近代化が進むなか、美しい暮らしを求め…readmore
3.0
モリスのアーツ・アンド・クラフツから民芸運動へと暮しの中の美についてと始まり、国内の田舎の暮しと韓国や台湾の民家を紹介。
芸術家達による理想郷が戦争により霧散するも戦後、芸術と融合した建築物を紹介して終わる。
なんとも捉え何処の無い展覧会だ。
終始建築を中心に進むが画家達の郷土を愛する活躍も織り込まれている。
後半、唐突にレーモンドがドンと出てくるあたりこの美術館らしい。
開場内はコーナー毎に丁寧な説明がされ今まで見たことの無い資料を展示。
特に今和次郎と今純三兄弟による民家の造りと環境が細やかなスケッチで描かれていて良かった。
松本竣介の絵も信念を貫こうとする運動の資料と共に見た為か一段と良く見えた。
2.0
SOMPO美術館に行く前に、松本竣介の『立てる像下絵』を見るのために立ち寄りました。
作品の前で腕を広げてサイズを確認して、当初の目的は果たしたものの、展覧会自体はよく分かりませんでした(笑)
分かりにくさを認識しているのか、章立てのキャプションは丁寧なんですが、この時代をよく知っている人じゃないと難しいかな。
展示物も史料的なものが多めでしたね。
ただ、鶴岡政男『夜の群像』の前では足を止めました。
というのも、作品にハトメが打ってあるんですよ!
松本竣介のアトリエにあった廃材のベニヤ板に描かれたらしいので、板の状態など気にせず絵具を載せたんでしょうか?
キャンバスに傷のある作品は見たことがありますが、ハトメがあるのは初めて。
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東京都港区で開催中の展覧会
鶴岡政男《夜の群像》1949年 群馬県立近代美術館蔵
ウィリアム・モリス著 ケルムスコット・プレス刊『ユートピア便り』1892年 TOPPANホールディングス株式会社 印刷博物館蔵
横堀角次郎《静物》1922年 群馬県立近代美術館蔵
今純三《考現学調査葉書 自宅アトリエノ窓外風景》1931年 工学院大学学術情報センターエ手の泉蔵
山本鼎《スケッチ パイワン族 小箱の蓋(百歩蛇)》1924年 上田市立美術館蔵
立原道造《Lodge and Cottages》1937年 軽井沢高原文庫蔵
松本竣介《立てる像下絵》1942年 神奈川県立近代美術館蔵
ブルーノ・タウト「ヤーンバスケット」1934-36年 群馬県立歴史博物館蔵
アントニン・レーモンド「群馬音楽センター内観透視図」1958年 レーモンド設計事務所蔵
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