4.0
美術館に入る前から素敵な雰囲気を感じます
改装して初めて京セラ美術館に行きました。
館内は3種類の展覧会が出来るようにつくられていました。
以前に比べるとスペース的には小さくなったように感じ、作品の数にも影響してくるのではと思いますが、内部の雰囲気はとても素敵で、空間も気持ちが良かったです。
展覧会は板描きの宗教画もあり、現地の雰囲気も感じられます、QRコードで読み込みながら進めるクイズもあり、楽しめます。
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サンディエゴ美術館は、米国西海岸において最初期に収集された充実したヨーロッパ絵画のコレクションを有します。
本展に出品される作品はすべてが日本初公開。なかでもジョットやジョルジョーネの作品はいずれも北米には数点しか所蔵されない貴重な作例であり、サンチェス・コターンの静物画は、17世紀スペインの静物画の代表作として世界的に最もよく知られた傑作です。
それらに東アジアにおいて唯一の体系的なヨーロッパ絵画のコレクションを所蔵する国立西洋美術館の所蔵品6点を加え、より充実した構成としました。
異なる文化や歴史のなかで描かれた西洋絵画をどのように見ると楽しめるか、鑑賞のヒントを提案します。
ルネサンスから19世紀印象派まで、約60点の作品で600年を旅するようにたどりながら、ひとりひとりの「どこみる」を、ぜひ会場でお探しください。
| 会期 | 2025年6月25日(水)~2025年10月13日(月・祝) |
|---|---|
| 会場 |
京都市京セラ美術館
|
| 展示室 | 本館 北回廊1F |
| 住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
| 時間 |
10:00~18:00
|
| 休館日 |
月曜日 ただし、7月21日(月・祝)、 8月11日(月・祝)、9月15日(月・祝)、 10月13日(月・祝)は開館 |
| 観覧料 | 一般 2,200円(2,000円) 大学生・高校生 1,400円(1,200円) 中学生・小学生 900円(700円) ペア早割チケット(一般2枚)3,900円 音声ガイド付きチケット 2,600円 「わたしのどこみるノート」 付きチケット 2,500円
|
| TEL | 075-771-4334 |
| URL | https://art.nikkei.com/dokomiru/ |
4.0
改装して初めて京セラ美術館に行きました。
館内は3種類の展覧会が出来るようにつくられていました。
以前に比べるとスペース的には小さくなったように感じ、作品の数にも影響してくるのではと思いますが、内部の雰囲気はとても素敵で、空間も気持ちが良かったです。
展覧会は板描きの宗教画もあり、現地の雰囲気も感じられます、QRコードで読み込みながら進めるクイズもあり、楽しめます。
5.0
数々の名画を鑑賞しながら、改めて西洋絵画の歴史を学ぶことができました。写真撮影も可能だったので、帰宅してからも「あ~こんな作品あったな~素敵だったな」と思い出に浸れます(笑)作品数がめちゃくちゃ多いというわけではないので、初めて芸術鑑賞される方も取っつきやすい展覧会ではないかなと思います!
5.0
8月15日に行きました。
お盆休みなので混んでいるかも
しれないと思い
9時半くらいに着きました。
10時前になると
建物前にズラッと並んでいましたが
展覧会ごとの区分けはありませんでした。
殆ど草間彌生展目当ての方のようでした。
写真撮影OKの作品もあり
思いのほか空いていて
ゆっくり鑑賞でしました。
(草間彌生展のほうが混んでいました。)
それから、美術館そのものも
大変立派でガラスや柱を眺めているだけでも
面白かったです。
5.0
当時は絵画が字を読めない人にとっては本の代わりにもなっていたから、一枚の絵が見た目以上の様々なことを語っていたんだと思った。身につけている色、持っているもので聖書や神話の人物であることを知らせたり、それらの物語の一節を切り取ったりしてある。一枚の絵でそれだけたくさんのことを物語っているのに、ごたごたした印象を受けないのはすごい。
近代になってモノがアトリビュートとしての意味から解放される(この流れは柄谷行人が『日本近代文学の起源』で言っていたことと重なる気がする。歌舞伎で表情を示していた隈取りを、近代演劇では俳優が施さなくなる。その結果、観客はその素面から表情を読み取らないといけなくなった)。が、それはコンテクストを超えて作品が存在するようになったのとは異なるのではないか。モダンアートは作家情報や作品の意図など、様々な知識がないと鑑賞できない側面を持っており、手ぶらで楽しめないアートってどうなんだろうと思っていたが、かつての絵画もこれだけのコンテクストの中で鑑賞されていたのだから文句言うことじゃないなと思った。
4.0
タイトル通り初めて西洋画を見る人でも楽しめる。
構成、説明が工夫されていて、自分自身予備知識なく楽しめた。
ジョバンニ・ボンシ、エル・グレコが特によかった!
3.0
サンディエゴ美術館と国立西洋美術館の所蔵品を織り交ぜながら、西洋絵画史を概観する本展だが、こうした美術館展企画にありがちな美術史の教科書的な展示ではある。とはいえ展覧会タイトルからもわかるように、西洋絵画をどのように楽しめばいいのかわからない鑑賞者に対してそのヒントを提示するキャプションが配されることで、主題や時代性などの特性が示唆され、それによって視線を絵画内に誘導することで、各々の「気になる」ポイントを見つけやすくしようとしている。展示数自体は多くないが、膨大な作品に溺れることなく、ゆったりじっくり鑑賞できるようなセレクトのようにも感じた。
結局のところ自分は西洋絵画のなにが好きなのか?私の場合はやはり写実性の追求が生み出した視覚的な質感、感触に魅力を感じる。衣装の装飾や生地の光沢、動植物の表層のやわらかさやみずみずしさ、しっとりとした背景の暗さなど、西洋絵画には独特の〈手ざわり〉のようなものがある。現代の写実表現からすればいくぶん誇張的ですらあるのだが、それが絵画らしさを際立たせていてまた良い。それは時代や表現様式を超えて感じられる。
目で見て触れるような体験――西洋絵画のこの感覚が私は好きだなと思った。
4.0
これまであまり観に行くことの少なかった系統の絵画でしたがその重厚感に見入りました。それと額縁の重厚さ美しさにも目を引かれました。まるで生きている人がそこにいるかのような…でも写真とは違う…大変興味深く拝見させていただいました。
3.0
サンディエゴ美術館・・・おそらく一生行けないアメリカの西海岸にあるという立派な美術館の所蔵品が京都で観られるという・・・海外の美術館展のときは毎回本当にありがたいと思います。
今回の企画展は、私はあまり実物を観たことのないジォット、ジョルジョ―ネ、フラ・アンジェリコなど西洋美術の本ではおなじみの画家さんの作品があって、パッと観たときに「あの方の作品?!」って思うと当たっているという、特徴的な作品がたくさんで大満足しました。
一緒に行った後輩は美術館が初めてだと言い、「ドヤ顔の自画像って・・・」と別の観点で楽しんでくれていました(笑)。
今月末にもう一度行って、次はキャプションをじっくり読みながら鑑賞したいと思います。
4.0
サンディエゴ美術館からの作品はすべて初来日。その中にジョルジョーネの絵があるということで、新しい出会いにドキドキしながら出かけた。
彼の作品は「男性の肖像」。質素な服で髪のぼさぼさ、でも目は鑑賞者をまっすぐみすえている。この作品には「飾らないありのままの肖像画は革新的だった」の説明があった。この絵を見て彼の別の絵「老婆」に通じるリアリティを感じた。
ただ、タイトルに「何をみる?」とつけたが、今回絵の内容とは違うところで面白い視点をみつけた。それは絵の作者の生没年のところに町の名が書いてあるところ。ジョルジョーネの場合、「カステルフランコ・ヴェネト1977/78ーヴェネツィア1510年」
フィレンツェで活躍したはずのフラ・アンジェリコは「ヴィッキオ1395年頃ーローマ1455年」それを読むことで画家の時代だけでなく画家の生涯の足跡に思いをはせた。
また寄贈、購入など絵の来歴が記されていることも興味深かった。今回の私のお気に入りジォットやフラ・アンジェリコ、ジョルジョ―ネ、エル・グレコなどの作品は全てAnna&Amy Putnam から寄贈されたもの。美術収集家の姉妹だったそうだが、好みが似ていたのかなあと親近感を覚えながら鑑賞した。
絵本体もだが、今回は絵の説明にとても興味がひかれた展覧会だった。
3.0
いつもなら詳しすぎる解説を読むのは面倒になってくるのですが
本展は、各時代の様式を作品と共に詳しく解説し、時代を辿っていく。
解説も作品を観ながら読むととても理解しやすく、その時代が捉えられます。
エル・グレゴやルーベンスの大きな作品もありまして、もしやエル・グレゴ?、やや、ルーベンスなの?と、かなりの巨匠作品が揃っていて驚きました。
始まったばかりで、夏休み前なので混んでなくてラッキーでした。
全作品撮影可。撮影しなくても、スマホで各部分を拡大して視る事も出来、単眼鏡よりも広範囲が見えて助かりました。
ベルナルディーノ・ルイーニ「マグダラのマリアの回心」マリアを諭す姉のマルタの右手のポーズは、あぁぁ―ダ・ヴィンチのあの絵のポーズと一緒だーと、なるほどに、ダ・ヴィンチの影響を受けた「レオナルデスキ」です。
ボデゴンの最高峰「マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物」よりも、スルバランの「神の仔羊」仔羊のクルクル羊毛と生贄のポーズ?とも。
分かり易い展覧会で、夏休みにお子さまとお出かけになるのもお薦めです。
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マリー=ガブリエル・カペ《自画像》1783年頃、油彩/カンヴァス 国立西洋美術館
ジョルジョーネ《男性の肖像》1506年、油彩/板 サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art
ルカ・シニョレッリ《聖母戴冠》1508年、油彩、テンペラ/板 サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art
ベルナルディーノ・ルイーニ《マグダラのマリアの回心》1520年頃、油彩/板 サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art
ソフォニスバ・アングィッソーラ《スペイン王子の肖像》1573年頃、油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art
フランシスコ・デ・スルバラン《聖母子と聖ヨハネ》1658年、油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art
フアン・サンチェス・コターン《マルメロ、キャベツ、メロンとキュウリのある静物》1602年頃、油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art
フアン・バン・デル・アメン《果物籠と猟鳥のある静物》1621年頃、油彩/カンヴァス 国立西洋美術館
フランシスコ・デ・スルバラン《神の仔羊》1635–40年頃、油彩/カンヴァス サンディエゴ美術館
© The San Diego Museum of Art