コレクションを中心とした特集
記録をひらく 記憶をつむぐ

東京国立近代美術館

  • 開催期間:2025年7月15日(火)~2025年10月26日(日)
  • クリップ数:35 件
  • 感想・評価:6 件
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-1
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-2
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-3
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-4
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-5
松本竣介《並木道》1943年 東京国立近代美術館
靉光《自画像》1944年 東京国立近代美術館
(絵葉書)岡田三郎助《民族協和》 個人蔵
和田三造《興亜曼荼羅》1940 年 東京国立近代美術館
中村研一《コタ・バル》1942年 東京国立近代美術館(無期限貸与)
コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-1
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コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ 東京国立近代美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

しばしば美術は「時代を映し出す鏡」と言われます。その視覚的なイメージには、作家の感性を介して、制作時の世相や文化が刻印されています。

それだけではありません。美術は時代を超えて生き続けることにより、後の世代によって新たに意味づけられるものでもあります。つまり美術が映し出すのは、作品が生み出された過去の一点から現在に至る時間の流れの中での、人々の美意識や社会と歴史を見つめる眼差しの変化なのです。

「昭和100 年」にあたり、なおかつ「戦後80年」を迎える2025年という節目の年に、コレクションとアーカイブ資料を駆使することで美術に堆積した記憶を読み解きながら、多様な視点で歴史に迫る美術館の可能性を探ります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年7月15日(火)~2025年10月26日(日)
会場 東京国立近代美術館 Google Map
住所 東京都千代田区北の丸公園3-1
時間
  • 10:00~17:00
    金・土曜日は20:00まで
    (最終入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日、7月22日、8月12日、9月16日、10月14日
※ただし7月21日、8月11日、9月15日、10月13日は開館
観覧料 一般 1,500円(1,300円)
大学生 800円(600円)
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※高校生以下および18歳未満、障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)は無料。それぞれ入館の際、学生証等の年齢のわかるもの、障害者手帳等を要提示
    ※キャンパスメンバーズ加入校の学生・教職員は、学生証・職員証の提示により団体料金で鑑賞できます
    ※本展の観覧料で入館当日に限り、所蔵作品展「MOMATコレクション」(4-2F)、コレクションによる小企画「新収蔵&特別公開|コレクションにみる日韓」(2Fギャラリー4)も観覧できます
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.momat.go.jp

東京国立近代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

東京国立近代美術館 東京国立近代美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

静かに学ぶ

直視したくないけれど、学ぶ必要があり、知っておかなけれなばらない戦争という過去。
実際に起きたこと、アートが戦争に協力した事実を
まざまざと見せる作品もあり
日本人のグループイズムやメディアの力をあらためて感じた

でも現実よりもかなり美しい形で残っているのだろう
戦争を歴史と考えて、日常を当たり前に過ごしている自分と、
現在も勃発する戦争をニュースで聞くだけの自分

平和が当たり前ではなく、でも誰が守っているのか
ボケている自分を少しトーンダウンさせるものとしてよい学びの場

祝日に訪れたが、想像よりも人が多く、
真剣に見入っている人たち、
海外からの訪問客も目立った

MOMATの展示も見ることで、落ち着いたりして
こういう場で感じることは大切

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん

4.0

「記憶」に残る展覧会

東京国立近代美術館のコレクションを中心とした特集「記録をひらく 記憶をつむぐ」を見に行った。基本的には、コレクション展だが、かなり力の入った本格的な展覧会だ。第二次世界大戦をはさんで、1930年代から1970年代の時代と文化を探る企画だ。

キィワードは、「記録」と「記憶」。客観的な事実の記録と主観的な記憶との関連を様々な視点から捉えようとしていた。
まず目に止まった作品は、「本間、ウエンライト会見図」(1944年)だ。同作は、米軍とのフィリピン、コレヒドール島での戦果を示す1942年5月の会見を描いたものだが、会見を撮影する報道班が構図の中心に据えられており、戦争を報道するメディアの舞台裏を伝えているのが面白かった。同展では、絵画だけではなく、写真、映像、ポスター、雑誌、ラジオなどを多数展示して、戦争のメディアミックスを実感できた。
御厨純一の「ニューギニア沖東方敵機動部隊強襲」(1942年)も、興味深い作品だ。同作は、「記録画」と言いながらも、躍動感溢れる空中戦を絵画にしかできない脚色によって描いた想像図だ。この美学は、戦中戦後にかけての小松崎茂のイラストや戦後のアニメにも通じている。
また岡田三郎助が描き満州に設置された壁画の絵葉書も印象的だった。満州国のスローガン「五族協和」を視覚化するように漢、満、日、朝、蒙の民族衣装を身につけた女性たちが手を繋ぎ踊っている。絵のイメージが、絵葉書や切手などによって流通したことが良く分かる。
猪熊弦一郎の「長江埠の子供達」(1941年)は、画家の個人的視点がはっきり出ていた。猪熊は報道班として中国に渡り、中国の子供達を題材にこの絵を描いてた。他の日本の記録画は、日本兵を歓迎する姿で中国の子供達を描いたが、同作では子供達は醒めた目で私達を見つめている。
狭義で言う「戦争画」の代表作も展示されていた。中でも「シンガポール最後の日(ブキ・テマ高地)」(1942年)をはじめ藤田嗣治の作品が頭抜けている。構図もしっかり構成され、細部まで描かれている。しかしいくら藤田の表現力を持ってしても、近代的戦争の実態を描き出すことは難しい。そもそも絵によって、第二次大戦を記録し伝えるのは不可能だ。戦争の現実は虚構を超えている。藤田は、西洋の歴史画の手法を取り入れて、モニュメントタルな絵画を実現しようと試みたのだと思う。確かに日本的情念まで表… Read More

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初心者さん、ぷーながさん、Camdenさん、Sukekiyo-Acckermanさん
  • 4
  • BY aki

REPORT

プロパカンダで描かれたものと、そうでないもの

8月になると戦争画の展示が増える。

学生の頃は夏休みになると、火垂るの墓などの映画をみて、半ば強制的にみせられて、二度と戦争が起こらないようにと平和について考える機会を与えられてきた。
いろんな感情が入り混じって、とにかくひ…readmore

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morinousagisanさん、aynokさん、Camdenさん

4.0

戦争記録画を中心に

戦時下において、絵画や写真といった視覚的な表現が果たした「記録」という役割と、それらを事後に振り返りながら再編成されてゆく「記憶」の働きに注目しながら、過去を現在と未来につなげてゆく継承の方法を、美術館という記憶装置において考察する。
―― 本展の冒頭の「ごあいさつ」に記されることばです。そういう趣旨の展覧会です。ただし、実際に足を運ばないと、メディアに出ている説明文章や松本竣介のメインビジュアル画といった情報だけでは、本展の趣旨・内容は、何となく察するものの、よくわかりません。そういうやり方にした、ということでしょう。

東近美は、いわゆる「戦争記録画」を153点収蔵しており、これらは戦後アメリカに接収された後、1970年に「無期限貸与」という形で「変換」されたものだとのことです。普段の常設展示でも、スペースを設けて、そのごく一部を展示してますが、今回は企画展会場でまとまった量を出しています。巨大な絵画を含めて。更には、常設展示では近代日本画の部屋にも。

チラシなし、図録なし、音声ガイドなし。予算の関係でマーケティングできず、と当館では言ってます。英語の翻訳には費用をかけた、とも。実際、会場のパネルには、この難しいテーマにしっかりとした英文で臨んでいます。

事実と向き合う、貴重な機会です。

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黒豆さん、morinousagisanさん

5.0

賛成票

タイトルやメインヴィジュアルからはわかりにくいが、いわゆる戦争画の展覧会だった。以前から戦争画の特集をやってほしいと思っていたので、大変興味深かった。政治に利用され、侵略を正当化し、美化された戦争イメージを提供して国威を発揚させるような絵画の展示には、慎重にならざるを得ないのかもしれない。しかし、当時の実際の状況と、最終的な帰結を知る現在の我々の立場で作品に向き合うことは意義のあることのように思う。このような作品が作られたこと自体が、歴史でありアートである。また、東南アジアの画家の作品もいくつかあったのが良かった。連合国側、枢軸国側、植民地側などいろいろな立場、視点での作品をもっと見てみたいと思う。フェーク動画があふれる今日、物事をいろんな角度からみて、騙されない目を養うのに役立つのではなかろうか。

THANKS!をクリックしたユーザー
morinousagisanさん、アバウトさん、Camdenさん

3.0

戦時下の美術

事前にはよく分からなかったけどコレクションを活用した何らかの展示という感じでしたが
実態は戦争をテーマにした展覧会でした。
今ここで開催するという強い覚悟と決意が滲む内容で実際に鑑賞すると強くは広告を打てない理由も分かります。
見たほうが良いとは言えないけれど今だからこそ見る価値がある展示なのかなとは思います。
結構ショッキングな作品もあって個人的にはキツめな鑑賞体験となりました。
願わくば戦争画ではない藤田嗣治、小磯良平、宮本三郎、向井潤吉らの作品が観られる今であって欲しかったですね。

そして来年春には下村観山展あります。

THANKS!をクリックしたユーザー
mio_sprさん、nkwiwkさん、Camdenさん、シンディさん、karachanさん、他1人

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