黒の奇跡・曜変天目の秘密

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)

  • 開催期間:2025年4月5日(土)~2025年6月22日(日)
  • クリップ数:36 件
  • 感想・評価:7 件
黒の奇跡・曜変天目の秘密 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)-1
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国宝 《曜変天目(稲葉天目)》 建窯 南宋時代(12~13世紀)
重要文化財 《油滴天目》 建窯 南宋時代(12~13世紀)
《灰被天目 銘 埋火》 茶洋窯 元~明時代(14~15世紀)
《黒釉線彫蓮唐草文梅瓶》 磁州窯系 金~元時代(13~14世紀)
重要文化財 野々村仁清 《色絵吉野山図茶壺》江戸時代(17世紀)
重要美術品 源清麿 《刀 銘 源清麿/弘化丁未年八
柴田是真 《宝露台唐墨形印籠》
清水九兵衛《浪月蒔絵硯箱》 江戸時代(17世紀)
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

東洋陶磁の至宝、曜変天目。南宋時代・12~13世紀の中国で作られ、世界に3点のみ現存し、その全てが日本に伝わっています。多くの人々を魅了し続けているのは、漆黒の釉薬に浮かぶ虹色の光彩による謎めいた美しさでしょう。曜変天目はこの神秘的な輝きのほかにも、製法や伝来などさまざまな謎を秘めています。

本展では工芸の黒い色彩をテーマとして、刀剣や鉄鐔など「黒鉄」とよばれる鉄の工芸品や「漆黒」の漆芸品を紹介します。そして中国と日本の黒いやきものの歴史をたどりつつ、最新の研究成果をもとに、曜変天目が秘めるさまざまな謎と秘密にせまります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年4月5日(土)~2025年6月22日(日)
会場 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) Google Map
住所 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治生命館1F
時間
  • 10:00~17:00
    ※毎月第4水曜日は20:00まで、6月20日(金)・21日(土)は19:00まで開館
    (最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日、5月7日(水)
※ただし5月5日は開館
観覧料 一般 1,500円
大高生 1,000円
障がい者手帳をお持ちの方(同伴者1名〈無料〉を含む) 700円
中学生以下 無料
  • ※曜変ファッション割引:受付にて「曜変ファッションで来ました!」とお声掛けで一般入館料200円引(他の割引との併用不可)
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://www.seikado.or.jp/

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内) 静嘉堂文庫美術館(静嘉堂@丸の内)

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

「黒」の魅力

GWに予約なしで行きましたら、ものすごく混んでいて断念。
後日、出直し。

曜変天目はこのところずっと展示されているようで、何度か拝見してますが(いつ見ても美しい)、今回はお茶碗の下に鏡がセットされ、高台の底?裏側?を始めみたかも!!
エントランスにも曜変天目の輝きの科学的な分析が紹介され、まだまだ謎がつきないことも曜変天目の魅力の一つなのだろうと納得。

玳玻天目や油滴天目など、天目茶碗の逸品は眼福。
「黒」色の漆工芸、陶磁器は、形や文様が様々。

「黒」も素材や技法によって、温かみを感じたり、冴え冴えした雰囲気だったり、奥深いです。

写真撮影は、曜変天目の部屋以外は可でした。
曜変天目の部屋の壁に、天目の美しさを記した江戸時代に文章が書かれてました。
古の人々も美しさに魅了されたことが伝わります。

4.0

国宝にお目にかかりに

画像では見かけたことがあり、有名なのは知っているくらいなのだが
良い機会があり、朝活に立ち寄らせていただいた。
「曜変天目」
なぜ「曜」?というところも解説があったり
丁寧に説明書きがあって、興味深かった
歴史が語られ、少し身近に感じられてうれしくなる
中国で誕生し、日本に3点のみ残る、ミステリアスな輝きを放つ国宝

そして美術館自体も歴史ある建物で、しかも東京駅からアクセスも抜群
規模もコンパクトで見やすい美術館
周辺はよく歩いていたりもするのに、こんなところに
こんなに学べる場所があるとは。

年齢層は高めだが、朝から皆さんアクティブで混み合っていた。
仕事前の朝活、朝時間に少し余裕を持って、引き続きやっていきたいもの

4.0

宇宙

曜変天目茶碗を初めてこの目で見ました。
小さな宇宙のよう。
日本でのみ重用されていたようで
なにかそこに日本人としてのアイデンティティを感じました。
美しい煌めきでした。
偶然の産物だからこその美しさというものがある気がしました。

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Camdenさん

4.0

曜変天目の美しさ、唯々見とれるばかり

曜変天目茶碗。
長年なかなかタイミングが合わず、ようやく拝む機会が到来です。
実物は、これほどまでに美しいのですね。
この青の輝き、斑文、唯々見とれてしまいました。

5つのQ&Aの掲示があり、曜変天目がなぜ日本にしかないのか、どのように作られたのか、青い輝きの秘密は、等のテーマが解説されていて、勉強になります。
中でも、この瑠璃色の光彩は、コバルト等の鉱物がそれ自体に有する発色ではなく、釉薬の表面にできる膜に光が干渉し反射して生まれる「構造色」であるとのこと。
ということは、ライティングによって、見え方がかなり変わるということでしょうか。
今回のライティングは、暗い空間でスポットライトを浴びて、四方・上下すべてから高台裏まで見られる展示方法。
椀の外側は漆黒に光り、中は星が輝く瑠璃色の宇宙の趣、とても満足です。

「黒の軌跡」の本展タイトルの通り、黒いモノの良作・傑作がずらり。
曜変以外の天目、油滴天目・禾目天目・灰被天目の発する黒を基調とした光彩の深みと輝き。これにも惹きこまれます。

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黒豆さん、さいさん、Rikashさん、morinousagisanさん、他1人

REPORT

神秘の光彩の謎解明はまだまだ遠いです

『黒の奇跡・曜変天目の秘密』展、行って来ました。休日午後で、《曜変天目》を前面に押し出した今展だけに、割合混雑していました。初めての方も多くいらしていたようで、観覧の導線支持がはっきりしていないと、まごつかれた方もいらした…readmore

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Camdenさん、SEIさん

4.0

黒い作品展+曜変天目の謎。

曜変天目もう何回も観たしなぁ、と思うなかれ。今回曜変天目の顔はめパネルあり。普通は想像つきませんよね(笑) 学芸員さん、ナイスです!
曜変天目は、中国では「不吉…」ってことでどうも割られてたんじゃないか(だから中国にほぼ残ってない)とか、たまたまできたものだけでなく、計算して作っていたのかどうか?とか、作家さんが作陶を再現したり、ミステリー仕立ての大きな解説パネルもナイスでした!
それ以外の黒尽くしの作品たちも充実のラインナップ。むしろ曜変天目だけ、と勘違いされてしまいそうなタイトルが勿体ないと思う位しっかり「黒いもの展」です。焼き物が多く、お好きな方にはおすすめです。私はやっぱり長次郎の黒樂茶碗がいいなぁ。
いや〜、ほんといいものお持ちですね。アクセスが良いのでかなり行っておりますが、毎回色々出てきて今回も楽しかったです!

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Camdenさん、Rikashさん、karachanさん、Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

うまく言葉にできない神秘さ

4月27日(日)13時15分に入館
チケットはオンラインで購入(13時で時間指定)
音声ガイドをレンタルしました(700円、計42分)
写真撮影は曜変天目(ギャラリー4)以外は可

展示は、天目の種類を紹介するギャラリー1、黒い漆の工芸品や刀を展示するギャラリー2、天目を含む黒いやきものを展示するギャラリー3、国宝の曜変天目(稲葉天目)を展示するギャラリー4に分かれていました。

曜変天目に関する知識がないまま訪れまたのですが、ホールに詳しい解説があり、これを読むことで、曜変天目とは何なのかを知ることができました。また、モニターには解説映像も流れていたため、理解が深まりました(無音だったので騒々しくなく、解説を読むのに集中できたのもよかったです)。

チケット売り場に列はありませんでしたが、ギャラリー1と2の入場には列があったため、ギャラリー3から見ることに。ここは比較的落ち着いていて、ひとつひとつ、じっくりと見ることができました。ギャラリー1は、列が短くなったタイミングで並ぶことで、こちらもじっくり見ることができました。ギャラリー2は長蛇の列だったため、間近で見るのはあきらめました(その場合、列に並ばずに入ることができます)。

ギャラリー4は、タイミングによっては並ばずに見ることができました。国宝の曜変天目は想像以上に美しく、「うわぁきれい…」と思わず声に出してしまったほど。照明の効果もあってか、何とも言えない輝きを放っており、色彩はまさに神秘的。

音声ガイドは24番まであり、どの解説も詳しかったです。各作品に説明書きはありますが、音声ガイドではその内容をかみ砕いて説明してくれているため、私のような素人には有難かったです。ただ、陶芸の知識があれば、より理解が深まったように思います。

今回、明治生命館に初めて入りましたが、外観はさることながら、内装の美しさにもうっとり。いつまでも残ってほしい建築物です。

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Camdenさん、さいさん、未明花さん、アバウトさん

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出展作品・関連画像IMAGES

国宝 《曜変天目(稲葉天目)》 建窯 南宋時代(12~13世紀)

重要文化財 《油滴天目》 建窯 南宋時代(12~13世紀)

《灰被天目 銘 埋火》 茶洋窯 元~明時代(14~15世紀)

《黒釉線彫蓮唐草文梅瓶》 磁州窯系 金~元時代(13~14世紀)

重要文化財 野々村仁清 《色絵吉野山図茶壺》江戸時代(17世紀)

重要美術品 源清麿 《刀 銘 源清麿/弘化丁未年八

柴田是真 《宝露台唐墨形印籠》

清水九兵衛《浪月蒔絵硯箱》 江戸時代(17世紀)

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