私はなにになりたいのか
前回の京近美×KCIによる展覧会「ドレス・コード?-着る人たちのゲーム」では、私たちが社会生活を営む中で逃れることができないさまざまな装いの規範が可視化された。他者の存在を否が応でも意識せざるをえない私たちは、自由にファッショ…readmore
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服を着ることは人間の普遍的な営みの一つです。そして装いには私たちの内なる欲望が潜み、憧れや熱狂、葛藤や矛盾を伴って表れることがあります。
着る人のさまざまな情熱や願望=「LOVE」を受け止める存在としてのファッション。そこには万華鏡のようにカラフルな世界が広がっています。
今回の展覧会では、KCI所蔵の衣装コレクションを中心に、人間あるいは生物の根源的な欲望や本能を照射するアート作品とともに、ファッションとの 関わりにみられるさまざまな「LOVE」のかたちについて考えます。展覧会を通して、服を着ることの意味について再び考えてみませんか。
会期 | 2024年9月13日(金)~2024年11月24日(日) |
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会場 |
京都国立近代美術館
![]() |
住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1 |
時間 |
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休館日 |
月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火) ※ただし、9月16日(月・祝)、9月23日(月・休)、10月14日(月・祝)、11月4日(月・休)は開館 |
観覧料 | 一般 1,700円(1,500円) 大学生 1,100円(900円) 高校生 600円(400円)
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TEL | 075-761-4111(代表) |
URL | https://www.momak.go.jp/ |
前回の京近美×KCIによる展覧会「ドレス・コード?-着る人たちのゲーム」では、私たちが社会生活を営む中で逃れることができないさまざまな装いの規範が可視化された。他者の存在を否が応でも意識せざるをえない私たちは、自由にファッショ…readmore
3.0
展覧会のコンセプト説明がファッション好きにしか響かない内容だなぁと思いつつ、メインビジュアルのドレスが素敵だったので行ってみました。
ユニセックスやオーバーサイズの服が全盛の時代にあって、ボディラインが強調された服を見るのは気持ちがよかったです。
その一方で、人毛を使ったドレスとか、プライベートゾーンすら隠せない服(といっていいのか疑問)とか、「何目的?」と思うものも多数ありました。
いずれにしても「過去の服」なので懐かしさは感じましたが、LOVEまでは感じなかったですね(笑)
訪問の前に、特設サイトの動画を見ることをオススメします。
正直、展覧会より舞台裏映像のほうが面白いくらいです。私は展覧会に行った後に動画を見たんですが、この動画で★を1つ増やしました(笑)
ずっと楽しみにしていた展覧会で、楽しみすぎて鷲田清一を3冊買い、Alaska Jam「FASHION」、アルカラ「水曜日のマネキンは笑う」、土岐麻子「美しい顔」を当日までずっと聴いていた。
フェルト、ベルベット、オーガンジーから人毛まで、…readmore
2.0
京国近美で、京都服飾文化研究財団と共催で定期的に開催されているファッションの展覧会、担当は今回も牧口研究員。京近美のパスポートに入っているので、展覧会とコレクション展は一応見ます。★2は私の興味であって、展覧会としての評価ではありません。どう評価していいのかわからない。毎回テーマとその切り口を探って開催されているなぁというのが感想です。京近美は、京都の伝統工芸が出発点にありますから、「着倒れ京都」ってことで京都服飾文化研究財団の所蔵も鑑みながらファッションの展覧会を開催されているのだろう。ファッションを学んでいる学生や興味のあるお洒落な若者たちが多くてその点はいいなと思いました。
コレクション展の特集はシュルレアリスム宣言100周年、アンドレ・ブルトン著『シュルレアリスムとは何か?』におっおーとなりました。他、志村ふくみ、自画像特集。岸田劉生の自画像を写真に収めている若者に心の中で拍手送りました。
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