現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21

東京都写真美術館

  • 開催期間:2024年10月17日(木)~2025年1月19日(日)
  • クリップ数:14 件
  • 感想・評価:2 件
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-1
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-2
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-3
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-4
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-5
かんのさゆり〈New Standard Landscape〉より 2022年 作家蔵 ©Sayuri Kanno
大田黒衣美《sun bath》2023年 作家蔵 ©Emi Otaguro
千賀健史〈HIJACK GENI〉より 2021年 作家蔵 ©Kenji Chiga
金川晋吾〈father〉より 2009年 作家蔵 ©Shingo Kanagawa
原田裕規《One Million Seeings》2019年 作家蔵 ©Yuki Harada
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-1
現在地のまなざし 日本の新進作家 vol.21 東京都写真美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

「日本の新進作家」展は、写真・映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するために、新しい創造活動の展開の場として2002年より継続して開催しています。21回目となる本展では、社会、環境、人と人との関係性を自身の立ち位置から問い直し、写真を通して世界の断片を提示する5名の作家たちの試みを紹介します。

私たちは、これまで当たり前と感じていた価値観が揺らぐような数々の出来事に直面し、変化のある時代に生きています。写真表現も、技術の進歩と普及、表現手法の多様化にともない、その環境は激変しています。

本展の出品作家たちは自身の感性にしたがって世界と向き合い、独自の視点で思考を深めて作品として提示します。生物や日用品など身のまわりにあるささやかな存在に目を向けて、時間を留める手法として写真を扱う大田黒衣美、自身が暮らす土地の仮設的とも言える変化を止めない風景を、淡々と観察し、記録し続けるかんのさゆり、ドキュメンタリーの視点と虚実を混ぜたイメージで現実をあぶりだす千賀健史、一般的な概念にとらわれず個と個の距離と関係性を切り取る金川晋吾、かつて誰かが見た光景を通じて、見るものが持つ記憶を喚起させる原田裕規。

表現する手法として写真を選びとり、しなやかなまなざしで現実をとらえる作家たちの作品は、現在を生きる私たちにいつもとはすこし異なる角度から世界を見る視点を与えてくれます。5名の作家たちの多様な試みを通して、今日の、そしてこれからのまなざしの可能性を改めて見つめる契機となることでしょう。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年10月17日(木)~2025年1月19日(日)
会場 東京都写真美術館 Google Map
展示室3階展示室
住所 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
時間
  • 10:00~18:00(木・金は20:00まで)
    1月2日(木)と3日(金)は10:00-18:00開館
    入館は閉館30分前まで
休館日 月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12月29日~1月1日)
観覧料 一般 700円
学生 560円
中高生・65歳以上350円
  • ※小学生以下及び都内在住・在学の中学生、障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)は無料
    ※1月2日(木)、3日(金)は無料
    ※オンラインで日時指定チケットを購入できます
TEL03-3280-0099
URLhttps://topmuseum.jp

東京都写真美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

個性豊かな5人の写真表現を愉しむ

本展の5人、皆さん個性的ですね。
それゆえに、好き/そうでもない、はありました。

好きの一人は、金川晋吾。
蒸発癖のある父親をスティル形式で撮った〈father〉、奇妙な三人生活のスナップ風〈明るくていい部屋〉、この私小説的アプローチが実にはまりが良い。

好きのもう一人は、かんのさゆり。
東日本大震災後の変わりゆく景観を、人物を入れず、明るめのフラットな画面で淡々と写し出す。叙情を排した群像が、その表層とは真逆に、やるせなさ・不安・異議異論といった複雑な感情を語っており、雄弁だ。このスタイルで、他の題材も観てみたい。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、黒豆さん、morinousagisanさん

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正月無料開館で鑑賞

かんのさゆりに惹かれました。
昨年知って今気になっている清野賀子の彼岸み、柴田敏雄の造形みを感じグッときました。
アレック・ソスの展示もかなり混んでいましたね。
本館の図書室は写真集が無料でいくらでも見られるので今一番好きな場所です。
無料鑑賞なので無星。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、karachanさん、morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

かんのさゆり〈New Standard Landscape〉より 2022年 作家蔵 ©Sayuri Kanno

大田黒衣美《sun bath》2023年 作家蔵 ©Emi Otaguro

千賀健史〈HIJACK GENI〉より 2021年 作家蔵 ©Kenji Chiga

金川晋吾〈father〉より 2009年 作家蔵 ©Shingo Kanagawa

原田裕規《One Million Seeings》2019年 作家蔵 ©Yuki Harada

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