5.0
写美の本橋さん推し、かな。
章の内容を書くとネタバレになりそうなので、止めておきます。
章ごとに、同じ題材をそれぞれがどう撮ったか、という感じです。
ドアノーの写真は、並んでるだけでそりゃもう、こちらは涎ふきふきです、はい。
「写真」って言葉を聞いた時に思い浮かべるものってあると思うんですが、自分の場合はドアノーの写真はど真ん中。当然文句なし。
本橋さんの作品は映画「ナージャの村」しか見ておらずで恐縮です。先に写真を撮ってらっしゃったということで、映画を思い返してうなづけるところが沢山ありました。
全然違う国、場所、人、時間が撮影され、同じ題材を軸に、近い温度のものがあったり、全然興味が違ったり。
ドアノーの写真は面が割れてるものが多いので、必然的にドアノー出発で本橋さんの写真を見る形になりましたが、新鮮でとても楽しかったです。
本橋さんは写真家としても素晴らしいですね。
撮りたいことがすっきりしているのに、押しつけがましくないところがいい。
気配を消して撮ってそうです。
企画展のイベントとして、本橋さんの作品を含む、素晴らしい映画が無料で沢山上映されたようで、行かれた方が羨ましいです。
本橋さんの「ナージャの村」「アラヤシキの住人たち」の上映が8、9月にまだあるようです。
気になる方は写美HPをチェックしてみて下さいね。
東京都写真美術館HP