4.0
存在しない記憶が揺さぶられる
どこかにいる誰かの記憶がそこにある写真、作品、映像の展覧会。
展示数が少ないので物足りなさがあるけど、
じっくり、ゆったりと見て回れて面白かった展覧会です。
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写真・映像は、人々のどのような「記憶」を捉えようとしてきたのでしょうか。現場で記録するルポルタージュやドキュメンタリーだけでなく、時間や空間が隔てられていても、観る者の感覚を揺さぶり、想像力を拡張させることで目には見えない記憶を伝える試みも続けられました。それぞれが他者の記憶、あるいは時代に刻まれたイメージと観る者自身の記憶とを結び付ける写真・映像の特性を活かしたものでありながらも、作家たちのアプローチは多様です。
本展では、『決闘写真論』(1976 年)における篠山紀信の示唆を起点としながら、高齢化社会や人工知能(AI)のテーマに至る日本、ベトナム、フィンランドの注目される7 組8 名のアーティストたちの新作、日本未公開作を含む70余点を紹介します。
◆ 参加作家
篠山紀信、米田知子、グエン・チン・ティ(NGUYỄN Trinh Thi ベトナム)、小田原のどか、村山悟郎〔コンセプト:池上高志(サイエンス)+ 村山悟郎(アート)実装:Alternative Machine + Qosmo, inc.〕、マルヤ・ピリラ(Marja PIRILÄ フィンランド)、 Satoko Sai + Tomoko Kurahara(順不同)
会期 | 2024年3月1日(金)~2024年6月9日(日) |
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会場 | 東京都写真美術館 Google Map |
展示室 | 2F 展示室 |
住所 | 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
時間 |
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休館日 |
月曜日 5月7日(火) ※ただし4月29日(月)、5月6日(月)は開館 |
観覧料 | 一般 700円(560円) 学生 560円(440円) 中高生・65歳以上 350円(280円)
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TEL | 03-3280-0099 |
URL | https://topmuseum.jp |
4.0
どこかにいる誰かの記憶がそこにある写真、作品、映像の展覧会。
展示数が少ないので物足りなさがあるけど、
じっくり、ゆったりと見て回れて面白かった展覧会です。
3.0
記録と記憶の境界線にあるのは文脈なのでしょうか。
私と同世代の米田知子さんの作品。樺太や朝鮮、旧満州の風景・光景。これといった切り取りもない、ハイキー気味の淡さ、明るさが印象に残る。ただし。。。何故かおちつかない映像だ。明るいのに、明るくない。何故なのか、超大判のプリントに映るヌケ感高い青空に、ヌケ感高い空気を感じられない。それが、見る側にとって、歴史という文脈が作用しているのか。映像への五感の反応と文脈理解の前後関係は、どちらが先なのか。正直言ってわからなくなってしまいました。
篠山紀信さんの1976年アサヒカメラ連載の作品群。昔の家の中、きれいに片付けた部屋に残る生活感。厳密にいうと、既にそこに生気はなく保存された状態の生活感だ。四隅を黒シャドーに落とし中央部をピンホールのように浮き上がらせられると、見る者としては覗いている感がある。閉じ込められ経過した時とプライバシーの要素が、ここでは記録と記憶の境界線に在る文脈なのでしょう。
村山悟郎さんの、AIでの映像生成シミュレーションの作品。ごめんなさい、私には難解すぎでした。
3.0
リメンブランス、まあまあです。
米田知子は良かったです。あとは映像とインスタレーションとかで。
どうも写美のこの手の展示とは相性が悪いようです。
最近写真好きになったのでもっと過去の名作とか古典が見たいのです。
篠山紀信を除いて写真撮影可能。
地下で開催しているAPAアワード2024のほうがずっと良かったです。
こちらは写真だけで勝負していて企画展の作品より惹かれるものが多かったです。
川内倫子みたいなカラーの浮遊感のある写真など気になりました。
一点を除いて写真撮影可能。APAアワードは3/10まで。
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