5.0
猫派
班描をまじかで見て写メもとる事が出来て満足感でいっぱいです。あらためて、犬と猫のいる絵の力は凄いと思いました。
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近年、ペットブームがさらなる盛り上がりを見せています。中でも最も人に親しまれている動物、 犬と猫は、古くから日本の絵画に描かれてきました。近代以降も、画家たちが自らの愛犬、愛猫をモティーフにした作品が少なくありません。このたび山種美術館では、犬と猫を題材とした名品を紹介する展覧会を開催します。
本展覧会にて初公開となる《洋犬・遊女図屛風》(個人蔵)は、当時、日本では珍しかった洋犬を描く貴重な作品です。
琳派の祖・俵屋宗達《犬図》(個人蔵)には、振り返る子犬が水墨によって愛らしく表されています。伊藤若冲《狗子図》(個人蔵)では白と黒の2匹の子犬の対比が目を引き、長沢芦雪《菊花子犬図》(個人蔵)には、何とも可愛い子犬たちが表情豊かに描かれています。一方、猫を描いた名作といえば、近代京都画壇を牽引した竹内栖鳳による《班猫》【重要文化財】(山種美術館)。静岡の沼津で偶然出会った猫に惹かれた栖鳳は、丹念な観察と写生を通して作品を完成させました。また、サインの代わりに猫を描くこともあるという藤田嗣治による《Y夫人の肖像》(株式会社三井住友銀行)は、女性と4匹の猫を描いた魅力的な作品です。さらに、現在活躍中の山口晃による《捕鶴圖》(山種美術館)は、擬人化された猫たちの個性までも描き出しています。
本展では、江戸時代から現代まで、犬と猫を題材としたバラエティに富む作品が一堂に会します。併せて、身近な動物を描いた優品も紹介します。
会期 |
2024年5月12日(日)~2024年7月7日(日)
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会場 | 山種美術館 Google Map |
住所 | 東京都渋谷区広尾3-12-36 |
時間 |
10:00~17:00
(最終入場時間 16:30)
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休館日 | 月曜日 |
観覧料 | 一般 1,400円(1,200円) 大学生・高校生 1,100円(1,000円) 中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.yamatane-museum.jp/ |
5.0
班描をまじかで見て写メもとる事が出来て満足感でいっぱいです。あらためて、犬と猫のいる絵の力は凄いと思いました。
3.0
目が瞳孔だけの犬(若冲)、ネズミ顔の猫(土牛)、実はエイリアンだった猫(山口晃のボーナス作品)、多彩でしたねー。
作者不詳の「洋犬・遊女図屏風」は構図が面白すぎる。
まず、背景が意味不明。場面的には室内なのに、床なのか壁なのかもわからない金地。
遊女も髪飾りがないせいか色っぽさもなく、うまい返歌をねり出そうとしている姿が、締め切りに追われている作家にしか見えない(笑)
そんな遊女のお手伝いをする禿、二人にお尻を向けて遠巻きに見ている洋犬。三者のバランスが絶妙で、いろいろストーリーが考えられて、ニヤニヤしながら見てました。
「秋縁」は川端龍子の作品にしてはサイズが小さく、奥に大型犬、手前に椅子を配した構図がごちゃごちゃした感じに見えて違和感を覚えました。
帰宅してからも気になって、画像を探したら理由が判明!私が近寄り過ぎていたんです。混んでいたので、その場で気づいても無理ではあったんですが、もっと離れてみるべき作品でした。「会場芸術」は作品のサイズだけじゃなくて、見方の調整が必要なことを実感しました。
なかなか見る機会のない席画が見られたのも、今回の収穫です。
いきなりのお題に、技術と知識を総動員させて短時間で作品に仕上げるなんて、完全に罰ゲームですよ。それに現代作家がチャレンジするとは、山口晃はサービス精神が旺盛すぎる!私は断然、鶴推しです。
昨年は植物画の展覧会が多かったが、今年は一転、動物をテーマの企画展があちこちの美術館、博物館で目白押し。
山種も堂々のキラーコンテンツ、ワンコとニャンコで勝負だ。まあ、それでなくても、ここの企画展にはハズレがないからねえ。
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5.0
猫派?犬派?と問われれば、断然犬派の自分は応挙から蘆雪の流れを汲むコロコロ、モフモフとした子犬の絵が何より大好き。今回も蘆雪の『菊花子犬図』を観たいがためだけに訪れた、と言ってもいい。コロコロ、モフモフした子犬たちが無邪気に戯れて、お互いをガジガジ、ガジガジと噛み合っている。丸みを帯びたお尻のラインがとてもキュート。お願い!その戯れの中に混ぜて!と懇願したくなるほどの可愛さ。
この絵、どこかの美術館の所蔵品かと思っていたが、なんと個人蔵だった。羨ましい。
美術館オリジナルグッズとして、この『菊花子犬図』のクッションカバーが3300円で売られていた。表と裏に渡って絵がプリントされている。つまり困ったことに完全に再現するには片方は表、片方は裏にして、つなげて置くしかない。
二つで6600円…、むむむっ、
しかし後悔先に立たず、買うしかない!
そして無事にわが家のソファーにやってきた子犬たちに向かって、心おきなくこの身をダイブ! 混ぜてもらった。
4.0
山種さんの『犬派? 猫派?』展、なかなか面白かったです。(SNSで愛犬愛猫の写真もぼしゅうしていました) 犬と猫を題材としたバラエティに富む作品が並びます。
第1章が「ワンダフルな犬」、芦雪や応挙、宗達、歌麿、広重、若冲、雪佳、玉堂、土牛・・。長沢芦雪《菊花子犬図(個人蔵)》は特別に撮影可能だそうです。これらを観ただけで、犬たちがいかに日本人の生活の身近にいて、癒しを与えてくれたり、色々役に立つ活躍をしてくれていたかが、伝わって来ます。初めの方に展示さされていた、2曲1隻《洋犬・遊女図屛風(江戸時代)》は初めて見ると思ったら、初公開だそうで、それも作者不詳の個人蔵。へぇーちょっとダックスフンドっぽい? 当時の人はこんな犬、驚いたのではないでしょうか‥。
第2章が「にゃんともかわいい猫」、猫と言ったら国芳、北斎、玉堂、土牛、御舟‥、そして洋画ですが超猫好きの藤田嗣治。お馴染み竹内栖鳳の《斑猫》は撮影可です。毛繕いをしながらもちらりとこちらに視線を向ける猫をリアルに、細い毛の一本一本まで緻密に描いています。それでいてアングルの《ラ・グランド・オダリスク》よろしく、猫の美しい背を引き伸ばして描いていますよね。優雅でどこか気品にあふれています。沼津の八百屋の荷車の上で寝ていた雑種猫とは思えません(笑)。個人的にはですが、何時お目にかかっても《斑猫》以上に気品を感じてしまうのが小林古径の《猫》です。こちらも無意識に背筋を伸ばしてしまいます。山本丘人《壁夢》も好きです。現代の作家さん小針あすか《珊瑚の風》、とても素敵でした。
第2展示室では、特別編「トリ(最後)は花鳥画」として、おまけではなく素敵なトリたちの絵が特集されていました。上村松篁《白孔雀》わりと最近に観ましたが、いいですね。横山大観《木兎》もいいですね。菱田春草《柏ニ小鳥(個人蔵)》は初公開だそうです。
今回の「菊屋」さんの展覧会コラボ和菓子は、すずし気な作品が多かったです。今回は古径の《猫》題材の「凛として」という和菓子、頂かせていただきました。
4.0
20240517
犬や猫を主役に描いているものも、思わぬところにいるものも、みんな可愛い。
山口画伯の掛け軸は個人的にはちょっとだたが、表紙絵は欲しいほど。
今後、象やうさぎなどある動物特集も面白そう。
期待しています。
5.0
栖鳳の斑猫に若沖、芦雪の個人蔵の作品多数展示という事で、平日の午前中に行きましたが、大盛況でした。久しぶりの公開作品、近代の名品に加え、現代作家の優品多数、満足の内容です。毎回楽しみな特集展示は近代花鳥画の名品展示です。初公開の菱田春草の「柏ニ小鳥」小屏風ながら佳品、同じく初公開の洋犬・遊女図屏風も必見です。絵画以外にも広重、国芳の浮世絵や中村芳中、神坂雪佳の版本展示と見所はつきません。
4.0
山種犬猫展、カワイイです!
宗達若冲応挙芦雪の個人蔵、龍子記念館、藤田嗣治、菱田春草初公開作品など
館蔵品以外が多数あって、かなり力の入った展示になっています。
応挙芦雪のコロコロプリケツ子犬もあり、山種はかなりカワイイに寄せてきているなと。
竹内栖鳳重文斑猫と芦雪個人蔵(トートが新発売)の2点が写真撮影可能でした。
小林古径が尊敬する宗達を模したたらし込み子犬なんて作品も。
本展ミニ図録あり、人気展示になりそうな感じです。
昨年枚数限定で発売された年パス(6000円)が今後は通年で常時購入可能になりました。
山種は展示替え期間が1週間なのが嬉しい。
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