仰げば尊し地球生物の覇者『鳥』
「今度の科博はトリテンだって」という友人の言葉に、脳内の漢字変換で天ぷらな「とり天」が浮かんでしまった自分の食い気にちょっと凹んだ2月。
最終日にようやく訪問できました特別展『鳥』レポートです。最終日を待たずに来場者は20万…readmore
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本展は、急速に発展するゲノム解析による研究によって明らかになった最新の進化系統をもとに、鳥類のその特有な体の構造や生態を紹介しながら、鳥たちの多種多様な進化の不思議を学んでいく展覧会です。
鳥類は、世界的に分布し、調査が比較的容易であることから生物多様性の指標になり、鳥類を知ることは生物多様性や地球環境の保全にとっても重要とされています。家禽やペットとして人間の生活と深く関わっているだけでなく、畏敬や愛玩の対象として私たちの身近な存在である鳥類の不思議で魅力的な姿に、科博史上初の鳥類をテーマとした展覧会で迫ります。
展覧会では、鳥類の起源、鳥類の進化と多様性について最新の系統分類をもとに剥製標本などで紹介しながら、渡りや托卵、繁殖、採食方法などの鳥類の特徴的な生態、「言葉」や視覚からの情報による高い認知能力など鳥類の多様性の理解を深め、鳥とともに歩んでいく未来について考えていきます。
圧倒的な標本数と大迫力の展示を通し、鳥類の魅力を思う存分お楽しみください。
会期 | 2024年11月2日(土)~2025年2月24日(月・振) |
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会場 |
国立科学博物館
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住所 | 東京都台東区上野公園 7-20 |
時間 | 9:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、11月5日(火)、12月28日(土)~1月1日(水)、1月14日(火) ※ただし、11月4日(月・休)、12月23日(月)、1月13日(月・祝)、2月17日(月)、2月24日(月・休)は開館 |
観覧料 | 一般・大学生 2,100円(1,900円) 小・中・高校生 600円(500円)
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://toriten.exhn.jp/ |
SNS |
「今度の科博はトリテンだって」という友人の言葉に、脳内の漢字変換で天ぷらな「とり天」が浮かんでしまった自分の食い気にちょっと凹んだ2月。
最終日にようやく訪問できました特別展『鳥』レポートです。最終日を待たずに来場者は20万…readmore
5.0
鳥好きにはこりゃたまりませんな。
剥製、映像、音声、漫画、解説とバランスよく展示されていて、かなりの重量がありますがテンポよく見ることができます。
併設展示で他の生物についても見られますので、含めると1日がかりの内容でかなりの充実感です。
猛禽類コーナーはみなさんあがっていた様子です。
見る前は食事と水分をしっかり摂ってからのぞむべし!
とても面白いので楽しみにしていて下さい!
鳥が大好きなので、本当に行かれてよかったです。本当に一生分の鳥たちに会えるとはよく言ったものです。
併設展示にて他の生物についても見られるので、かなりの充実感です。
併設展示を含め、じっくり見るなら1日がかりのコースです。
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5.0
12月と2月の平日に観覧しました。両日とも大盛況で改めて鳥類の人気の高さに驚きました。学術的な内容でありながら堅苦しいものではなく、子供連れやビギナーも十分に楽しめるものでした。漫画やパネル、映像も交えながら鳥の起源から進化の過程や生態を8つの章と23のテーマに分けて紹介していましたので理解しやすかったです。キャッチコピーの「一生分の鳥がみられる」のとおり、絶滅したキタタキがいたかと思えば、天井にはペラゴルニス・サンデルシやタンチョウヅルが羽ばたいていたり、くまなく展示された剥製と骨格標本が並びそれはまさにサンクチュアリ。充実した展示内容で満足です。
ただ、オリジナルグッズでいいなと思ったのが公式図録程度だったのがちょっと残念。科博なので実写のグッズが多くあると思っていました…。
5.0
科博初の鳥展、猛禽類好きの子供たちと一緒に訪れるのを楽しみにしていました。
展示レイアウトも素敵でしたし、情報量も展示物もボリューム満点で見応えがあり、大満足です。
ゲノム解析により従来とは異なる分類がされるようになった鳥たち。
「え!そっちの仲間なの!?」と進化の過程に驚きつつ、親子で展示を楽しみました。
羽毛の進化モデルや、目的別の羽の形状の違いをひとめで見比べることのできる壁面展示なども見た目にも楽しくわかりやすくく、展示パネルの説明も読みごたえがありました。
(パネルの漫画が本当に面白かったので、図録に未収録で残念・・・)
科博の特別展のおかげでお馴染みの言葉になりつつある<収斂進化>、今回も「やっぱり似た環境で育つと外見も似るな~」と分かった風に言う子供と一緒に理解を深めることができました。
キーウィの体格に対しての卵のサイズに「あれが体内に収まるの!?」とびっくりしつつ、「不思議な姿勢をしているな~」と思っていたのでなんだか納得しました。
ペラゴルニス・サンデルシの復元模型は、迫力があって大興奮。
作る過程だけではなく、復元するにあたって参考にした点やこだわりが動画で解説されていて面白かったです。
剥製もたくさんで、各解説を読むのは大変でしたが、そのぶんいろいろ発見もありました。
比較的混んでいなかったこともあり、「あっちのあれを見た?」「あそこのを見てきて!」と、子供たちとお互いに気になった展示物の情報交換しながら会場を3周くらいした気がします。
普段の展示に比べ、立派なカメラを手に剥製の撮影を楽しむご年配のお客さんも多かったような・・・
表表紙も裏表紙もデザインが素敵な図録は、迷わず購入しました。
もろもろの事情で閉会間際に足を運ぶことになってしまったのがとても残念でした。
できれば早い時期に1回行ったうえで、複数回行きたかったです。
4.0
珍しく休めたので平日の午前中に訪問。予想外に混んでます。普通後半はややばらけてくるのですがこれは全体を通じて混んでます。老若男女問いません。メインとなる展示は各目ごとにわかれた鳥たちの説明とおびただしい量の剥製です。目だけで40あるので非常に見応えがあります。猛禽類の迫力はすごいものでした。ペンギンもかわいらしかったです。映像は時間の関係で見られませんでしたがそれらもじっくり見ると3時間くらいは必要かと。土日の混雑はすごいかもしれません。
4.0
膨大な鳥の剥製と映像をみながら、鳥の雑学を学べる。指の向きや、そんなところから鳴き声を出していたのか等々、おもしろい知識が増えた。特に「鳥のひみつ」コーナーがわかりやすく秀逸だった。さまざまな繁殖形態があり、それぞれの種目にとって合理的なようだ。少子化が問題になっている今、我々も鳥を見習って本能に逆らわず子孫を残すべし、と言うと怒られるんだろうな。
5.0
入ってすぐ孔雀が尾羽根を広げていますが手前の隅っこにシマエナガがポツンと居ますのでお見逃しなく。
恐竜から鳥への骨格変化や飛ばない鳥への進化などや羽根も捕食方法などでの違いが実物の羽根と映像で丁寧に解説がされている。
最近のゲノム解析によって仲間じゃなかった、固有種だった!と図鑑を急いで訂正しなくてはならない発見が続々登場。
頭の上には翼を拡げた剥製が居るのをお見逃しなく。
丹頂鶴なんて空中で求愛ダンスしてますから。
圧巻は猛禽類のコーナー。
鷲、コンドル、鷹と雄々しいお姿に見惚れる。ハヤブサは鷹の仲間ではなくてインコの仲間なんですね。
最後の方に大好きなフウチョウがほんの少し居ました。
こんなに沢山の剥製を見られるのは科博ならではだ。写真撮影可。かなりの混み合いなので音声ガイドで。
5.0
平日お昼頃に行きました。
チケット売り場も入場もほとんど並ばずスムーズで、展示によっては少し人だかりがあるかなくらいでマイペースに見られました。
そもそも鳥ってどんな動物?他の種族との違いは何かというところからはじまり、鳥の生態と沢山の鳥の標本やゲノム研究やGPSをつけてわかった研究結果、最近の環境保全の取り組みまで盛りだくさんの展示でした。
よく似ている鳥でも遺伝系統が一緒だから似ているのか、同じ生き方をしてきたから似ている収斂進化なのかの解説が面白かったです。
標本やイラスト、動画もたくさんあるのでお子さんでもわかりやすいかと思いました!
展示物の数も多く内容もぎっしりなのでじっくり見ていくと3〜4時間くらいかかってしまいました。
常設展も見たい方は午前中から行くことをお勧めします!
5.0
休日夕方に行きました。
人も多く展示も充実しているため
きちんと見たい場合は2時間以上ゆとりを持つことをおすすめします。
たくさんの鳥!鳥!鳥!!
身近な鳥や海外の全く知らない鳥まで
恐らく今後実物を見ることがないであろう鳥などたくさん見ることが出来ます。
鳥好きに強くおすすめです。
基本的にアートなものはありません。
強いて言えば
ペラゴルニス・サンデルシの復元模型がありました。
実際にどういう観点から展示模型を作成したのか動画で開設されていました。
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