至福の時間
東京からの巡回を知り、前売券を手に待ち焦がれていた「モネ展」である。連日の大盛況ぶりを聞いていたので、平日の開館直後に訪れたが、既に長蛇の列で面食らってしまった。ちょうど春休みのせいか、大学生風の若者や年配の方も多かったが…readmore
美術館・展覧会情報サイト アートアジェンダ - 日本全国 300 の美術館・博物館と 846 の開催中&開催予定の展覧会をご紹介中!
国内外40館以上のクロード・モネ作品を厳選
革新的表現「連作」を生み出した過程に迫る
印象派を代表する画家のひとり、クロード・モネ(1840-1926)は、自然の光と色彩に対する並外れた感覚を持ち、柔らかい色使いとあたたかい光の表現を得意とし、自然の息遣いが感じられる作品を数多く残しました。同じ場所やテーマに注目し、異なる天候、異なる時間、異なる季節を通して一瞬の表情や風の動き、時の移り変わりをカンヴァスに写し取った「連作」は、巨匠モネの画業から切り離して語ることはできません。移ろいゆく景色と、その全ての表情を描き留めようとしたモネの時と光に対する探究心が感じられる「連作」は、巨匠モネの画家としての芸術的精神を色濃く映し出していると言えるのかもしれません。
1874年に第1回印象派展が開催されてから150年の節目を迎えることを記念し、東京と大阪を会場に国内外のモネの代表作約70点が一堂に会す本展では、モネの代名詞として日本でも広く親しまれている〈積みわら〉〈睡蓮〉などをモティーフとした「連作」に焦点を当てながら、時間や光とのたゆまぬ対話を続けた画家の生涯を辿ります。
また、サロン(官展)を離れ、印象派の旗手として活動を始めるきっかけとなった、日本初公開となる人物画の大作《昼食》を中心に、「印象派以前」の作品も紹介し、モネの革新的な表現手法の一つである「連作」に至る過程を追います。展示作品のすべてがモネ作品となる、壮大なモネ芸術の世界をご堪能ください。
*東京展、大阪展で出品作品が一部異なります。
会期 | 2024年2月10日(土)~2024年5月6日(月・振) |
---|---|
会場 | 大阪中之島美術館 Google Map |
住所 | 大阪府大阪市北区中之島4-3-1 |
時間 | 10:00~18:00 (最終入場時間 17:30) |
休館日 |
月曜日 ※ただし2月12日、4月1日、15日、22日、29日、5月6日は開館 |
観覧料 | 一般 2,500円(2,300円) 高大生 1,500円(1,300円) 小中生 500円(300円) 未就学児 無料 前売2月限定チケット(一般のみ) 2,000円 前売ペアチケット(一般のみ) 4,400円
|
TEL | 06-4301-7285(大阪市総合コールセンター) 受付時間 8:00~21:00(年中無休) |
URL | https://www.monet2023.jp/ |
東京からの巡回を知り、前売券を手に待ち焦がれていた「モネ展」である。連日の大盛況ぶりを聞いていたので、平日の開館直後に訪れたが、既に長蛇の列で面食らってしまった。ちょうど春休みのせいか、大学生風の若者や年配の方も多かったが…readmore
5.0
自称モネの追っかけをしている私、昨年の東京展を鑑賞した後に、
これは大阪まで行って、もう一度見たいと、この大阪中之島美術館でのこの展示を中心に
旅の予定を立てていた。
そして年度末のこの時期に、初めて訪れるこの美術館と
大好きなモネの作品を鑑賞できるという贅沢な体験をしてきた。
まず、ワンフロアに広がるなんとまあ、多くの美術館から集められたモネの作品群。
それだけでも想像を絶する奇跡感。
70ほどの作品が50館を超える美術館から集結している。
大阪のみの展示作もあり、《藤の習作》1919−1920には特に目を奪われた。
主に連作に焦点を当てる意図もある展示のようだが
《雨のベリール》が私の中では一推し。
まず雨だけれど、どんよりせず爽やかというか、息を呑むほど美しい。
晴れ女の私だが、雨の日を嫌ってはおらず、むしろモネのこの雨の世界は
見る人によっては、こうも美しく捉えられるのかと感動する。
そして、モネにしては珍しいと思う正方形の作品で
こちらもバランスがよく最高にスタイリッシュ。
都合の関係で、1時間弱で回ったので、その時はそれで良かったが、
振り返ってみると、もう少しじっくり回ってもよかったと思っている。
5月6日までの展示、もうひとっ飛びしてモネにもう一度会いに行こうかなと
考えているところ。
3.0
モネだけを堪能する展覧会。色々と見比べをすることが出来、とても面白い展示でした。同じテーマでも流れている時間の速度が違うように感じました。幸せな空間、時間だー!と思っていましたが、最後には光に包まれていたなぁという印象に支配されてしまって(笑)ちょっとぼやけました。
5.0
混み合うと予想して、休みとって平日に行ったのですが予想を超える込み具合でした。やはりモネは人気がありますね。連作中心の展示は、見比べる面白さがありまた興味深かったです。晩年の作品はまたちょっとちがったりもするけれど、今回の展示など、やはり観ていて心が落ち着く。光や風を感じ、音が聞えてくるかのよう。人が多くてその世界にゆったり、じっくり浸れなかったのはちょっと残念。
5.0
3月14日中之島美術館で鑑賞
奥行きのある風景+色を混ぜない絶妙な色使い+光の様々なタッチ+季節、時間などを変えての表現がたまらない
個人的には麦わらがいい
連作に続く情景他も欠かさずみたい
さすがモネ。いつもより人手が多い。
とはいえ、公開日の10日前後はもっと多かったようなので、少し落ち着いてこれ。
といったことでしょうか。
モネ展というと2016年のマルモッタン・モネ美術館所蔵展が記憶に残っています。
あの時は『印…readmore
3.0
広報がかなり効いているようです。
2月の三連休から始まったモネ展、この三連休にお出かけなさった方は
ヒトひと人でごった返していたそうです。
それならと平日のお昼時か3時ごろを狙ってと出かけてきましたが・・・
お昼にもチケット売り場は何重にも列が出来ていたので(私はフレンドシップ会員なので会員証で入れます)恐れをなしてお隣の国際美を先に観る事にしました。
戻ってきたのが2:30で予定よりやや早く、5階へのエレベーターはいっぱいでした。
それでも展示室は譲り合えば最前列へも行ってみる事が出来る程度の混み様です。
混み混みを見越して、撮影OKは最後のお部屋の睡蓮とウォータールー橋。
睡蓮は光の変化を捉えた連作とはちょっと別物の様な。
このモチーフをジベルニーで何枚も描きましたって感じです。
シニアとインスタ用の若い女性が多し。
連作というなら、もっともっと積みわらや連作作品をずらーっと並べてほしかったなぁ。
刻々と変化する光が分かる様に。
ポーラ美や久保惣や吉野石膏やゾン美の作品はみたことがあったからなのかも知れないが、良いモネをお持ちだと思いました。
日本初公開となる人物画の大作《昼食》が一番良かったです。
ショップは大渋滞だしレストランは、いつもの様に回ってない。
観覧料も2500円とお高めに設定してもこれだけ入るのが不思議でならない。
モネの切り口はいっぱいあるから、日本のどこかしらでいつも展覧会をしている様な。
人が集めたければモネ、ルノワール、ゴッホなのかも((+_+))
いやいや、4階の「女性画家たちの大阪」お忘れなのでは?
私、解説もキャプションも今回は読まず、人垣の後方から眺めてきました。
ちゃっかり睡蓮の写真はしっかり撮ってきました。(そんな自分も何だかなぁ)
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
大阪府で開催中の展覧会