原三渓トリビュート展
奈良に来て、奈良博、県美と回ってから、大阪市美の国宝展へと向かう計画だった。
県美を出た後、ランチし終えた時点で13時ぐらい。時間があったので大和文華館に行ってみることにした。
近鉄奈良線の学園前で降りて徒歩10分ぐらい。2回目の…readmore
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大和文華館の初代館長を務めた矢代幸雄(やしろゆきお 1890―1975)は、イギリス・イタリアに留学してサンドロ・ボッティチェリ研究の大著を出版した美術史家であり、帰国後は日本での東洋美術研究に力を注ぎ、美術研究所(現・東京文化財研究所)の創立に関わり、その初代所長を務めたほか、文部省の依頼で日本美術を海外に紹介する展覧会事業に携わります。
戦後には近畿日本鉄道(現・近鉄グループホールディングス株式会社)の文化事業として美術館の構想と設立に奔走し、大和文華館は1960年に開館しました。矢代幸雄が蒐集した美術作品は、現在までコレクションの中核となっています。
大和文華館の所蔵作品は東洋古美術を主体としますが、矢代幸雄が東洋美術に造詣を深めた背景には、美術品蒐集家で芸術家のパトロンでもあった原三渓との交流が大きく影響し、また、留学により国際的な視野から日本美術を強く意識したことが挙げられます。矢代幸雄は奈良や京都だけではなく中国へも幾度も訪れ、芸術作品を生み出した文化を肌で感じようと努めています。
2025年は矢代幸雄の没後50年にあたり、大和文華館では記念特別展を開催します。矢代幸雄が蒐集した初期のコレクションとともに関連する諸作品を展示し、矢代幸雄が美術へ注いだまなざしから、東洋美術研究の足跡と視点をたどります。
会期 |
2025年4月12日(土)~2025年5月25日(日)
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会場 |
大和文華館
![]() |
住所 | 奈良県奈良市学園南1丁目11番6号 |
時間 | 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日、5月7日(水) ※ただし、5月5日(月・祝)は開館 |
観覧料 | 一般 1,100円 高校・大学生 770円 小学・中学生 無料
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TEL | 0742-45-0544 |
URL | https://www.kintetsu-g-hd.co.jp/culture/yamato/ |
奈良に来て、奈良博、県美と回ってから、大阪市美の国宝展へと向かう計画だった。
県美を出た後、ランチし終えた時点で13時ぐらい。時間があったので大和文華館に行ってみることにした。
近鉄奈良線の学園前で降りて徒歩10分ぐらい。2回目の…readmore
3.0
初代館長絡みの展示なのでコレクション展かと思っていたら、全然違いましたね。
人生で出会った美術品とその経緯が丁寧に説明されていて面白かったです。静嘉堂文庫やアーティゾンから出品された作品は所蔵館でも見かけたことがなく、もっと東京でも見せてよ、と思いましたね。
それにしても、コレクター原三渓の知己を得て、日本美術にのめり込んでいく様子はめちゃくちゃ羨ましい!素晴らしい作品を見て、語り、調べ、大金を動かして…、ヒリヒリした瞬間が続くことは想像に難くないですが、それすら楽しんでいたように思います。幸せそうだなぁ。
本展から京博に流れたら『吉備大臣入唐絵巻』の説明パネルに矢代幸雄の名前を見つけました。今期の関西は繋がってますね。
4.0
大和文華館は初訪問です。無料招待デーでした。
初代館長の矢代幸雄が収集したかった作品をアーティゾン、静嘉堂文庫、永青文庫、根津から出品
当館からも国宝重文を含む多数の未見作品がありとても良かったです。
後期展示に伺いましたが、良かったのはこちら。
・MIHOミュージアムの焔魔天像
・根津の竹雀図
・尾形光琳の中村内蔵助像
特に光琳唯一の肖像画という作品はかなり良かったですね。
もう着物の曲線が光琳そのものだもの。見られて嬉しい。
大和文華館は古き良き美術館といった趣で良いですね。
展示ケースに作品間隔を詰めてギュッと凝縮するように展示するのイイです。
タイミングが合えばまた訪問しようと思います。
この春関西は日本美術が熱い!の第4弾ともいえるのが本展覧会です。
連休明け、無料招待デーにあわせて伺ってきました。
お庭の四季折々の花々も楽しみな大和文華館は大好きな美術館の1つです。奈良市学園前の閑静な住宅街にあり、展示室の…readmore
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