在原業平生誕1200年記念特別展
伊勢物語
―美術が映す王朝の恋とうた―

根津美術館

  • 開催期間:2025年11月1日(土)~2025年12月7日(日)
  • クリップ数:19 件
  • 感想・評価:6 件
在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-1
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在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-5
重要文化財 伊勢物語絵巻(部分) 鎌倉時代 13〜14世紀 和泉市久保惣記念美術館蔵(11/1-16展示)
在原業平像 室町時代 16世紀 根津美術館蔵
重要文化財 伊勢物語 梓弓図 岩佐又兵衛 江戸時代 17世紀 文化庁蔵
扇面歌意画巻(部分) 江戸時代 17世紀 根津美術館蔵
八橋蒔絵硯箱 江戸時代 17世紀 サントリー美術館蔵
在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-1
在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-1
在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-1
在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-1
在原業平生誕1200年記念特別展  伊勢物語  ―美術が映す王朝の恋とうた― 根津美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

平安時代前期に活躍した在原業平(825〜880)は、天皇の孫で、和歌に優れた貴公子です。『古今和歌集』などに収められる業平の和歌からは、恋多き生き方も浮かび上がってきます。そうした業平の和歌を中心とする短編物語集が『伊勢物語』です。『古今和歌集』が成立する延喜5年(905) より少し前から10世紀後半にかけて徐々に章段を増し、やがて125段からなる形が定着しました。

続く11世紀初頭に書かれた『源氏物語』の「鰭答」巻には、絵の優劣を競う遊びのなかで伊勢物語絵巻が登場し、この物語がすでに絵に描かれていたことをうかがわせます。以降、『伊勢物語』は、『源氏物語』と並び、日本の文化・芸術のあらゆる分野に多大な影響を与えることになります。

2025年は業平の生誕1200年にあたります。それを記念して『伊勢物語』が生み出した書、絵画、工芸を一堂に集める展覧会を開催します。『伊勢物語』の核心をなす和歌に焦点をあわせ、それを味わいながら、また『伊勢物語』の造形化における和歌の働きに注目しながら、お楽しみください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年11月1日(土)~2025年12月7日(日)
会場 根津美術館 Google Map
住所 東京都港区南青山6-5-1
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
※ただし11月3日(月・祝)、11月24日(月・祝)は開館、翌火曜休館
観覧料 オンライン日時指定予約
一般 1,500円(1,300円)
学生 1,200円(1,000円)
  • ※( )内は障害者手帳提示者及び同伴者1名の料金。中学生以下は無料
TEL03-3400-2536
URLhttps://www.nezu-muse.or.jp/

根津美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

根津美術館 根津美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

4.0

ヒーロー物語

終幕ギリに来訪。藤原公任の流麗な書にうっとり。そして楽しい絵巻がいっぱい。平安時代から江戸時代まで綿々と続く人気者「昔男ありけり」の在原業平さん。
実在のやんごとなき人物のスキャンダル物とあってどの時代でもゴシップ好きはいるんですね。なんと言っても歌が素晴らしい。
有名な場面は何度も絵になったり工芸品になったりと関連作品も皆素敵。

私は「蔦細道蒔絵硯箱」が好き。硯箱に入っている水滴が舟の形をしているが、ここの庭園の池に浮かぶ舟と同じ形だ。
そういえば庭の杜若は「八橋」だし伊勢物語が色濃く影響している。
美術館と併せて紅葉の美しい庭は必見。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、morinousagisanさん、ぷーながさん

5.0

駆け込み!

最終日に駆け込み!
結構、混んでましたが時間はたっぷりあったので、じっくり拝見しました。

初公開の業平の肖像画からスタート。
冊子、屏風、カルタ、絵画、和歌、浮世絵、蒔絵などなど、多彩な展示品、個人蔵が多く、見ごたえありました。

マイベスト3
・梵字経刷白描伊勢物語絵巻断簡
供養のためだそうですが、梵字がびっしりの用紙にモノクロの絵巻。目を凝らしても絵巻がはっきり見えないことがインパクト大(笑)。
・岩佐又兵衛の伊勢物語の絵画4点
独特の雰囲気のある岩佐又兵衛の作品が4点。描き方も独自の解釈がなされていて、このコーナーが一番、良かったかも。
・白描伊勢物語図屏風
解説がないと思ったら、後ろの壁側にありました。じっくり読んでから屏風を見ると楽しい。一つ一つの絵は小さ目で、単眼鏡が大活躍。

1階の仏像コーナー、初公開が2作。
2階の青銅器の部屋の銅鏡は、鳳凰がテーマで図案がわかりやすく、立派な鏡が並んでました。

行って良かったです。

4.0

カルタや貝合わせは子供の遊びではなく大人の女性の遊びだったのですね。

ずっと昔のことながら、自分、学生時代中心に15年ばかり短歌(和歌)をやっていたので、文学にあまり詳しくはないものの「歌物語」である『伊勢物語』は、一応一通り知っていました。が、あの時代の恋愛感覚がどうも受け入れられなくて、業平のどこがそんなに良いのかと‥などと思い、やたらイライラしたもので‥(笑)。歌の方は、恋しさせつなさを詠むだけでなく、実に機知に富み、皮肉もしっかり詠みこまれ、とても面白く素晴らしいものなのですが‥。数年前ですが友人の勧めで、高樹のぶ子氏の『小説伊勢物語 業平』も読みました。今展、入室してすぐに、室町時代に描かれた業平像の軸(きちんと束帯を着け、筆を持つ手を頭に添える、これから訪ねる女への何か言い訳の歌でも考えている姿?)が迎えてくれましたが、室町の感覚でも、彼はこんな風だった? 下膨れの丸顔色白切れ長の目、今なら決してもてない? ?(笑)
彼の『源氏物語』よりも早く成立し、『源氏物語』中の記述から、当時すでに絵が描かれて絵巻になっていたと分かる『伊勢物語』。平安当時の流行以上に、多くの戦乱のすえ平和な時代になった、江戸期に『伊勢物語』は多く親しまれたそうです。『伊勢物語』から様々な書・絵画・工芸などが生み出されたというのです。高度経済成長期にトレンディードラマが全盛期であったのと、ちょっと似てますね。今展にも、俵屋宗達、尾形光琳、鈴木其一、酒井抱一、等の、更に岩佐又兵衛や冷泉為恭の作品までも並んでいました。古典を引き継ぎながらの、当世の美意識が、また其々の個性も光っていました。今展は、業平の生誕1200年を記念したものなのだそうで、『伊勢物語』から生み出された書・絵画・工芸などを一堂に集め、その表象の世界が紹介されています。美しい文字と料紙の美しさを楽しみ、素晴らしい工芸作品にも出会えて、工芸好きの私としてはとても嬉しかったです。和歌の情景や物語をご存じない方も安心で、江戸時代の《白描伊勢物語図屏風》を使って、各段と代表的な場面10選のあらすじが紹介された解説パネルがあり、49の場面を金砂子の雲で区切られた空間に、それぞれの作品解説にも添えられていたりで、全体的にとても分かりやすい展示でした。ただ、同じ場面を色々な時代や絵師の方の作品、また色々な工芸手法でも描かれているので、できればこの段この場面、というくくりで集め並べて展… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
towatowaさん、黒豆さん

5.0

伊勢物語に因んだ代表的作品から個人蔵の優品迄

10年前に出光美術館で似たコンセプトの展示があり、また観てみたいと思っていたら、ありがたいことに根津美術館で開催してくれました。絵画多めなのも嬉しい❗️伝宗達の色紙、岩佐又兵衛の旧金谷屏風、樽屋屏風の優品ズラリ、全国から集められた作品のチョイスも秀逸です。庭園の紅葉も見頃を迎え散策も一興。オススメ展覧会です❗️

THANKS!をクリックしたユーザー
kamakura23さん、karachanさん、Camdenさん、uchikoさん、morinousagisanさん
  • 5
  • BY TK

3.0

根津の伊勢物語

伊勢物語展、結構良かったです。

伊勢物語を紐解きながら日本美術に紐付ける根津らしい実直な展示になっています。
古筆、絵巻、土佐派、住吉派の大和絵、宗達光琳抱一其一の琳派、岩佐又兵衛と絵師も作品も盤石の布陣。
宗達色紙や又兵衛作品が多めに見られるのが嬉しいかな。
久保惣の伊勢物語絵巻は建物のフォルムとトリミングがカッコイイ。源氏物語がモダンに進化した感じ。

ただ個人的な好みでいうとちょっと渋めでちょっと弱めの展示だったかなぁ。
伊勢物語なら八橋じゃないですか。八橋なら杜若じゃないですか。
杜若なら光琳でも抱一でもスゴイ作品あるじゃないですか。
そういったこれぞ!みたいな作品が見られると思っていたので盤石だけど鉄壁ではない感じ。

海外旅行客は相変わらず多かったけど今回日本人が多かったかなぁ。
イベントを開催していたからかもだけど。
在原業平ってそんなに人気なの?とそれが本展で真っ先に気になったことかな。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、karachanさん、ぷーながさん、エイミーさん、morinousagisanさん

4.0

在原業平サマの面白エピソード満載の『伊勢物語』!

『伊勢物語』でお馴染みの場面(筒井筒、高安の女、八橋、富士の山、行く水に数かく・・・)を題材とした絵画作品が勢揃い。
同じ場面を描いた作品も複数展示され、描き手による発想や技法の違いも楽しめ・・・
そして、絵巻の中に「仮名文字」で記された「物語」の部分は、どれも読みやすい崩し方の大きな文字ばかり!(全てを読み尽くすこと、可能!)

業平サマ推しとしては、初日に伺いたい気持ち、抑えきれず・・・
1200歳のバースデーイヤー記念展覧会とは、サスガ根津サマです。

会場には、外国人の方が大勢・・・(日本人も併せて、みんな、展示室内でず〜っと喋り続けとる)。狭い第二室では、お喋りに加え、香水のニオイもキツク・・・(いつも不服)

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、黒豆さん、morinousagisanさん、ぷーながさん

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