財団創立85周年記念特別展
国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図
―光琳・応挙・其一をめぐる3章―

根津美術館

  • 開催期間:2025年4月12日(土)~2025年5月11日(日)
  • クリップ数:39 件
  • 感想・評価:2 件
財団創立85周年記念特別展  国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図  ―光琳・応挙・其一をめぐる3章― 根津美術館-1
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国宝 燕子花図屏風(左隻) 尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
国宝 燕子花図屏風(右隻) 尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵
重要文化財 藤花図屏風(左隻) 円山応挙筆 日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵
重要文化財 藤花図屏風(右隻) 円山応挙筆 日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵
重要文化財 夏秋渓流図屏風(左隻) 鈴木其一筆 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
重要文化財 夏秋渓流図屏風(右隻) 鈴木其一筆 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵
財団創立85周年記念特別展  国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図  ―光琳・応挙・其一をめぐる3章― 根津美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

現在、根津美術館が所蔵する国宝・重要文化財あわせて100件のうち、日本近世の絵画は3件のみ。尾形光琳の国宝「燕子花図屏風」と、円山応挙「藤花図屏風」、鈴木其一「夏秋渓流図屏風」の2点の重要文化財です。数は少ないながら、いずれも6曲1双の金屏風であり、全コレクションにおいて、文字どおり輝きを放っています。

工芸デザイナーでもあった光琳、写生画派の祖である応挙、江戸琳派の異才・其一。これらの屏風はいずれも、それぞれの画家の個性が最大限に発揮された代表作であるのはいうまでもありませんが、同時に、制作された時代や場所を違えながら、相互に画風的なつながりも有しています。ともに無背景の総金地に草花や花木を描く光琳と応挙。また其一の作品は、律動的なモチーフの配置の点で光琳の、写実性を備えた描写の点で応挙の影響が見て取れます。

本展は、こうした3件の屏風を中心に据えた3章構成とし、各々の真価を際立たせる、あるいはその魅力をさらに高める作品ととりあわせて、紹介します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年4月12日(土)~2025年5月11日(日)
会場 根津美術館 Google Map
住所 東京都港区南青山6-5-1
時間 10:00~17:00
  • ※ただし、5月5日(月・祝)~11日(日)(5月7日[水]休館)は19:00まで開館
    (いずれも、最終入場は閉館30分前まで)
休館日 月曜日、5月7日(水)
※ただし、4月28日(月)、5月5日(月・祝)、6日(振替休)は開館
観覧料 オンライン日時指定予約
一般 1,500円
学生 1,200円
  • ※障害者手帳提示者および同伴者は200円引き、中学生以下は無料
TEL03-3400-2536
URLhttps://www.nezu-muse.or.jp/

根津美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

根津美術館 根津美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

金屏風三作品

毎年、花の季節にあわせて開かれる『燕子花図』の展覧会。本展示では、メインの三作品は各章に分けてあり、場所を離して展示されていましたし、特に燕子花図と藤花図は、ぐっと引いてみることができるスペースのある配置で、ゆったり見ることができました。紙本金地着色、いわゆる金屏風は、展示室の明るさや照明の当たり方でニュアンスが変わるので、やはり肉眼で見る特別感があります。
そして、ここの美術館に来たら、庭園の散策も欠かせません。今回は混雑を避けるため、あえてカキツバタ開花前にきましたが、ツツジが咲き始めたり、モミジの小さな赤い花がそろそろプロペラみたいな羽になりそうだったり、足元には蕨やすみれも咲いていたり、さらにはカメの甲羅干しを見かけたりと、色々春が楽しめます。
展示に話を戻して、個人的に興味深かったのは展示室5です。季節に合わせた「女面の魅力-能「杜若」によせて-」で、その名の通り女面が展示されています。「能面のような顔」という表現が使われるようにひとくくりにされがちですが、髪の毛の表現や目元などの違いの解説になるほどと思うし、「般若」は女性が嫉妬による怒りや悲しみから徐々に人の姿を失っていく過程の面で、その前後の姿の面も見られて、いち女性としては複雑な心境ではあるものの観賞ではない、鑑賞の良い時間が過ごせました。

4.0

初の三役揃い踏み

正にコレでいいコレがいいを地で行くスゴイ展覧会。
光琳応挙其一の3つの屏風に加えて円山四条派、宗達派、狩野派、曾我派が脇を固める盤石の布陣です。
それらが全て根津コレクションオンリーということにも驚く。
応挙の藤花図も久々に見られて嬉しい。本当にイイ。国宝真っしぐら。最高。

イタビや府中市美のように企画力で勝負している展示に比べてちょっと大味かなぁと思わなくもないけど
作品力で捻じ伏せる豪腕根津美の魅力も感じられるし、それはそれで館それぞれの個性だなぁと。

で本展かなり混雑しています。
予約制ではあるけれど入館数を絞っているわけではないので観光客でいっぱいです。
事前予約というのは受付で並ばずにすむくらいの認識が良いです。
どの作品の前にも人が結構いるしお喋りも喧しいし快適というには程遠い感じです。
休日であれば16時以降が良さそうです。
まぁでもお祭りみたいな展覧会なので再訪します。

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Gregory1969さん、アバウトさん、morinousagisanさん

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出展作品・関連画像IMAGES

国宝 燕子花図屏風(左隻) 尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

国宝 燕子花図屏風(右隻) 尾形光琳筆 日本・江戸時代 18世紀 根津美術館蔵

重要文化財 藤花図屏風(左隻) 円山応挙筆 日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵

重要文化財 藤花図屏風(右隻) 円山応挙筆 日本・江戸時代 安永5年(1776) 根津美術館蔵

重要文化財 夏秋渓流図屏風(左隻) 鈴木其一筆 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵

重要文化財 夏秋渓流図屏風(右隻) 鈴木其一筆 日本・江戸時代 19世紀 根津美術館蔵

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