5.0
ついに来訪 Part3
DIC川村記念美術館のみなさま
開館の2か月の延長、送迎バスの増便、ありがとうございます。
おかげさまで、最初で最後になりましたが、来訪することができました。
ステンドガラスが美しいエントランス、印象派から現代アートまで幅広の作品達、きれいに手入れされたヨーロッパの田園風の庭園(池には白鳥と鴨が!)、別棟のギャラリーにはこれまでの特別展のポスターが飾られ、奇跡的に予約できたランチは庭園を眺めながらお料理を堪能、美術館→ランチ→庭園→美術館 とほぼ1日、たっぷり過ごしました。
一番の目当てはレンブラントの「広つば帽を被った男」。専用の展示室(102室)に静かに展示されてました。白いレースの襟の繊細なこと。額も豪華で、横からみるとうっすら文字らしきものが見え、左右、正面、どこから見ても視線が合うよう気がして、絵の中から見つめられている気持ちになりました。
版画や写真、ドローイングが壁一面に並んだ110室は、作品数に圧倒されましたが、画家さんを当てる謎解きのような楽しさも。
ロスコ・ルーム(106室)は、洞窟の中にいるような不思議な空間でした。
どの展示室にも解説がなく(スマホで聞く?読める?)、うーんなんというか自然に作品に吸い寄せられ対峙しているように思いながら、回りました。
展示の最後に掲げられた結びのメッセージの「作品自体に語らせる展示」に納得、「奇跡」に頑張って(片道2時間強)来てよかった、とうるっとしました。
先日、ロスコ・ルーム等現代美術の国際文化会館への移転が発表されました。
印象派やレンブラントの作品がどうなるのか・・・また六本木で再開できることを祈ってます。