DIC川村記念美術館 1990–2025
作品、建築、自然

DIC川村記念美術館

  • 開催期間:2025年2月8日(土)~2025年3月31日(月)
  • クリップ数:23 件
  • 感想・評価:6 件
DIC川村記念美術館 1990–2025 作品、建築、自然 DIC川村記念美術館-1
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展覧会ポスター
101室 印象派からエコール・ド・パリへ
102室 レンブラント・ファン・レイン
撮影:渡邉修
ロスコ・ルームへと続く廊下
撮影:高橋マナミ
200室
撮影:高橋マナミ
木漏れ日が差す廊下
撮影:高橋マナミ
ムーア彫刻と広場 
撮影:高橋マナミ
DIC川村記念美術館 1990–2025 作品、建築、自然 DIC川村記念美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

1990年に千葉県佐倉市の緑豊かな北総台地に開館し、34年にわたり、移ろう季節とともに活動を続けてきたDIC川村記念美術館が、館内の全ての展示室を用いてコレクション展示を行います。

「環境・建物・作品の3つの要素の調和」は、美術館の理想の姿として設立時に示されたものですが、時とともに「作品、建築、自然」の三要素として再定義され、今現在まで指針としてきました。企画展やイベントの新鮮な魅力と比べ、変化の少ないコレクション展示は、ともすると注目されにくいものですが、三要素の融合が最も純粋な形で現れる場として、DIC川村記念美術館では開館以来何よりも大切にしてきました。

個々の作品の存在を受け止め、鑑賞する個人との語らいが生まれるよう細部まで熟慮された建築は、それぞれ全く異なる意匠を持つ11の展示室を基本として設計されました。島々のように連なる展示室は、光の零れる窓のある廊下で結ばれます。屋外の自然を感じ、眼と心の休息を促すことで、次なる作品との出会いに気持ちを整えてくれるでしょう。

美術館の建築は作品と自然を媒介し、訪れる人を迎える箱です。30年以上におよぶ活動の中で多層の「出会い」の場を生み出してきたDIC川村記念美術館が、この機会に基本に立ち返り、美術館と対話をしながら、約180点のコレクション作品を展示します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年2月8日(土)~2025年3月31日(月)
会場 DIC川村記念美術館 Google Map
住所 千葉県佐倉市坂戸631
時間 9:30~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日、2月25日(火)
※ただし2月24日、3月31日は開館
観覧料 一般 1,800円
学生/65歳以上 1,600円
高校生以下 無料
  • ※障害者手帳をお持ちの方と付き添い1名 無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://kawamura-museum.dic.co.jp/

DIC川村記念美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

DIC川村記念美術館 DIC川村記念美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ついに来訪  Part3

DIC川村記念美術館のみなさま
開館の2か月の延長、送迎バスの増便、ありがとうございます。
おかげさまで、最初で最後になりましたが、来訪することができました。

ステンドガラスが美しいエントランス、印象派から現代アートまで幅広の作品達、きれいに手入れされたヨーロッパの田園風の庭園(池には白鳥と鴨が!)、別棟のギャラリーにはこれまでの特別展のポスターが飾られ、奇跡的に予約できたランチは庭園を眺めながらお料理を堪能、美術館→ランチ→庭園→美術館 とほぼ1日、たっぷり過ごしました。

一番の目当てはレンブラントの「広つば帽を被った男」。専用の展示室(102室)に静かに展示されてました。白いレースの襟の繊細なこと。額も豪華で、横からみるとうっすら文字らしきものが見え、左右、正面、どこから見ても視線が合うよう気がして、絵の中から見つめられている気持ちになりました。

版画や写真、ドローイングが壁一面に並んだ110室は、作品数に圧倒されましたが、画家さんを当てる謎解きのような楽しさも。
ロスコ・ルーム(106室)は、洞窟の中にいるような不思議な空間でした。

どの展示室にも解説がなく(スマホで聞く?読める?)、うーんなんというか自然に作品に吸い寄せられ対峙しているように思いながら、回りました。
展示の最後に掲げられた結びのメッセージの「作品自体に語らせる展示」に納得、「奇跡」に頑張って(片道2時間強)来てよかった、とうるっとしました。

先日、ロスコ・ルーム等現代美術の国際文化会館への移転が発表されました。
印象派やレンブラントの作品がどうなるのか・・・また六本木で再開できることを祈ってます。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

5.0

閉館は寂しいけど、新たな再出発に期待しています

美術館の建物に向かう途中にギャラリーがあって、これまでに開催された企画展のポスター、チラシ、カタログが展示されています。
開館と同時に開催された第1回の展覧会の副題は「レンブラントからステラまで」でした。やはりレンブラントの≪広つば帽を被った男≫、フランク・ステラの大型作品が目玉作品として開館したんですね。さすがに開館当初は行っていません。
比較的最近の展覧会で印象深かったのは「カラーフィールド 色の海を泳ぐ」でした。ステラと同じ潮流のアーティストの大型作品が並んで壮観でした。

展覧会の作品リストはネットで閲覧する方式ですが、代わりに紙媒体で配布されていたのが館内マップ。建物、展示室の見取り図と共に、各展示室、さらには階段や廊下についてまで解説が書かれているんです。
個性的な展示室から構成されているのが、この美術館の特徴ですが、特定の作品を展示するために設計した部屋があります。
まずロスコルームとして使われている106室。マーク・ロスコのシーグラム壁画 7点を展示するために造られました。ロスコルームもこれが最後かと感傷にふけっていましたが、その後のニュースで都心に移転した際にはロスコルームを設けるとのうれしい情報を知りました。良かった!!
もうひとつ特別な展示室が200室。ロスコルームの真上に位置して、左右に大きなガラス窓がある開放的な部屋ですが、バーネット・ニューマンの≪アンナの光≫という作品を展示するために設計されたそうです。この作品は何年も前に売却されたのですが、今回の展覧会では「建物を作品に返す」意味を込めて、あえて展示を行わなかったと解説されています。空っぽの展示室を鑑賞するというユニークな演出です。

コレクションの作品を鑑賞して、どれが今後売却されるのか、残すのか?というのが、気になってしまいます。
こんな個性的な美術館が閉館してしまうことは寂しい限りですが、都心に移転してからもそのスピリッツを継承してもらえることを祈りたいです。

THANKS!をクリックしたユーザー
mio_sprさん、karachanさん、アバウトさん、Sukekiyo-Acckermanさん

4.0

最後ということで・・・

人間の真理でいつでも行けると思うとなかなか行けず、最後となると、なんとしてもこれは行こう、これは見逃してはいけないと思い、伺うことが出来ました。

有名な「ロスコ・ルーム」は期待どおりで大変感動しました。

今まで、様々な展覧会で、単発のロスコ作品は見てきましたが、何がそんなにいいのか、イマイチわからなかったのですが、その答えが今回はっきりとわかり大変スッキリしました。

ロスコ・ルームは薄暗い部屋で大きな作品の前に立つと、現実の空間と絵画の世界の境目がなくなり没入。絵の世界に包まれる感覚になりました。この感覚を体験でき、この絵の装置的役割を理解できました。そう考えると、写真や映像では絶対に分からない、その場にいかないと感じることができないものがあると感じ、行って良かったと思いました。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん、mio_sprさん、yadakougaさん、Camdenさん、でれっとたんさん、他3人

5.0

大好きなコレクション。

先に情報を。
来訪は2/22(土)です。

・バスはいつものではなく、大型バスを用意して下さっていて、京成佐倉〜JR佐倉というコースではなく、京成佐倉から美術館へ直行でした。たぶんJR佐倉からも直行かと思われます。(平日はわからない。)始発に間に合いましたが長蛇の列で、ギリギリ全員乗れた感じで、その後は乗り切れない人がでているのでは?と思いました。
・オープンと同時に中に入り、すぐ茶室に向かい、QRコードを読み込んで予約しようとしましたが、午前中は瞬殺で、もたもたしていた自分はアウトでした。利用したい方はまず1番に予約を!
・ロッカーも瞬殺。
・「初めて来たけど〜⋯」という声があちこちから聞こえてきて、鑑賞に慣れてないのか変な動きをする客が多かったです。ぶつからないように注意!私はバンバンぶつかられました⋯
・と言っても室内ぎゅうぎゅうと言うほどでもなく(なのにぶつかってくる)、朝一で行ったのでまだ鑑賞に支障はない位でした。
・ただいつもの静かな環境は望めず、絶えず誰かがしゃべくってざわついてますので、そこは覚悟を⋯。ロスコルームであの騒がしさはないよなぁ…(泣)
・ロスコルーム、人が切れませんでした。好きな方は最初に楽しむのもありかもしれません。
・13時20分のバスで帰る時も、駐車場はギリギリ満車ではなかったです。
・本館ではなく、ギャラリーにも展示があります。お見逃しなく!私はバスの中で「あっ!!」となり、やらかしました(泣)。

上記は先週の話なので、この場所が好きな方ほどお早めに来訪されて下さいね!

神奈川の端っこから交通費往復3000円、片道3時間以上かけても、なるべく企画展毎に通っていました。
それほど好きな美術館でした。
たくさんの素晴らしい作品を見せて頂き、たくさんのことに目を開かせて頂き、本当に感謝しています。
私はたくさんお金を落とすような良い客ではなかったかもしれませんが、来館者数に貢献したいといつも思っていました。
中の人達にそのことが伝わってほしいです。

ロスコルームを閉じなきゃならない、というのが、日本人として恥ずかしくてたまらない。
何がアート大国だよ、と思っちゃうよ…
今回日本画が出ておらず、それも気になって「もうないのかな…」と悲しくなりました。
このコレクションがこの並びで見られるのが最後だなんて信じたくないです…
もう一回行き… Read More

THANKS!をクリックしたユーザー
mio_sprさん、Camdenさん、yoshitoyoさん、Sukekiyo-Acckermanさん、karachanさん、他3人

5.0

マーク・ロスコを記憶に残しておきたくて

数年前にマーク・ロスコをどうしても見たくて初めて来館してから今回で2度目の訪問でしたが残念ながら今回で最後になってしまいました。
連休の初日でしたので午前中からかなりの方が来館されていましたが、みなさん口々に閉館を残念がっていらっしゃいました。私も今回改めて一連の所蔵作品を眺めてみてみなさんと全く同じ感想を持ちました。

今後、所蔵作品の75%を売却されて都内に縮小移転の予定とのことですが、よりたくさんの方がアプローチしやすい場所で一部であってもこの作品を見ることが出来ることを(完全閉館ではなく)良かったと感謝すべきなのかもしれません。

DIC川村記念美術館 関係者の皆様 
35年の長きにわたりありがとうございました。またロスコを見られるといいな・・と勝手に期待しつつ?都内での展示再開を楽しみにお待ちしています。

THANKS!をクリックしたユーザー
yoshitoyoさん、karachanさん、さいさん、にゃんちゅうさん

5.0

今までの思い出に浸れる展覧会でした

日本で一番好きな美術館で十数年通っていました。閉館の報を聞き居た堪れない気持ちです。
ゆったりしたここの美術館が好きで3月は混みそうなので2月半ばに訪問。
所蔵品のみの展示でした。
これまでに何度も観て来た絵が今日で見納めになることが悲しくて堪らなかったです。
ここで知り大好きになったコーネルとサイ・トゥオンブリーの作品が今日も見れて幸せでした。
展覧会の出口にあった美術館からのメッセージには泣きそうになりました。
ここで過ごした美術体験は一生忘れません。
都内での縮小営業がどんな形になるかはわかりませんが、今までと同じく斜め上に行く展覧会を開催してくれば嬉しいです。

駐車場から自然豊かな小道を抜ける下り坂、パッと池が見えて開ける瞬間、その次にひっそりと見えてくる美術館の建物。
あのアプローチがたまらなく現実から引き離されて行く感覚がたまらなく好きでした。
是非晴れた日に散策しながら残り少ないこの美術館の最後を見送ってあげましょう。

THANKS!をクリックしたユーザー
mio_sprさん、さいさん、にゃんちゅうさん、karachanさん、アバウトさん、他2人

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出展作品・関連画像IMAGES

展覧会ポスター

101室 印象派からエコール・ド・パリへ

102室 レンブラント・ファン・レイン
撮影:渡邉修

ロスコ・ルームへと続く廊下
撮影:高橋マナミ

200室
撮影:高橋マナミ

木漏れ日が差す廊下
撮影:高橋マナミ

ムーア彫刻と広場 
撮影:高橋マナミ

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