山王美術館コレクションでつづる
エコール・ド・パリ展

山王美術館

  • 開催期間:2025年3月1日(土)~2025年7月31日(木)
  • クリップ数:43 件
  • 感想・評価:7 件
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-2
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-3
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-4
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-5
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-6
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-7
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-8
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-9
マリー・ローランサン≪少女たち≫1929年、山王美術館
マリー・ローランサン≪真珠で装うエヴァリン≫1936年、山王美術館
モーリス・ユトリロ≪サン=リュスティック通り(モンマルトル)≫1919年頃、山王美術館
モーリス・ユトリロ≪雪のサン=リュスティック通り(冬のサクレクール)≫1940年頃、山王美術館
アメデオ・モディリアーニ≪ほくろのある女性≫1906-1907年頃、山王美術館
ジュール・パスキン≪コートのマリネット≫1927年、山王美術館
モイーズ・キスリング≪路上の女性≫1916年、山王美術館
モイーズ・キスリング≪庭園の裸婦≫1947年、山王美術館
モイーズ・キスリング≪ドリー≫1933年、山王美術館
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1
山王美術館コレクションでつづる エコール・ド・パリ展 山王美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

20世紀はじめ、「芸術の都・パリ」には、世界各地から多くの芸術家が集いました。若き芸術家たちは、モンマルトルの「バトー・ラヴォワール(洗濯船)」や、モンパルナスの「ラ・リューシュ(蜂の巣)」といったアトリエ集合住宅に集住し、交流を深めながら制作に励んだのです。

のちに「エコール・ド・パリ」と呼ばれた一群の芸術家たち。その多くは、フランス国外からパリへと渡り、モンパルナスを中心に集まった画家・彫刻家たちでした。ロシアのシャガール、スーティン、イタリアのモディリアーニ、ブルガリアのパスキン、ポーランドのキスリング、日本の藤田嗣治、さらにフランス人画家のユトリロやローランサンらが代表的な画家とされます。彼らは、特定の流派や美術運動のように、明確な芸術理論や主義のもと制作にあたったわけではありません。しかしながら、フォーヴィスムやキュビスムをはじめとする新たな芸術様式や理論に刺激をうけ、ときにはアフリカをはじめとする原始美術をも着想源としつつ、それぞれが母国の伝統や民族性に根ざした独自の表現を探究していきました。1920年代に最盛期をむかえ、第二次世界大戦により実質的な終焉を迎えますが、エコール・ド・パリの画家たちにより、多様かつ豊かな芸術がパリに花開いたのです。

本展では、山王美術館コレクションの中より、ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、パスキン、藤田嗣治、キスリングらの作品を展示します。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2025年3月1日(土)~2025年7月31日(木)
会場 山王美術館 Google Map
住所 大阪府大阪市中央区城見2丁目2番27号
時間 10:00~17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 火曜日 水曜日 
※ただし、4月29日、5月6日は開館
観覧料 一般 1,300円
大学・高校生 800円
中学生以下 500円(保護者同伴に限り2名様まで無料)
※学生証を要提示
TEL06-6942-1117
URLhttps://www.hotelmonterey.co.jp/sannomuseum

山王美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

山王美術館 山王美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

5.0

ワンフロア(4階)で「エコール・ド・パリ」を見回せる贅沢な空間です

世界各国から「芸術の都・パリ」に引き寄せられた芸術家たち。

同じ時代、同じ場所で活動した芸術家の作品がワンフロア一堂に集められているので、個性が一目瞭然です。

本展では特に作家を紹介するキャプションが充実しているように思います。

ローランサン、ユトリロ、モディリアーニ、パスキン、藤田嗣治、キスリングなどそれぞれの作家を丁寧に紹介してくれているので
各人がこの表現方法に至った経緯(色へのこだわり、他の作家からの影響、病気、孤独など)を自分なりの解釈で楽しむことができました。

本展のメインは4階ですが
本展に合わせたテーマで展示されている5階、3階の作品もとても素晴らしいです。コレクションの豊富さに感動しました。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

5.0

芸術家達の若き日々の葛藤や模索が窺い知れる

パリのモンマルトル、モンパルナスにはアトリエを兼ねた集合住宅が多々あり、世界各地から若き芸術家達が集まり交流し、刺激を受け、各々が自分の母国の伝統・民族性を加味し、独自の表現方法を探求していった結果、フランスはパリに多様で豊かな芸術が花開いたと思う。
そんな芸術家達(エコール・ド・パリ)の作品が、こんなに多人数見られるこの展覧会は圧巻でした。

深く印象に残ったのは、
モディリアニの「ほくろのある女性」。
度重なる引っ越しにも、他は処分してもこれだけは処分しなかったという作品。
これは初期の作品で、うすぬりでとてもリアル感がありました。
なぜ処分しなかったのか、そこが大変気になるところです。
キスリングの「路上の女性」は、建物と女性の遠近感(大きさ)に違和感があるといわれている作品ですが、確かに素人の目で見ても「なるほど・・・」と。
それが1916年の作品。
同じくキスリングの「ミモザとパンジー」。
黄が黄金色に見えてキラキラして眩しいくらいのエネルギー感じた。横の作品詳細に「300年後に見る人に私の今のこの制作時の、高揚感および喜びを見出し感じてほしい~云々」。
それを読んで鳥肌たちました。
そんな先のことまで考える芸術家ってそうそう多くはないだろうから。
この作品は、1937年作、まだ描かれて100年ほど、おそらく300年後といわず見た人に様々な感動をよぶことと思います。

マリー・ローランサンが赤と黄色が嫌いで初期は使用せず、晩年は好きになってつかうようになったという事は初めて知りました。
堂本印象・片岡珠子・川合玉堂の作品など、私が思わぬ人たちも展示されていて嬉しい限りでした。
誰がどの時期に渡欧していたか、年代グラフが親切丁寧に壁に貼付されていて、いつの年代に誰と誰がかの地で交流できたか等、そんなことまでわかるよう工夫されていました。
グッズ売り場の片隅に、ティーバッグのお茶など自由に飲める休憩場所もありました。

ここは、火曜日水曜日がお休みです。
そこは皆さん気をつけてください。

THANKS!をクリックしたユーザー
Camdenさん、アバウトさん

5.0

所蔵作品に圧倒されました。

確かにローランサンやキスリングの作品は素晴らしいのですが、留学経験画家の作品には
圧倒されました。特に横山大観の作品をあれだけ並べられるとただただ、見入るばかりで。単品ではいろいろな展覧会で拝見するのですが・・・・。すべて山王美術館の所蔵であることに2度目の驚きでした。金山平蔵氏の作品がもっと展示されていればもっと驚嘆したと思います。でも、
堪能しました。

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん

4.0

今回は、マリーローランサン推し!

いつも思います、山王美術館さんは自前のコレクションで企画展を開いているところに、すごいなと思う反面に他の美術館とコラボしたらもっとすごい企画展になるのではないかという思いです。
今回もエコール・ド・パリと言えば「藤田嗣治」こちらの作品をたくさんお持ちであることは知っていましたが、「マリーローランサン」も充実のコレクションに驚き、人生の変遷を色の変化で感じることが出来るぐらいのコレクションでした。もともとすきな色は「青、ピンク、緑、白、黒」で年を取ってから「黄」と「赤」も好きになったとのエピソードを感じることが出来ました。

THANKS!をクリックしたユーザー
黒豆さん、さいさん、アバウトさん

4.0

キスリングに出会いに

 偶然駅で見つけたこの展覧会のチラシに載っているキスリングの絵に出会いに訪れた。
戸外の木漏れ日の中で肌にも木漏れ日がちりばめれらた裸婦いや少女か。愛らしさと妖艶さが混じって何とも魅力的な絵だった。同じ裸婦でも陶器のような質感の肌の藤田嗣治と違って、両者を同じ部屋で見比べられる幸せも味わった。
 パリの画家だけでない。パリを訪れた日本の画家、パリから影響を受けた日本の画家の作品も多く展示されていた。その中で私が心惹かれたのは、岡鹿之助。絵本画家黒井健のような優しい画風だと 黒井健好きの私は近づいてじっくり見てみると、それは点描で描かれていることがわかって驚くとともに、それに費やされた膨大な時間と熱量に圧倒された。
また リニューアルした山王美術館も楽しめた。それはまた美術館の感想の方に記す。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん、morinousagisanさん

5.0

落ち着きある日本らしい美術館

初めて訪れましたが、優品を沢山所蔵されている良い美術館でした。エコール・ド・パリの国内外の作家の作品だけでなく、山王美術館の所蔵作品の全体像が理解できる充実した内容の展示でした。今後の展覧会も楽しみにしたいと思います。

THANKS!をクリックしたユーザー
karachanさん

REPORT

エコール・ド・パリから紐解く日本絵画

山王美術館は印象派からポスト印象派における西洋人画家の作品を多く所蔵していますが日本近代美術、特に日本洋画に強い美術館だと思います。

美術館は3階~5階に分かれていますが、5階と3階は常設展で計60点の日本画や日本の洋画が展示。…readmore

THANKS!をクリックしたユーザー
アバウトさん、eiroh613さん
  • VIEW573
  • THANKS2
  • BY 夢司

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿は、
こちらから。ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
大阪府で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

マリー・ローランサン≪少女たち≫1929年、山王美術館

マリー・ローランサン≪真珠で装うエヴァリン≫1936年、山王美術館

モーリス・ユトリロ≪サン=リュスティック通り(モンマルトル)≫1919年頃、山王美術館

モーリス・ユトリロ≪雪のサン=リュスティック通り(冬のサクレクール)≫1940年頃、山王美術館

アメデオ・モディリアーニ≪ほくろのある女性≫1906-1907年頃、山王美術館

ジュール・パスキン≪コートのマリネット≫1927年、山王美術館

モイーズ・キスリング≪路上の女性≫1916年、山王美術館

モイーズ・キスリング≪庭園の裸婦≫1947年、山王美術館

モイーズ・キスリング≪ドリー≫1933年、山王美術館

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE