菊池寛実記念 智美術館 Musee Tomo

菊池寛実記念 智美術館菊池寛実記念 智美術館

菊池寛実記念 智美術館についてABOUT Musee Tomo

菊池寛実記念 智美術館(きくちかんじつきねん ともびじゅつかん)は、現代陶芸のコレクターである菊池智(とも)が長年にわたり蒐集してきたコレクションを母体に、現代陶芸の紹介を主たる目的とし、2003年4月に東京・虎ノ門に開館した。

美術館はホテル・オークラのすぐ近くの虎ノ門の高台に立つライム・ストーンの外壁をもつ西久保ビルの地下1階にある。西久保ビルという名称は中世の時代に西久保城があったことに由来する。敷地内には、西久保ビル(2003年竣工)と大正時代に建てられた西洋館(国の登録文化財)、智の父でありこの地を拠点として活動した実業家・菊池寛実(かんじつ)のための持仏堂と和風の蔵が、百年ほどの歴史のある庭を囲んで都心の中に独特な空間を構成し、隠れ家的な雰囲気を醸しだしている。

1階の玄関ホールと地下の展示室を結ぶ螺旋階段室は、菊池智のアイデアによる空間で、壁面には銀の和紙がはられ、その上に書家の篠田桃紅氏の「いろは歌」の料紙が「真・行・草」の漢字をかたどったコラージュ作品としてほどこされているガラスの手摺りはガラス作家の横山尚人氏によるもので、天井からの光を受けて美しい曲線を描く。菊池寛実記念 智美術館は、随所に設立者である菊池智の美意識が反映されており、地下1階の展示室では暗がりのなかから作品が1点ずつスポットライトを浴びて姿をあらわし、作家の思いを受け止め、美しい作品と出会いを目指した展示が試みられている。

智美術館では、開館以来、「藤本能道(ふじもとよしみち)展」「十五代樂吉左衞門展」「小池頌子展」をはじめ、さまざまな企画展を開催。隔年ごとに開催している「菊池ビエンナーレ」は、現代陶芸の振興を目的としており、智美術館の主幹事業である。

利用案内INFORMATION

菊池寛実記念 智美術館 公式サイトURL
https://www.musee-tomo.or.jp/
所在地
〒105-0001 東京都 港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
TEL 03-5733-5131(代表)
最寄駅
日比谷線 神谷町駅 出口4bより徒歩6分
南北線 六本木一丁目駅 改札口より徒歩8分(改札口を出て正面左前方エスカレーターを乗り継ぎ一番上)
南北線/銀座線 溜池山王駅 出口13より徒歩8分
銀座線 虎ノ門駅 出口3より徒歩10分

<バス>「神谷町駅前」下車徒歩7分
都バス 渋88(渋谷駅前-新橋駅前)、橋86(目黒駅前-新橋駅前)、浜95(品川車庫前-赤羽橋駅前)
開館時間
11:00〜18:00 (最終入館時間 17:30)
定休日
月曜日 
※年末年始
※月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館。GWなどの月曜日を含む連休の場合は、連休明け平日が休館日
※展示替期間は休館 展覧会スケジュールをご確認ください。
入館料・観覧料
※展覧会により異なります。
開催展覧会情報をご確認ください。
割引クーポン
特になし
美術館名 よみがな
きくちかんじつきねん ともびじゅつかん

アクセスマップACCESS MAP

Googlemapで見る

菊池寛実記念 智美術館
〒105-0001 東京都 港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル  TEL 03-5733-5131(代表)

菊池寛実記念 智美術館についての感想・評価REVIEWS

4.0

ちょうど良い異空間

建物は高くそびえるビルですが、展示室は地下。
1階の受付を通ったあと、篠田桃紅氏の作品がコラージュされた螺旋階段を降りて展示室へ行きます。
広くはない展示室は、あまり”直線”のない特徴的な造りになっています。智美術館の場合、これくらいの広さがちょうど良い気がします(焼き物が展示されることが多いので、点数が見やすい量だと思います。)。

構造上仕方ないのですが、1階の喫茶室(昔はレストラン)の物音が「気になるか気にならないか」くらいの音量で聞こえますが、螺旋階段を通ってそれらの音は、どこか「今いる自分とは違う世界から届く音」のような感じがします。神谷町という東京の真ん中にある美術館ですが、違う時間の流れを感じる美術館、そして展示スペースです。

THANKS!をクリックしたユーザー
さいさん、itotomoさん

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
(展覧会についての感想・評価は、各展覧会のページよりご投稿をお願いいたします。
こちらは、「美術館」自体についての感想・評価の投稿欄となります。)
感想・評価を投稿する

菊池寛実記念 智美術館 開催展覧会情報EXHIBITION INFO

菊池寛実記念 智美術館にて、今後開催予定の展覧会

これまでに菊池寛実記念 智美術館で開催された展覧会

陶芸の進行形 展

陶芸の進行形 展

会期終了

会期:

本展は、1970年代から1980年代半ば生まれの世代を中心に25名の陶芸家をノミネートし、現在進行形の陶芸作品を紹介する展覧会です。 25...

河本五郎 反骨の陶芸

河本五郎 反骨の陶芸

会期終了

会期:

河本五郎(かわもとごろう 1919~1986)は表現としての陶磁器を追求し、その概念を推し広げた作家の一人です。1,000 年以上の歴史を持つ...

現代のやきもの 思考するかたち 菊池コレクション

現代のやきもの 思考するかたち 菊池コレクション

会期終了

会期:

やきものといえば、一般的には皿や鉢、花器のような形を真っ先に想像することでしょう。...

畠山耕治―青銅を鋳る

畠山耕治―青銅を鋳る

会期終了

会期:

畠山耕治(1956~)は鋳物(いもの)の歴史を持つ富山県高岡市を拠点に、青銅を素材とした鋳金(ちゅうきん)による造形に創造性を示してきま...

篠田桃紅 夢の浮橋

篠田桃紅 夢の浮橋

会期終了

会期:

篠田桃紅(1913-2021)は第二次世界大戦後、日本の書の可能性を大きく広げたひとりであり、「墨象(ぼくしょう)」と呼ばれる水墨抽象画の...

中里隆 陶の旅人

中里隆 陶の旅人

会期終了

会期:

中里隆(なかざとたかし 1937~)は、九州・佐賀県のやきものである唐津焼をルーツとしながら、国内外を自由に行き来し多様なスタイル...

三輪龍氣生の陶 命蠢く

三輪龍氣生の陶 命蠢く

会期終了

会期:

三輪龍氣生(みわりゅうきしょう 1940~/本名・龍作、十二代休雪)は、陶によるシンボリックかつ具象的な造形で、その時々の自身の心情を...

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

※あなたの美術館鑑賞をアートアジェンダがサポートいたします。
詳しくはこちら

CLOSE

こちらの機能は、会員登録(無料)後にご利用いただけます。

会員登録はこちらから
SIGN UP
ログインはこちらから
SIGN IN

ログインせずに「いいね(THANKS!)」する場合は こちら

CLOSE


がマイページにクリップされました

CLOSE マイページクリップ一覧を見る


がお気に入りに登録されました

CLOSE マイページお気に入り一覧を見る


を訪問済みに移動しました

CLOSE マイページ訪問済みイベントを見る

CLOSE

name

参考になりました!をクリックしたユーザー 一覧
CLOSE